ニュース・最新情報
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スティーヴ・ヴァイ、フランク・ザッパとのツアーでツアー恐怖症に
(C) Larry DiMarzioスティーヴ・ヴァイは1980年代、フランク・ザッパのバンドにギタリストとして加入し行われたツアーで、ツアー恐怖症になったそうだ。
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フランク・ザッパ、全編未発表音源から成るライヴAL『ザッパ 75:ザグレブ/リュブリャナ』10月14日発売
Photo by Rudiakフランク・ザッパと彼のバンドが75年に旧ユーゴスラヴィアで行った2公演から選り抜きのパフォーマンスを集めた、全編未発表音源から成るライヴ・アルバム『ザッパ 75:ザグレブ/リュブリャナ』が2022年10月14日(金)に発売する。
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フランク・ザッパ、ドキュメンタリー映画日本公開に合わせ映画サントラと『200モーテルズ』50周年盤の日本盤CD発売決定
Photo by John Williams各方面から高い評価を得たのフランク・ザッパドキュメンタリー映画『ZAPPA』が2022年4月22日に日本で公開される。
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フランク・ザッパ、初の遺族公認ドキュメンタリー映画『ZAPPA』4月日本公開&キービジュアル解禁
60年代以降、圧倒的な独創性とともに土星人サン・ラーやエルヴィス・プレスリー、ジョニー・キャッシュと並ぶ音楽史上最大規模のディスコグラフィを築き上げたアメリカの作曲家、編曲家、ギタリスト、ロック・ミュージシャンであり、あらゆる芸術における先駆であったフランク・ザッパ(1940.12.21-1993.12.4)。
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フランク・ザッパ&ザ・マザーズ、『ザ・マザーズ1971』50周年記念8枚組限定ボックス国内盤発売決定
フランク・ザッパ率いるマザーズが残した傑作ライヴ・アルバム『フィルモア・イースト1971年6月』の発売50周年を記念し、同時期のライヴ音源をCD8枚に収めた限定ボックス『ザ・マザーズ 1971』の日本盤リリースが決定した。
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フランク・ザッパのホログラム初公開。問題視されたポスターにコメント
来月、アメリカでホログラム・ツアー<The Bizarre World Of Frank Zappa>が開催される故フランク・ザッパのホログラムが初公開された。
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フランク・ザッパ、ホログラム・ツアーのラインナップを発表
ホログラム制作会社Eyellusionは、今年開催するフランク・ザッパのホログラム・ツアー<The Bizarre World Of Frank Zappa>のラインナップを発表した。
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フランク・ザッパ、ホログラム・ツアー開催を計画
ホログラム制作会社Eyllusionが、ロニー・ジェイムス・ディオに続き、フランク・ザッパのホログラム・ツアーを計画していることを明かした。
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フランク・ザッパのドキュメンタリー作品、発売決定
フランク・ザッパの活動歴史において最も重要な時代(1969年~73年)にフォーカスし、本人の様々な貴重映像や演奏シーン、そしてマザースのメンバーの証言にて構成されたドキュメンタリー作品『フランク・ザッパの軌跡 1969-1973』が遂に発表される。
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フランク・ザッパ、生誕75周年記念『ロキシー・ザ・ムーヴィー』爆音上映&「アルバム・ガイド大全」トークショーを開催決定
フランク・ザッパの伝説的なコンサートを収めた『ロキシー・ザ・ムーヴィー』が発売され、熱心なザッパ・ファンにとってこれ以上ない映像作品が登場した2015年秋。
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フランク・ザッパ蔵出し映像、ついに登場
ザッパ・ファンの間では長年の間リリースが待たれていた、フランク・ザッパ発掘作品が登場する。
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フランク・ザッパ、いわくつきの映像作品が遂にDVD化
フランク・ザッパのいわくつきの映像作品『ア・トークン・オブ・ヒズ・エクストリーム』が、ついにDVDとなって6月26日にリリースされる。
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フランク・ザッパ、54タイトルがデジタルで一斉配信
2012年8月20日、フランク・ザッパの54タイトルが一斉にデジタル配信スタートとなった。
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キャプテン・ビーフハート、死去
キャプテン・ビーフハートこと、ドン・ヴァン・ヴリートが金曜日(12月17日)、多発性硬化症とそれに伴う合併症により亡くなった。
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デヴィッド・ボウイ、新種クモの名前に
ドイツの専門家が発見したマレーシア産の新種クモに、デヴィッド・ボウイの名がつけれれた。
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CRAZY KEN BANDの小野瀬雅生、ギタリスト必携本を出版
現在、最新アルバム『ZERO』を引っさげ全国ツアー中のCRAZY KEN BANDだが、ハマのギター大魔神ことCRAZY KEN BANDのギタリスト小野瀬雅生が、初の著書となる「小野瀬雅生のギタリスト大喰らい ~炎のロック★ギタリスト大全~」(240P A5判 税込1890円)を出版した。
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ドゥイージル・ザッパ、ヴァイとともに来日決定
▲『ズート・アリューズ』1976年2月、フランク・ザッパ&ザ・マザーズ・インヴェンションが来日コンサートをしている。
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クラシック・ロック・アワーズ発表
月曜日(11月5日)、音楽誌『Classic Rock』が主催するClassic Rock Roll Of Honour Awardsが開かれた。
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ジェット、新作を語る
オーストラリア出身のジェットが、'03年のデビュー・アルバム『Get Born』に続く2ndアルバムについて語った。
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米議会図書館がソニック・ユースのアルバムを登録
ソニック・ユースの大ヒットアルバム『Daydream Nation』('88年) が米議会図書館の重要レコーディング物に指定された。
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アーメット・ザッパ、女優サルマ・ブレアと交際半年でスピード結婚!
