ボブ・ディランの伝記映画が完成
この秋から冬にかけて、ボブ・ディランのバイオグラフィ映画『I’m Not There』が公開される。通常の伝記映画と違い、1人の俳優がディランを演じるのではなく、6人しかも女性を含んだ俳優/女優たちがそれぞれの時代の彼を演じている。
作品は、『Far From Heaven』の脚本でアカデミー賞にノミネートされたことがあるトッド・へインズが監督。クリスチャン・ベイル、リチャード・ギア、ヒース・レジャー、マーカス・カール・フランクリン、ベン・ウィショー、そして何故かケイト・ブランシェットがディランを演じる。
シンガー・ソングライターの神様ディランの映画だけに、サウンドトラックも重要な役割を果たしている。dotmusicによると、パール・ジャムのエディ・ヴェダーやヤーヤーヤーズのカレン・O、ソニック・ユース、ジャック・ジョンソン、スティーヴ・マルクマス、ロス・ロボスらが参加しているそうだ。映画と同タイトルのディランのトラックも収録される。
詩的で物語風にディランの半生を描いているという『I’m Not There』は来月、トロントやベニスの映画祭でプレイミア上映される。その後、世界各地で公開される予定。
Ako Suzuki, London







