【ライブレポート】髙橋真梨子「引退とは言ってないからね。またどこかで会える日が来たらぜひ会いに来てください」

2025.05.11 09:42

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髙橋真梨子の全国ツアー<卒業公演>のアンコールツアー<Mariko Takahashi Concert FINAL 2024-2025 EPILOGUE with Henry Band>全21公演のファイナル公演が、5月9日(金)東京国際フォーラムホールAにて開催され、全23曲2時間にわたるステージをもってついにフィナーレを迎えた。

このアンコールツアーは、2022年1月から2023年1月にわたって開催されたラストツアー完走後に、アンコールを望むファンの声に応える形で敢行されたもので、2024年10月12日(土)の東京・立川STAGE GARDENより2025年4月・5月の東京国際フォーラムホールA全4公演まで9都市21公演が約7か月をかけて開催された。


髙橋真梨子のツアー人生のファイナルを飾った東京国際フォーラムホールAは、2001年から25年にわたって立ち続けてきた場所で、今や髙橋真梨子にとって聖地とも言えるステージだ。

そんな慣れ親しんだ聖地で迎えた最終公演は、ソロデビュー曲「あなたの空を翔びたい」、続けて「桃色吐息」でスタート。最初のMCでは「とうとう最後のステージを迎えました!でも死ぬまで現役です!」「16歳でこの世界(スクールメイツから数えて)に入ってから60年。60年もよく歌ってきたな~って。皆さんの後押しがなかったらここまで歌ってこられなかった。ここ、国際フォーラムにも本当にお世話になりました。兎に角、感謝感謝です」と感慨深く語ると、「五番街のマリーへ」「遥かな人へ」「はがゆい唇」「グランパ」などの代表曲はもちろん、本人のルーツでもあるスタンダードナンバーや昭和名曲カバーなども挟みながらコンサートは終盤へ。


「今日も会場の皆さんから元気をもらいました。ありがとう!ありがとう!もう感謝しかありません。そしてヘンリーバンドも本当にありがとう」とバンドメンバーもねぎらいながらメンバー紹介。続けて「ごめんね…」「for you…」の2曲で本編はクロージングを迎えた。


その後、真っ白いドレスをまとってアンコールのステージに登場すると「今日は本当に最後、千秋楽。でも引退とは言ってないからね。引退は嫌。だから、またどこかで会える日が来たらぜひ会いに来てください。なので皆さんも元気でいてください、私も元気でいますから。60年間幸せでした」と感慨深くコメントし、ペドロ&カプリシャス時代の名曲「別れの朝」「ジョニィへの伝言」を披露。そして、音楽プロデューサーで旦那様のヘンリー広瀬のリクエストでアンコール・クロージング曲に選ばれた「ランナー」を歌い上げると、総立ちとなった会場に向けて感謝の気持ちを”手話”を交えて伝えた。


写真◎田中聖太郎

髙橋真梨子ラストツアー・セットリスト・アルバム『EPILOGUE tour 2024-2025』

VICL- 66011~66012(CD2枚組)全23曲収録 ¥4,000(税込)
DISC-1
1.あなたの空を翔びたい
2.桃色吐息
3.蜃気楼
4.五番街のマリーへ
5.OLD TIME JAZZ
6.Stardust
7.unforgettable
8.遥かな人へ
9.はがゆい唇
10.雲母の波
DISC-2
1.旅の宿
2.時の過ぎゆくままに
3.GLORIA
4.真っ白いシャツ~Lonely girl Lonely boy
5.Heart Breaker -波紋の渦-
6.無伴奏
7.フレンズ
8.グランパ
9.ごめんね…
10.for you…
11.別れの朝
12.ジョニィへの伝言
13.ランナー


◆髙橋真梨子オフィシャルサイト