ジョージ・ハリソンが自分はもうすぐ死ぬとG.マーティンにもらす?
英国からの報道によると、George Harrisonは自分はもうすぐ死ぬと周囲の人にもらしているという。Beatlesのプロデューサー、George Martinは7月22日付のThe Mail On Sundayで次のように語っている。
「彼はもうすぐ死ぬというのが分かっていて、死を受け入れようとしています」「Georgeはとても哲学的で、人は皆いつかは死ぬということを理解しているのです……彼は死期が近いことを知っていますし、それを快く受け入れようとしています」
HarrisonをはじめPaul McCartney、Ringo Starrといった元Beatlesのメンバーと40年近くも親しくしているMartinは、Harrisonは死ぬことについて特に問題を抱えてはいないと言う。
「彼は死をそれほど深刻にとらえていませんし、また、危機が過ぎ去ることを望んでいます。彼は不屈の精神の持ち主で……、これまでにも何度も死にそうになりましたが、その度に生きのびてきました」
ちょうど3週間前、Harrisonはスイスの癌クリニックで脳腫瘍の治療を受けていると発表があった。その時、彼は次のような声明を出している。
「体調は良好です。報道によって必要以上の心配をかけてしまったことを申し訳なく思ってます」
病院のスポークスパーソンは、「彼は5月と6月に治療に訪れました。回復していませんが、もう患者ではありません」と語っていた。
また、スイスのガン専門医、Dr. Franco Cavalliは「George Harrison氏は放射線治療を受けるためにこの病院を訪れました。彼は1ヶ月前にすべての治療を終え、私たちはそれ以上ここで治療を続ける必要がないと判断しました」と述べている。
The Mailには次のような医療情報が掲載されている。
“専門医によると、Harrisonは長期的にみると良くないらしい。Harrisonのケースのように悪性脳腫瘍は再発すると肺ガンよりも死ぬ確率が高い。治療したとしても大部分の患者は5カ月くらいしかもたない”
58歳になるHarrisonにとって今回の脳腫瘍は3度目のガンだ。彼は’97年に首に腫瘍ができたため手術をし、2つの放射線治療コースを受けた。昨年初めには肺にできた腫瘍を除去する手術を受けている。
Harrisonはまた、数年前にも生死を分ける状況に出くわしたことがある。’99年12月、英国にある彼の自宅に刃物を持った男が侵入し、胸を刺された。Harrisonの妻、Oliviaが金属製の暖炉の突棒で犯人を殴り、警察が取り押さえた。犯人のMichael Abramは精神異常を理由に無罪となり、現在は警備の整った精神病施設に収容されている。
Harrisonの米国のスポークスパーソンからのコメントはない。
Bruce Simon, New York LAUNCH.com







