GENE

カムデン出身。スティーヴ・メイソン(G)、スティーヴの兄(B)、マット・ジェイムス(Ds)からなる3ピース・バンド、スピンが母体。スティーヴ兄が交通事故で再起不能に陥り、ケヴィン・マイルスが新ベーシストに迎えられた後、マーティン・ロッシター(Vo)が加わり、'93年にGeneとしての活動がスタートする。'94年、シングル「フォー・ザ・デッド」でデビューするや、発売週にソールド・アウト。続く2ndシングル「ビー・マイ・ライト・ビー・マイ・ガイド」がインディー・チャートのNo.1に踊り出たのを期に、メジャー争奪戦が繰り広げられ、結果ポリドールへ。'95年、メジャー・デビュー・アルバム『オリンピアン』をリリース、UKチャートの10位にランク・イン。イギリスを代表するロック・バンドとして広く認知され、この年、初来日も果たす。'97年リリースの2ndアルバム『ドローン・トゥ・ザ・ディープ・エンド』も好評だったが、ブリット・ポップ・ムーヴメントの衰退とともに、'99年のアルバム『レヴェレーションズ』を最後にポリドールとの契約が打ち切りに。しかし2000年、バンド自らレーベルを設立。ライヴ・アルバムの自主制作を経て、本作のリリースに漕ぎついた。