■インタヴュー後半

──WISEさんとの共演はどうでした？

YOSHIKA：WISE君は、彼がトラックメイカーのSONPUBさんとやってるアルバムで歌ってるのを聴いてから、“すごいカッコいい！”って好きになったんです。で、VERBALにそのこと言ったら、“WISEもYOSHIKAに会いたがってたよ！”なんて言ってて（笑）。“ほんとに～？”とか思いつつ実際に会ったら、本当にちゃんと私の曲も聴いてくれてたんですよ！　作品への参加も快諾してくれて。リリックもちゃんと曲を聴いて、男の子の気持ちをキチンと書いてくれました。

──VERBALさんとの共演には、面白いエピソードがあると聞いたんですが……。

YOSHIKA：VERBALには、早くからアルバムに参加してもらおうと思ってて。彼も参加したいって言ってくれてたんですけど、どの曲でやってもらうかは全然決まってなかったんです。それで、このアルバムが完成するすごい前にVERBALから突然CD-Rが送られてきて、その中には彼のラップが入った「Sunshine」のリミックス・ヴァージョンが入ってたんですよ。で、“これは何だ？”と。それで電話をして“聴いたけど、これどうしたの？”って聞いたら、“遊びでリミックス作っちゃった”みたいなことを言っていて。“いや、まだ何も話してなかったのに～”みたいな（笑）。

２ndシングル『Just Us』のPVはこちら

──それ、すごいですね（笑）。

YOSHIKA：それで“すごくいいからこのままアルバムでもやって欲しいな”って言ったら、本当にやってくれたんですよ。だから、この「Sunshine」は、あのVERBALが遊びで作ったラップみたいな（笑）。仕事じゃなく、彼のフリータイムをわざわざ使ってくれるなんて、嬉しいですよね。彼は「Sunshine」をすごく気に入ってくれてて、“俺、あの曲すごく好きなんだ”とは言ってたんですよね。でもそれで、まさかと思ってたら、ちゃんとラップが乗ってるんですよ。それはけっこうビックリしましたね。

──この１stアルバムはどんな人に聴いてもらいたいですか？

YOSHIKA：もう、私が選べるような立場ではないので、私のCDを手に取る人が私を選んでほしいなって思ってます。もし興味がある人はぜひぜひ聴いてもらいたいって思ってるし、ちょっとした日常のワンシーンを盛り上げる役として、構えずに気軽に聴いてもらえたらって思いますね。

──では、最後にバークスを見ている人にメッセージを。

YOSHIKA：すごく空気感を大事にして、みんながすっと入り込めるようなアルバムにしたつもりなので、ぜひぜひ聴いてもらいたいです。それと、これが私のスタートとなるフル・アルバムで、まずは“これがYOSHIKAだよ”っていう作品が出来たと思います。これからどんどん、みんなの生活にフィットするような曲を作っていきたいと思うので、よろしくお願いします。

取材/文●バークス編集部

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