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──「さくらんぼ」の大ヒットは予想していましたか?
大塚 愛:「さくらんぼ」はもう一人歩きしている感じですね。すごくいい曲なので、いっぱい広まればいいなとは思っていました。
──つい半年前まで普通の女の子だったわけですが、このヒットによって自分自身や周りの環境に変化はありましたか?
大塚:至って何にも変わってないです。でも、今まで連絡のなかった子から「愛ちゃん元気?」とか(笑)、そういうのはありましたね。すごく親しい友達とか、家族とかはむしろ冷静です。
──アルバムを聴いて、一つ一つの曲が非常に丁寧に作ってある印象を受けました。曲作りはいつごろから始めたのですか?
大塚:一番古い「Always Together」は17歳ごろ。一番新しいのは「雨の中のメロディー」で去年の6月ぐらいですね。
──レコーディングはいつ頃したのですか?
大塚:1月ぐらいから2月まで。でも、レコーディングは仕事の早いスタッフと一緒に、そんなに長時間はやらなかったから、あんまり忙しくなかったですよ。アレンジなどの準備は去年の12月ぐらいにやってました。
──そもそもシンガー・ソングライターを志したきっかけを教えて下さい。
大塚:やっぱり、お仕事するなら楽しく続けられるものがいいかな、あたし飽きっぽいので(笑)。 ──そう思ったのは何歳ぐらいのときですか?
大塚:短大入ったぐらいですね。将来のこと考えたりして。
──子供の頃からピアノを弾いていたそうですが、作曲はその頃からしていたのですか?
大塚:してません。初めて作曲したのは15歳の頃です。ピアノの先生から作曲の課題を出されたので。
──そこから作曲の楽しさに目覚め……。
大塚:課題なので全然楽しくなかったです(笑)。
──じゃあ高校時代は……。
大塚:全然普通の高校生でした。友達と遊んだり。
──普段はどんな音楽を聴くんですか?
大塚:なんでも聴きますよ。
──たとえば一番最近買ったCDは?
大塚:Tommy february6さんのアルバムです。
──一番好きなバンドや歌手っていうと。
大塚:一番はないですね。なんでも好き。
──このアルバムを聴いて、どのアーティストが好き、とか誰々の影響を受けているな、とか、そういうのを全く感じない不思議なアルバムだったんですよ。
大塚:何でも好きそうでしょ? えへへ。気が多いんです(笑)。
──「さくらんぼ」のビデオの中でギターを弾いてますが、ギターの方は?
大塚:5コードぐらい(笑)。やりたいと思ってがんばってみたんですけど、がんばれませんでした。
──恋愛の曲が多いと感じたのですが、大塚 愛にとって重要なテーマなのですか?
大塚:書きやすいというのはありますね。曲を書くときはとくにテーマはないんですけど、詩を乗せるとき、テーマが恋愛だと書きやすいというのはありますね。
──人生の中で生きてくうえでも恋愛は大事なテーマですか?
大塚:大事だと思いますよ。女は恋愛して綺麗になる。本当だと思います。
──じゃあ大塚さんもいっぱい恋愛をしてきて、それが曲に反映されているという。
大塚:そうですね、はい。
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