ニュース・最新情報

プロフィール・バイオグラフィ・リンク

口悪い輩にして“近頃のR&Bは単に愛を歌った曲”という認識を巷で聞いたりもする中、Brian McKnightは、''90年代のもっとも誠実でロマンティックなソングライターとして熱い注目を集めている。

McKnightの躍進は、まさにミュージシャンにとっての夢の実現の物語そのものだ。''92年にセルフタイトル・アルバム『Brian McKnight』でデビュー、R&Bチャートの20位に見事ランクイン。''95年の2作目『I Remember You』はR&Bチャートの4位。そして3作目『Anytime』が、ついに1位を獲得。

一方、McKnightの成功は自然の帰結のようにも見える。5人兄弟の末っ子に生まれ、子供の頃から音楽に関わって育った彼のルーツは、なんとゴスペルやジャズだった(兄の1人Claudeは、ゴスペル・アカペラ・グループ、Take 6の創設メンバーの1人)。高校時代はジャジーなインストゥルメンタルを多数作曲し、17歳の時にはジャズ・フュージョン・アンサンブルを結成している。

その後、女の子を自分の部屋にこっそり忍び込ませたのを理由に、アラバマのオークウッド大学ハンツヴィル校を追い出されるが(Seventh Day Adventist派の原理に乗っ取った規則だらけの厳しい学校だったのが運の尽き)、逆に、そのおかげでますます曲作りに没頭。ここあたりが凡人とは違うところだ。当時19歳の彼が、ひと夏の間に書き上げた作品はなんと計65曲にものぼる。デモを聴いたMercury Recordsの幹部からは、2週間と経たないうちに契約のオファーが舞い込んだという記録的なエピソードも、まんざら驚く話でもないのだろう。

ライブ・コンサート・チケット