【速レポ】<LuckyFes’25>AKASAKI、GARDEN STAGEトップバッター「僕は紛れもなくトップになりたいです!」

TikTokのバズをきっかけに昨年2024年、「Bunny Girl」がバイラルヒットとなり、一躍Z世代のシンガーソングライターとして注目され始めたAKASAKIが、3日目のGARDEN STAGEのトップバッターとしてオンステージ。
自作曲の弾き語り動画の投稿からの活動スタートだったが、その後、ライブ活動も始め、今年2025年3月に成功させた初ワンマンライブを経て、現在、ライブアクトとしても急成長中。
そんな話題のシンガーソングライターのライブを一目見ようと集まった多くのフレンズ(LuckyFesの観客)が熱い視線を送る中、ライブはAKASAKIが17歳の時にTikTokに初めて投稿(その後2024年11月にリリースした)「今夜は君と」からスタート。昭和の歌謡曲を思わせるノスタルジックなメロディーとちょっとロウキーなボーカルが心地いい。フレンズが一斉にワイプで応える光景は彼らの中に曲がしっかりと浸透している証。


その印象は2曲目に早速披露した「Bunny Girl」も含め、最後までどの曲でも変わらなかった。その「Bunny Girl」は、世代によっては80’sのニューミュージックに通じる洗練を連想する人もいたかもしれない。真っ赤な衣装に加え、華やかなアクションから、見せるライブを意識していることが窺える。
「先月、19歳になりました。好きな食べ物はグミです。嫌いな食べ物は玉ねぎ。これ覚えてください。グミはどうでもいいから。そんな僕を知ってもらうために今日は歌います。みんなで一緒に歌いたいから練習しましょう。ラララ(と歌って)、シンギン!(フレンズのシンガロングを聴いて)いいじゃん!」となだれこんだ「薔薇と散る」は「ルーツ」同様、アーバンでファンキーなポップナンバーながら、サポートキーボーディストが奏でるピアノを含め、フレンズのハンドクラップを誘ったゴスペルのエッセンスも聴きどころ。そして、練習通りフレンズがワイプしながらシンガロング。GARDEN STAGEがひとつになる。

「波まかせ」と「夏実」。2曲続けて披露した夏曲は、ともにアーバンな魅力を湛えながら、キュートな前者とメランコリックな後者という差の付け方が曲作りの振り幅を見せつける。「夏実」のせつない歌の裏で熱を帯びていったバンドサウンドは、続く歌謡ファンクナンバー「徘徊」でさらに温度を上げる。
「僕は紛れもなくトップになりたいです! その第一歩として12月にアジアツアーをします。日本人ソロアーティストとして最年少です。うれしい。すごくない? 初めて見た人もいるかもしれないけど、ライブを見たからには今日、(アジアツアーのツケットに)応募してください。本気のお願いです!」

無邪気なMCも個性のうち。そして、「歌え!」と声を上げ、なだれこんだラストナンバー「爆速論理ness」。語呂を楽しませると言うか、言葉遊びを思わせる歌詞をたたみかけるようなメロディーに乗せる早口のボーカル、ギターの轟音とともにフリーキーになるバンドサウンドが印象づけるエキセントリックな魅力が前述した曲作りの振り幅をさらに際立たせる。
曲の最後はエンディングをキメるようにAKASAKIがジャンプ。そのままステージにぶっ倒れるというパフォーマンスでダメ押しするようにフレンズの記憶にライブアクトとしてのインパクトを焼き付けたのだった。
取材・文◎山口智男
写真◎緖車寿一
セットリスト
1. 今夜は君と
2. Bunny Girl
3. ルーツ
4. 薔薇と散る
5. 波まかせ
6. 夏実
7. 徘徊
8. 爆速論理ness
「ABEMA」では、LuckyFesの熱狂ライブステージを、
3日間にわたり無料・独占生中継!
見逃し配信は9月9日(火)23:59までお楽しみいただけます。
https://abema.tv/video/title/556-5
※一部アーティストは視聴対象外です
■<LuckyFes’25>
チケットページ:https://luckyfes.com/ticket/
オフィシャルサイト:https://luckyfes.com/










