自然体のSoweluが贈る、キラキラの新曲「Dear Friend」 INTERVIEW




──そうなんですか!?
Sowelu:言ってることは本音なんだけど言葉使いとかがこう……まだ慣れてないのもあるんでしょうけど、ちょっと大人びた表現になったりして。共作した詞には相手から見た私のキャラクターも詰まってるわけだから、ああ、そう見えてるんだってしみじみしつつ、逆にそれが素の自分に近かったりするっていうのは何回か感じましたね。
──ということは、「Dear friend」は素のSoweluに近い?
Sowelu:素というか。今23歳なんですけど、この年齢の等身大が感じられる曲になったと思いますね。曲調も、詞も、ビジュアルも含めて。基本的に明るいので、そういう部分はかなりストレートに出せたんじゃないかなぁと思います。
──そう考えると逆に、ここ最近の作品はかなりクールでしたね。
Sowelu:そうですねぇ。結構どのジャケ写も別人のように違ってて。まぁ自分としても、次はどんなビジュアルでくるだろうって、ワクワク待っててもらえる立ち位置ではいたいんですけど。ただその、みんなは限られた情報の中でイメージを持つから、あんまりクールで完璧な感じを与え続けるのもどうなのかなぁと。もっと親近感の持てるアーティストになりたいって思い始めて。もっとナチュラルな感じ。普段の自分と変わらない雰囲気を伝えたくて。今回はそれが曲とすごく合ってたから自然に出すことができたんですよね。
──近くありたいというのは、受け手をハッキリ意識したからこその気持ちだと思うんですけど。
Sowelu:なんかこう、近くに感じられる方がよりイメージを膨らませて曲を聴けるじゃないですか。もちろん歌ってる自分と素の自分の違いは確実にあるけど、落差はつけたくなくて。だからSoweluを演じなきゃいけないっていうのはイヤだし、それをやってたら多分続かないなと思ったんで。なのに自分でそこに温度差を感じてしまったりとか、そういう部分で悩んだこともあったし、うん。それでもっと近くにいたい!って発想になってきたんですよね。
──そういう意味では、今回は1枚脱げた感じがしますね。
Sowelu:うん。また新しい世界になってると思います。
──例えば、今後さらにこんな曲をやってみたいとかってありますか?
Sowelu:あの、工藤静香さんの「Blue Rose」って曲があるんですけど。私、それをオーディションで歌って今があるんですね。もうぶった切ったことばっか言ってるんですよ。男に対して、女をなめてんじゃねぇよっていうような毒舌な歌詞だったのね。でもすんごい感情移入できちゃって(笑)。だからこそ歌ったわけですよ、一番自信があったから。それも根本にあるし、Soweluの作品に未だにそういうものが1曲もないっていうので、いいんじゃないかなって。また違った意味での女の子の共感を掴めると思うし。男女互いにね、異性に対して納得できないところって絶対あるから、そういう心に渦巻いてるものをリアルに歌ってみたいなぁって。
──すっごい聴いてみたい。そしてそれを街中で女の子が口ずさんでる絵柄が見たい。
Sowelu:フフフ。それいいっすね。
取材/文●山本祥子






