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スコットランド出身、マイク(Michael Sandinson)とマーカス(Marcus Eoin)のユニット、ボーズ・オブ・カナダ。若い時からテレビ・ドキュメンタリーや映画、サウンドトラックなどに多大な影響を受け、彼らが欠かさず見ていたNational Film Board of Canadaという映像制作会社のドキュメンタリーシリーズから自分達のバンドを“boards of canada”と名づけた。

'86年、マイクが仲間達とシンセ、ドラム、テープマシンを使って実験的な音楽をやっていたバンドに、マーカスがベーシストとして加入し、ハードミニマルなエレクトロニック・ミュージックを演奏するライヴ・バンドとして活動。メンバーも除々に増えていったが、'89年にはコアなメンバーが3人に絞られ、自分達のスタジオで音楽を作り始めた。それと同時にプロジェクター、フィルム、モニターなどを使い、ヴィジュアル面でも力をいれ、音楽とのシンクロを図りながら、パーティを行なうことで地元での知名度を上げていった。

そして'96年初頭、メンバーのクリスが脱退、その後以前にインディ・レーベルからリリースした「Twoism」が英マンチェスターのエレクトロニック・ミュージック・レーベル、スカムに届き、オウテカなどと共にライヴをやるなどして、その名は徐々に知れ渡る。

そして'98年、エレクトロニック・ミュージック界の名門レーベル、ワープ・レコーズと契約を交わし、スカムとワープのジョイント・リリースでアルバム『Music Has the Right to Children』を同年4月にリリース、このアルバムがUK、ヨーロッパで絶賛され、一気に注目を浴びる。その後、アメリカでもリリースされ、彼らの名前がワールドワイドに広がり、'99年も引き続き、様々な雑誌、メディアで再絶賛され、ライヴでの定評と共にその名が知れ渡っていった。2000年に出されたEP「in a beautiful place out in the country」は、日本でも多くの話題を呼んだ。