【速レポ】<LuckyFes’25>Laura day romance、初出演。心地よく贅沢な時間をHILLS STAGEに

2025.08.10 17:45

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<LuckyFes>初出演となるLaura day romanceは、彼らの音楽性と見事にフィットした自然豊かなHILLS STAGEに登場。午後のまったりとした時間帯にLaura day romanceの独特な世界観に浸ろうと、多くのフレンズ(LuckyFesの観客)が会場に集まった。

◆ライブ写真

井上花月(Vo)、鈴木迅(G)、礒本雄太(Dr)にサポートメンバー3人(ギター、ベース、キーボード)を加えた6人編成で挑む今回のステージ。青い照明で包まれたステージに登場すると、礒本による軽快なビートに乗せて井上が「今日は楽しんで帰ってください」と告げ、「sad number」からライブをスタートさせる。芯がありながらも透明感や儚さを漂わせた井上のボーカルと、心地よさが伝わるシンプルなバンドアンサンブルが生み出すハーモニーは、若干の蒸し暑さが残る夏の午後に清涼感を与えてくれた。

続く新曲「ライター」ではシーケンス音にエフェクトのかかったリズム、無駄を削ぎ落としたバンドサウンドが重なり、独特のダンサブルさを構築。そこにまっすぐな歌が乗ることで、曲が進むに連れてエモみを増していく。この頃になると再び小雨がぱらつき始めるが、そんなことお構いなしと会場のフレンズはLaura day romanceの優雅なサウンドに身を委ね続ける。

小気味良いリズム感の「heart」では、井上がタンバリン片手に体を左右に揺すりながら気持ち良さげに歌唱。鈴木のスモーキーなスライドギター、グルーヴィーなオルガンサウンドもこの曲に華を添え、彼らならではの世界観が作り上げられていく。その後のMCでは、井上が「もっと暑いと思っていたんですけど、めちゃめちゃ過ごしやすい気候です」と笑みを浮かべる一幕も。そして、「Young life」にてライブを再開させると、ポップでキャッチーなバンドサウンドに乗せて力強いボーカルを会場中に響かせた。

間髪入れずに始まった「brighter brighter」では、ソローなリズムに合わせてムーディーなバンドアレンジを展開。甘く切ない井上の歌声に、鈴木が味わい深いギターフレーズを絡み合わせていき、このバンドらしいムードがHILLS STAGEを囲む自然に溶け込んでいく。こんな贅沢な時間を共有できた、この場にいるオーディエンスは間違いなく幸せ者と言っていいだろう。

短い時間であったが、次の曲で彼らのライブも最後。心地よい風が吹き込むHILLS STAGEで鳴らされる「リグレットベイビーズ」が、その場にいるフレンズを優しく包み込んでいく。そんな中、曲のエンディングでは感情を爆発させるようなギターソロを存分に披露して、会場に適度な熱を残してLaura day romanceの初<LuckyFes>は幕を下ろした。

取材・文◎西廣智一
写真◎今元秀明

セットリスト
1.sad number
2.ライター
3.heart
4.Young life
5.brighter brighter
6.リグレットベイビーズ

「ABEMA」では、LuckyFesの熱狂ライブステージを、
3日間にわたり無料・独占生中継!

見逃し配信は9月9日(火)23:59までお楽しみいただけます。
https://abema.tv/video/title/556-5
※一部アーティストは視聴対象外です

■<LuckyFes’25>
チケットページ:https://luckyfes.com/ticket/
オフィシャルサイト:https://luckyfes.com/

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