清春、最新アルバム『MELLOW』インタビュー

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──この後、ツアーも控えてますが。

清春:TOUR'05<天使の詩>といいまして。このアルバムを作って未来が見えたから、今までやってきたことも全部ありかなと。1stは暗いアルバムだったんですけど、その中に1曲だけ明るい曲が入っていて。『あの詩を歌って』って曲なんですけど。『あの詩~』の“あの”っていうのが“天使”なんですよ。それは僕が黒夢時代、ファンの子と一番つながりがあったであろう“あの曲”のことで。その曲のタイトルを和訳すると天使なんです。1stツアーは『あの詩~』にすごく救われたんですね。あの曲だけ光が見えてて。その光が見えた感じを2ndではやりたくて。『あの詩~』がどこに入ってもおかしくないアルバムを作りたいとも思って2ndができた。僕の現在、過去、未来を『あの詩~』がつないでくれた。今回のツアーでは過去の“あの”歌もやるし、もちろん『MELLOW』に入ってる歌もやるし、新曲もやる。現在、過去、未来、全部やる。このサイトを見て、パタリと僕の音楽を聴かなくなった人も、気が向いたら今回は見て欲しいな。

──音楽以外に発信しているファッションブランド<Charm Cult>はいかがですか?

清春:最初はロックっぽいものを作ろうって思ってたんですけど、いまはけっこう楽めでユルめ。普段着のイメージで作ってます。僕、普段はユル~い感じなんで。こっちもけっこう本職に近い勢いでやってます(微笑)。趣味はたくさんあったほうが人生、楽しいからね。

──趣味とか他にあったりします?

清春:どんどん仕事を趣味にしちゃってるので…ないね。古着とかも探しに行ったりするけど、それも自分のブランドのアイデアのためになってるから。収集癖は元々すごくあったんだけど、最近はないね。子供とかいると、自分のものが欲しいとか自分がやりたいことを極めるとかっていうような方向に気持ちがいかなくなるの

──それ、すごくよく分かります!(笑)

清春:順番だと思うんですよ。このサイト見てる人もね、自分ちのパパに対して“なんでこんな格好してるんだ”って思ってる人が多いと思うんだ。でもそれはオヤジだからなんですよ。その分、あなたがいい格好をしてるでしょ?ってことをいいたいね(一同笑)。それ順番だと思うの。僕は普通の人よりも洋服には興味あるけど、若い頃に較べたらジャラジャラつけなくなったし。普段着もどんどんパジャマみたいになってきてる(一同笑)。自分よりも子供服一緒に見に行って“これ欲しい”っていうのを買ってあげるほうに興味がいく訳ですよ。順番なんだと思うよ。

──ステージだけ見てると全然若く見えますが。

清春:僕も今年、37歳なのにね(笑)。

取材・文●東條祥恵


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