【速レポ】<LuckyFes’25>FRUITS ZIPPER、「観てくれているみんなが1番ラッキーだと思います!」

2026年2月1日に自身初となる東京ドーム公演の開催を発表したFRUITS ZIPPER。いまやアイドルシーンを飛び越え、東京ドームで単独公演を行えるトップアーティストへと駆け上がった彼女たちが、この日<LuckyFes’25>のステージに立った。現在、月足天音が活動休止中のため、櫻井優衣、鎮西寿々歌、松本かれん、仲川瑠夏、真中まな、早瀬ノエルの6人編成でのパフォーマンスとなった。

午後4時を過ぎの国営ひたち海浜公園は、強い西陽が照りつけるが、時折吹く風に心地よさを感じながら、数万人とも思える観客が彼女たちの登場を静かに待つ中、3周年アニバーサリー仕様の「Overture」が流れる。すると、ここまでの穏やかな空気感が嘘のような大歓声が湧き上がる。「Overture」に合わせてクラップが鳴り響き、そして“オイ!オイ!”の大コールが発生。それを合図にしたかのように、メンバーが登場すると、さらなる大歓声が上がった。
仲川が「楽しんでいきましょう!」と声を上げて、「NEW KAWAII」からライブはスタート。カラフルな振り付けに合わせ、6人は可愛らしさ全開で歌い踊る。途中、松本が「FRUIT ZIPPERを観てくれているみんなが1番ラッキーだと思います!」と語りかけると、会場からは歓喜の声が上がった。
続く「かがみ」もさらに可愛らしく、飛び跳ねるようにパフォーマンスをくり広げる。櫻井がキュートな歌声を響かせ、鎮西が思わせぶりな台詞を決めるなど、6人の一挙手一投足に会場からはさらに大きな声が上がり、ライブのテンションがぐんぐんと上がっていった。

真中が「新曲を◯✕△@□……」と曲紹介をかんでしまうというハプニングで会場を和ませつつ始まった新曲「ふるっぱーりー」は、4つ打ちビートのパーティーチューン。ここではクールな雰囲気を醸し出しながら、切れ味鋭くパフォーマンスをくり広げていく。背後のモニターには歌詞が映し出されていたが、観客はそれに合わせて一緒に歌い、大きなコールを捧げた。

「ラッキーポーズに小指を加えたポーズで振りコピしてくれたら嬉しいです」(真中)、「一緒に踊ってください!」(早瀬)と煽ってなだれ込んだ「Going!」は、疾走感あふれるバンドサウンドに乗せて6人がステージを思い思いに練り歩き、四方に手を振りながら高らかに歌う。サビで6人が手を掲げて左右に振ると、会場も一斉に手を振り、壮観な光景が生まれた。

さらに新曲「ピポパポ」を続ける。ここでは、会場の大コールを受けながら、賑やかかつ楽しげに歌い踊った。ラストは「NEW KAWAII」の歌詞を会場中で大合唱し、さらなる盛り上がると生まれると、続く「ぴゅあいんざわーるど」も冒頭から大合唱が発生。会場の熱気はどんどんと高まっていく。ここでも松本が「いつも一緒だよ!」、櫻井が「さあさあおいで」、鎮西が「迎えにきたよっ」と台詞をキュートに決めるたびに、感嘆の声が上がっていた。

ラストは、代表曲「わたしの一番かわいいところ」。冒頭で“みんなも知ってる曲”と説明していたが、6人が思い思いの“可愛い”を全力で表現すると、会場も楽しそうに踊り出す。フロアには家族連れの姿も多く観られたが、親子で一緒になって踊る姿も見受けられ、幸せな雰囲気に包まれる中、ライブは大団円となった。

新曲のハードなダンスチューンから数々のヒット曲を散りばめたセットリストは豪華絢爛。それは彼女たちの多彩な魅力を端的に伝えるものだった。東京ドーム公演という大舞台を控えた彼女たちの歩みは、さらに加速していくに違いない。そんな想いを抱かせる見事なライブだった。
取材・文◎竹内伸一
写真◎青木早霞
セットリスト
1.NEW KAWAII
2.かがみ
3.ふるっぱーりー
4.Going!
5.ピポパポ
6.ぴゅあいんざわーるど
7.わたしの一番かわいいところ
「ABEMA」では、LuckyFesの熱狂ライブステージを、
3日間にわたり無料・独占生中継!
見逃し配信は9月9日(火)23:59までお楽しみいただけます。
https://abema.tv/video/title/556-5
※一部アーティストは視聴対象外です
■<LuckyFes’25>
チケットページ:https://luckyfes.com/ticket/
オフィシャルサイト:https://luckyfes.com/










