【インタビュー】唯美人形、「私たちが表現する美をもっと追求していきたい」

2026.01.15 12:00

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“耽美な世界で生きるお人形”をコンセプトに活動するアイドル、唯美人形(よみ:ゆびにんぎょう)。アイドル群雄割拠のこの時代に、“流行り”とは別の独特な世界観で活動している。

そんな唯美人形が昨年12月に1stシングル「秘密」をリリース。バズってなんぼのアイドルソング全盛期のいま、こちらの楽曲もそれとは真逆の世界観だ。

今回、この作品を機に唯美人形 初のインタビューを実施。彼女たちから語られる言葉から、このグループについて知ってみてほしい。

   ◆   ◆   ◆

──唯美人形としてはこれが初インタビューになるとのことですが、まずは唯美人形とはどんなグループなのか、そのコンセプトについて皆さんの口から説明していただけますか?

紫月なな:唯美人形は「耽美な世界で生きるお人形」をコンセプトに活動しています。日頃から美を追求して、どうしたら美しさを表現できるかなと考えたりしていますし、ライブでは自分の感情を手放して人形になることに徹底しています。

▲紫月なな

──確かにMVやライブを拝見すると、個々の感情を出すことのない徹底した世界観作りが印象に残りますが、その一方でSNSでは皆さん年相応の素の部分が出ていて、ギャップを感じました。普段の皆さんってどんな感じなんですか?

紫月:イベントライブではMCがなかったりするので、ファンの方たちとかたまたま観てくれたお客さんとかは私たちのことが全然わからないと思うんですけど、主催ライブだとMCがあるので、ちょっとわちゃわちゃした様子とかも見せていて。同じように「ギャップがすごいね」ってよく言われます(笑)。

蒼井メリッサ美華:楽屋でも結構喋るよね。

紫月:イベントのときだと、ほかのグループさんよりも喋ってるかもしれない(笑)。

──ある種の反動なのかもしれませんよね(笑)。この中だと水城さんが昨年8月加入と、一番新しいメンバーになりますが、水城さんから見た唯美人形の雰囲気っていかがでした?

水城琉衣:加入が決まってすぐに2人のSNSを、最初からさかのぼって全部チェックしたんですけど、2人とも圧倒的に顔がかわいいじゃないですか。「私、ここに入っても大丈夫かな?」と不安になったんですけど、加入してからちょっと打ち解けると、ななさんは全部の事象に対して本気だし、美華さんはそれを受け止める力があったので、安心してそこに身を委ねようって思いました。

紫月:嬉しい。初めて聞いたので、ちょっとウルッときました。

蒼井:こんな話、普段はしないもんね。

水城:なので、ちょっと恥ずかしいです(笑)。

──せっかくの初インタビューなので、皆さんの口から「このメンバーはこういう子です」と紹介してもらえますか? まずは蒼井さんについてお願いします。

紫月:メリッサとは出会ってからもう2年経つんですけど、すごくピュアで可愛らしい面がある一方で、いまだに掴めないところがあるという不思議ちゃん。最近になっていろいろわかってきたなと思うものの、「そういう考え方をするんだ」とかまだまだ知らない一面に驚くこともあいます。

水城:グループでは先輩なんですけど年齢では年下なので、年相応の妹らしい可愛らしさがあるというか。それでいて、ちょっと達観しているところもあるので、そのギャップが面白いなと思っていつも見ています。

紫月:ステージ上でも、感情を出さずに無の心境で立つのって結構難しくて、私はそのときの自分の気持ちとかライブに対する熱量とか出過ぎちゃうタイプなんですけど、メリッサはいつどんなときでも感情を出しすぎずに、淡々とパフォーマンスするのがすごく上手だなって思います。

水城:瞳がすごく綺麗で、不思議な色をしているのもあって、照明が当たったときに瞳が見えるとドキッとして、心の内側を見透かされている気持ちになるなんです(笑)。

蒼井:そんなこと、今まで一度も言われたことなかった。恥ずかしい(笑)。

▲蒼井メリッサ美華

──続いて、水城さんについてお願いします。

蒼井:加入してきた時期は最近なんですけど、そう思えないくらい打ち解けるのが早かったんですよ。私のほうが先輩ではあるんですけど、優しくて柔らかい雰囲気をまとっていて、お姉ちゃん感もあるから、一緒にいて安心できる存在です。

紫月:メリッサはすぐ打ち解けたと言っていたけど、私は逆に最初は琉衣ちゃんとどうやったら仲良くなれるのかなといろいろ考えてしまって(苦笑)。でも、それも時間が解決してくれたというか、最近はすごく懐いてくれるようになったことで自然と打ち解けてきました。ステージに関しても、お芝居をやっていたのもあって、私には真似できないような表現の仕方をするので、そういう琉衣ちゃんの魅力がファンの人にも伝わっていたらいいなと思います。

蒼井:琉衣ちゃんのおかげで、今までの唯美人形になかった要素が加わったなと感じます。最初はライブ中も緊張気味だった気がしていたけど、どんどんステージを重ねるごとに琉衣ちゃんなりの表現がすごく見えてきて、私たちもいろいろ影響を受け始めているような気がしています。

──水城さん、顔がにやけていますが(笑)。

水城:褒められすぎて……まんざらでもないです(笑)。

▲水城琉衣

──では、最後に紫月さんについて聞かせてください。

蒼井:ななちゃんは最初、私にとって今まで出会ったことのなかったタイプの子だったんですけど、メンバーとしてずっと関わっていく中で、一昨年の10月に私とななちゃんの2人体制になって、そこから急に距離が縮まって。自分の気持ちをファンの方に伝えることが上手なところとか、人から頼られると嬉しそうにしているところとか(笑)、そういうななちゃんの性格とか内面がいろいろわかってきた気がします。

紫月:確かに、2人だけになったときは「私たちで唯美人形を作り上げていかなくちゃ」って、お仕事のことについて話す機会も増えましたし。

蒼井:そこで意見を交わすうちに、お仕事以外の話もするようになって、より関係性が密になりました。プライベートでも遊んだりするようにもなったしね。

水城:私は唯美人形に加入当初、自分の性格的にあまり素直になれなくて。最初は言われたことに対して、一発で受け止められないことが続いちゃったんですよ。そんなときにも、ななさんは思っていることを根気強く伝え続けてくれて。すごく自分の芯をしっかり持っている方なんだな、自分が置かれた環境をとばなさないように頑張って、周りをまとめていく力のある方なんだなと実感してからは、私もだんだん素直に受け取ることができるようになりました。あと、ライブにおいてもななさんは……言い方がよくないかもしれないですけど、こちらを殺しにくるような目をしていて(笑)。

一同:(笑)。

蒼井:わかる(笑)。ライブ中、目が合うところで結構ドキッとするし。

紫月:お客さんはもちろんですけど、たまにメンバーも殺そうとしてます(笑)。

水城:そういうところが、すごくカッコいいなと思います。それから、ダンスに関しても常に完璧で、私たちが間違えてしまったときのフォローだったり、全体を見る力に長けているなと感じる瞬間も多くて。

蒼井:確かに。そういう意味では、美意識がすごく高いんだろうなと思いますし、そのおかげで全体的なパフォーマンス力はどんどん上がっている気がします。

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