アーメット・ザッパが女優セルマ・ブレアと交際半年でスピード結婚した。
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地下に眠るZappaの遺産……未亡人Gail Zappaインタヴュー
~地下に眠るZappaの遺産…… 新レーベルを立ち上げ、ライヴ音源のリリースを目指すGail Zappaこの地球上での極めて短い滞在の間に歴史の展開に新たな次元を加えた男、FrankZappa。
プロフィール・バイオグラフィ・リンク
Zappaは'40年にMaryland州ボルチモアで生まれた。初期に受けた音楽的影響としては、'50年代のR&Bやクラシック以降のアヴァンギャルド音楽が挙げられるが、中でも'20年代から('50年代までずっと)先見的なサウンド・スケープを描き続けた作曲家Edgard Vareseを特に好んでいた。カリフォルニアに移ったZappaは'64年にSoul Giantsというバンドに参加、後にこれをMothersと改名する。'66年にはVerveで最初のレコーディングを行なったが、この際にレーベル側がバンド名にOf Inventionを付け加えている。このThe Mother Of Invention(TMOI)の1stアルバム『Freak Out!』(Zappaの全リリースはRykodiscから発売中)は、R&B、風変わりなロック、社会派メッセージ、サウンド・コラージュの魅力を山盛りにした彼らの最高傑作の1枚である。『Freak Out!』はブっとぶには最高のレコードと言われたが、一度も薬物中毒にはならなかったZappaの意図した結果ではなかった。彼の実験への取り組みは熱烈な音楽家精神によるもので、人をびっくりさせたり奇妙なサウンドを追求することだけに興味があったわけではない。
'68年、そうしたヒッピー的なもの全体に対する蔑視をできるだけクリアに表明するために、彼は時代のトレンドを巧妙な形で葬り去った痛烈な『We're Only In It For The Money』('68)を発表。同年には初めてのコラージュ大作『Lumpy Gravy』もリリースしている。翌'69年にMothersは、さらに2枚の傑作をものにする。時としてこっけいだが演奏面では大胆な『Uncle Meat』と、大半がインストルメンタルの『Burnt Weeny Sandwich』だ。さらに同じ年、Zappaは後に数多く発表されるギターをフィーチャーした作品の第一弾『Hot Rats』も制作している。
'70年以降のZappaには問題も多かった。それでも中には極めてポイントの高い『Apostrophe』('74)といった素晴らしい作品もあった。だが、かつては刺激的で必要と思われたユーモアが、ゲイや女性、混乱した10代の若者たち(『Over-Nite Sensation』('73)の大ヒット以降は彼のオーディエンスの大半を占めていたのだが)、そしてFrank Zappa本人以外のあらゆる人々に対する彼個人の嫌悪感を反映したジョークで彩られることになってしまった。しかしながら一方で彼は、大オーケストラやアヴァンギャルド志向の小アンサンブルを用いて、自身のインストゥルメンタル音楽でも最良の作品をいくつか送り出していった。
Zappaには、ギターを中心としたアルバムにも数多くのリリースがある。ギタープレイヤーとしてのZappaは、彼のいくつかのペルソナの中でも最も好ましい人物だった。ギターを手にした彼からはマッドな音楽学者の表情は消え去り、代わりに雲に向かって吠え、ドキドキするような感受性を吐き出す豪放なロマンティストが現われるのだ。これはある意味では伝統的なもので、古典的なギターヒーローの最高のソロは殉教者の最後の言葉のように聞こえるものなのだ。だが、彼が創造したすべての音楽の中で、エモーショナルな核がごたくによってあいまいにされることなく表に出ているのが、この分野の作品であることは間違いない。最期までその作品に取り組み続けたFrank Zappaは、'93年12月4日にガンのため死去した。
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