髭(HiGE)は頭脳警察を超えるか!?

2月1日にデジタル配信のみで新曲「ドーナツに死す」をリリースした髭(HiGE)。同曲は2月17日から全国公開される、ウエンツ瑛士と中尾明慶主演の映画『キャプテントキオ』の主題歌となっているのだが、これがすごいのだ。
荒廃した未来都市・東京で生まれる“ロックと映画の寓話”的な内容の同映画は、映画オタクのフルタ(ウエンツ瑛士)と、ロック好きなニッタ(中尾明慶)の2人の高校生が主人公。彼らを中心に繰り広げられる、アナーキーでクレイジーなストーリー展開が見どころだ。
今注目の若手俳優2人が劇中で見せる、破天荒な活躍ぶりも見ものだが、それ以上に注目なのは、同映画の劇中歌だろう。
少年マンガを思わせるハチャメチャな世界を、ジャパニーズ・カウンター・ロックの源流、頭脳警察の楽曲を中心とした劇中歌が強烈に彩っている。扇愛奈による頭脳警察のカヴァー曲に加え、泉谷しげる×PANTAという、ちょいワルでは済まされない、奇跡の激ワル・コラボ楽曲まであり、もはや劇中歌を聴きにいくだけでも価値ありの映画なのだ。
頭脳警察といえば、1970年代に活躍したバンドで、世界革命を叫ぶなどの過激な歌詞が、当時物議を醸した。内容が過激すぎるため、1stアルバムが発売禁止になったほど。そんな衝撃的な劇中歌を差し置いて、映画をズガンと盛り上げているのが、主題歌である髭(HiGE)の「ドーナツに死す」だ。

同曲は、伝説的バンドの楽曲に負けず劣らず、シュールな歌詞と激しいサウンドが炸裂。映画公開日の2月17日には、この曲も収録された同映画のサウンド・ドラック『キャプテントキオ -SOUND AND MUSIC ALBUM-』がリリースされる。頭脳警察の楽曲ももちろん収録されているので、興味のある人は、ぜひチェックを。
髭(HiGE)をよく知らない、興味はあるけど楽曲をちゃんと聴いたことがないという人は、まずはBARKSで公開中の「ロックンロールと五人の囚人」のPVをチェックしよう。(■「ロックンロールと五人の囚人」PV視聴)
映画『キャプテントキオ』は、2月17日より渋谷シネマGAGA!、シネ・リーブル池袋ほかで全国ロードショー。自分の夢に向かってどう行動するべきか、男心をくすぐる小ネタ満載で描かれたこの作品、男性諸君は、まばたき禁止で見るべし!
◆リリース情報
サウンド・トラック『キャプテントキオ -SOUND AND MUSIC ALBUM-』
VICL-62249 ¥2,500(tax in)
2007年2月17日発売
映画『キャプテントキオ』公式サイト
http://captain-tokio.com/
髭(HiGE) オフィシャル・サイト
http://www.higerock.com/







