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89年、“スペースマン3”で活躍していたジェイソン・ピアースが中心となって結成。'91年に『LAZER GUIDED MELODIES』、'93年『FUCKED UP INSIDE』、'95年『PURE PHASE』と、次々にアルバムをリリース。ホーンやストリングスといったオーケストラ的サウンドが紡いでいく壮大な楽曲は、ピアースの眩惑的なヴォーカルと絶妙に織りあい、また、ノイズ・ギターやキーボード、ハーモニカなどの重層的なアンサンブルがよりサイケデリックな世界を強調した。

そして、'97年『宇宙遊泳 LADIES AND GENTLEMEN WE ARE FLOATING IN SPACE』をリリース。トリップ感満載のメロディと、狂気の沙汰とでもいうべきピンと張り詰めた緊張感、様々な情感を織り込んだ数々の楽曲は、各方面で高い評価を得て、代表作となる。

そして約4年の歳月を経て、スタジオ・アルバムとしては4作目となる最新作アルバム『LET IT COME DOWN』を2001年10月にリリース。もはや超えることはできないであろう、と囁かれていた『宇宙遊泳~』を凌ぐかのような、壮大かつ弧高の作品とも言える出来になっている。これは、ジェイソンにとっての今作は、スペースマン3から始まって約10年間の歴史を完結するものでもある。

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