【ライブレポート】Ryosuke Yamada、初のソロアジアツアーが台北で開幕

2026.09.09 10:00

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Hey! Say! JUMPのメンバーとしても活躍するソロアーティスト・Ryosuke Yamadaが、9月5日(土)、6日(日)の2日間、台北の会場「TAIPEI MUSIC CENTER」にて自身初となるソロアジアツアー<Ryosuke Yamada ASIA TOUR 2026 Red.Y>をスタートさせた。

アジアツアーの幕開けを飾る台北公演は両日ともにソールドアウト。2公演で計1万人のファンを動員し、大盛況となった。

日本国内でのソロドームツアーを終えたばかりの山田は、初のアジアツアーに向けてセットリ ストや演出を新たに構成。迫力ある映像や照明、ダンス、そして山田自身の表現力を存分に生かしたパフォーマンスで、台北会場を深紅に染め上げ、Ryosuke Yamadaとしての新たなステージの魅力を台湾のファンに届けた。

初のソロアジアツアーに万全の状態で臨むため、山田は公演日よりも早く台湾入りし、到着後も精力的にリハーサルに参加。先日幕を閉じた<Ryosuke Yamada DOME TOUR 2026 Are You Red.Y?>から曲順を組み替え、ファンから⻑年愛されてきたHey! Say! JUMPの歴代の代表曲も、アジアツアーならではのスペシャルメドレーとして再構成した。楽曲同士のつなぎからステージ上の動線、細かな演出に至るまで自ら確認を重ね、日本国内のドームツアーとは異なるステージをアジアのファンへ届けるべく、入念に準備を進めた。

そして、その準備の成果がついにTAIPEI MUSIC CENTERのステージで披露された。 場内が暗転し、巨大スクリーンにオープニング映像が映し出されると、会場は割れんばかりの歓声に包まれた。深いVネックで、セクシーな赤のステージ衣装に身を包んだ山田が、鮮烈な赤の世界の中に姿を現し、「RED」でライブの幕を開けた。

ステージ全体を通して貫かれたのは、鮮明な「RED」の世界観。大型LEDビジョンや幾重にも重なる照明、さまざまなステージ 演出によって空間の表情を次々と変化させていく。会場全体を深紅の光で包み込み、力強く刺激的なビジュアルで圧倒する場面がある一方、演出をあえて削ぎ落とし、山田一人に視線を集中させるシーンも。歌声、ダンス、表情そのものがステージの核となり、一人の表現者としての存在感を際立たせた。

グループでのステージとはまた異なり、大きなステージの中央に一人で立つことで、山田が⻑年培ってきた高い表現力がより鮮明に浮かび上がった。アップテンポなダンスナンバーでは、ダンサーとともにキレのある緻密なダンスを披露し、目まぐるしく変化するフォーメーションで観客を釘付けに。楽曲の世界観が変われば、視線や表情、歌声だけで会場の空気を一変させる。鋭い眼差しで大人の色気を漂わせたかと思えば、次の瞬間にはファンに向けて満面の笑みを見せるなど、次々と異なる表情を見せ、会場からは絶え間なく大きな歓声が上がった。

「アジアの夜」も今回のアジアツアーに向けて新たにアレンジされ、山田は深紅に染まったステージと鮮やかなコントラストを描く、きらびやかなブルーの衣装で登場。ダンサーたちと息の合ったパフォーマンスを披露し、音楽のリズムに合わせて山田の背後から幾重にも腕を広げ る“千手観音”のようなフォーメーションを展開。まるで一輪の深⻘の花がステージ上で一気に咲 き誇るかのような圧巻の光景で、観客を魅了した。

「Are you ready? Taiwan!」アジアツアーのためにリビルドされた内容も、台北公演の大きな見どころとなった。近年のソロ楽曲に加え、Hey! Say! JUMPの数々の名曲をスペシャルメドレーとして披露。時代を彩ってきた楽曲のイントロが次々と流れるたびに、客席からは大歓声が巻き起こった。日本でのドームツアーとは異なるセットリストと構成によって、国内ツアーの延⻑ではなく、初めてソロでアジアへ踏み出す山田のために新たに作り上げられたステージに。大切なすべての「Red.Y」(山田涼介のファンネーム)へ届ける、アジアツアーならではのスペシャルな時間となった。

MCタイムに入ると、山田は「大家好我是山田涼介!好久不見!(皆さんこんにちは、山田涼介です!久しぶりです!)」と現地語で挨拶をし、今回の台湾滞在中のエピソードをファンに紹介。台北公演の成功を祈願するため、この日の朝、「縁結びのご利益がある」といわれるお寺 (霞海城隍廟)を訪れて参拝したことを明かした。しかし、肝心のお寺の名前がなかなか思い出せず、約5,000人のファンに助けを求める一幕も。すると客席のあちこちから一⻫にさまざまな答えが飛び交い、山田は聞き取ろうと耳を傾けるものの追いつかず、思わず「みんな、まとめて喋って!(笑)」と呼びかけた。会場全体を巻き込んだ思わぬクイズ大会のような展開となり、微笑ましいやり取りに会場は笑いに包まれた。

さらに、山田のライブではすっかりおなじみとなっている「水分補給タイムの BGM」も、今回は公演地に合わせた特別バージョンに。山田が水を飲み始めると、会場には台湾らしさを感じさせる音が流れ、「なるほど、台北公演で水を飲むと、台北バージョンの音が流れるんだね (笑)」と笑顔を見せ、再び会場は大盛り上がり。何気ない水分補給の時間も、台北ならではの楽しい交流のひとときとなった。

台湾のファンとライブで顔を合わせるのはHey! Say! JUMPとして訪れた2019 以来7年ぶ り。山田はステージの隅々まで足を運び、アリーナからスタンドまでさまざまな方向へ手を振りながら積極的にファンとコミュニケーション。広い会場を、まるで一人ひとりのファンと直 接向き合うかのような距離感へと変えていった。一人でステージを背負う圧倒的な存在感、歌とダンスの中で見せる繊細な感情表現、そしてファンに向ける飾らない笑顔。そのすべてから、Hey! Say! JUMPとしての活動と並行しながら、近年ソロアーティストとしても歩みを重ねてきた山田の成熟と自信が感じられるステージとなった。

アンコールのラストには、台北公演に集まったすべてのファンへ「Bloomin’」を届け、7年ぶ りの再会を温かく締めくくった。楽曲の終盤では、歌詞の一部を現地語に変えて歌唱。「君を想うこの愛を、手のひらに抱える一輪の花にして」「これから先の道にも、変わらず君がいてほしい」といった想いを込めた言葉を、自ら現地語でファンへ届けた。思いがけない現地語での歌唱に会場からは大きな歓声が沸き起こり、「Bloomin’」は台北公演だけの特別な一曲に。山田からの心のこもったサプライズに、ファンも大きな感動に包まれた。

<Ryosuke Yamada ASIA TOUR 2026 Red.Y>台北公演は2日間ともにソールドアウトし、計1万人を動員。山田にとって初となるソロアジアツアーは、熱狂の中で最高のスタートを切っ た。台北公演を終えた山田は、このあとソウルへと向かい、9月26日(土)にバンコクでツアーファイナルを迎える。台北で灯された深紅の熱は、これからアジア各地へと広がっていく。