ニュース・最新情報
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ロス・ロボス、ウォー、ジャクソン・ブラウン、ザ・ビーチ・ボーイズなどLAアーティストのカバーAL『Native Sons』リリース
ロサンゼルスを拠点とするロス・ロボスは、常に彼らの周囲と彼らが故郷と呼ぶ場所に触発されてきたバンドである。
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ザック・ワイルド、ジミ・ヘンドリックスのトリビュート・ツアーに参加
2014年春に北米で行われるジミ・ヘンドリックスのトリビュート・ツアー<Experience Hendrix 2014 Tour>のラインナップが発表された。
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豪華アーティストによるQUEENのトリビュート・アルバム、10/19発売!!
甦る名曲の数々!豪華アーティスト参加!アーティストの個性溢れる珠玉のコンピ!!QUEENの名曲を豪華アーティストがカバー! Los Lobos, Jon Brion, The FlamingLips等のベテラン勢を始め、グラミーにノミネートされたJOSS STONE、SUM41やBE YOUR OWN PET(SUMMER SONIC 05出演)等の新人ラインナップまで網羅した豪華な内容。
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フジロック第二弾発表はベック、CKB、フーファイ!
先日ビーチ・ボーイズやダイナソーJRなどの出演が発表された、FUJI ROCK FESTIVAL '05だが、早くも第二弾の発表が行なわれた。
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Los LobosのメンバーRosasの妻の事件、裁判の日取り決まる
『Los Angeles Times』紙の報道によれば、Los Lobosのヴォーカル/ギタリスト、Cesar Rosasの妻を殺害した容疑者の裁判が、5月5日にロサンゼルス地方裁判所で始まるとのこと。
プロフィール・バイオグラフィ・リンク
Los Lobosを擁護する知的な理由は多々ある。たとえば、ロサンゼルス川の“向こう岸”から国際的スターダムへのアメリカンドリーム的出世。あるいはブルース、ロカビリー、R&B、カントリー、王道ロック、ジャズ、フォーク、テックスメックス、ノルテーナ、メキシカントラディショナルをほぼ一体化させ、スマートに採り入れていること。また彼らの持つメキシカ系アメリカ人伝来の音楽をより幅広いオーディエンスに迎合させることなく伝えることに成功していること。そして彼らの音楽を通じて、様々な文化背景を持つ人々を一つにまとめるという非凡な能力などが挙げられる。
東LAの友人達は、早くから、そういった偉大さを意識していた。バンド(David Hidalgo、Cesar Rosas、Louie Perez、Conrad R. Lozano、それにあとからSteve Berlinが加入)はハリウッドを目指して西へと進む以前、数年間にわたって近所で行なわれるパーティーで演奏してのだ。この時代は、今は入手不可能になっている''78年の彼らのインディーズ盤に記録されている。また、このレコードにより、新興のインディーズレーベルSlashは、バンドのハリウッドでの拠点となった。
賑やかな2カ国語によるEP『…And A Time To Dance(''83)』で、メンバーたちはほどなくして、同じレーベル所属のThe Blastersのメキシカンアメリカ版として知られるようになる。ブルースを炸裂させるRosasと、彼よりはあどけないトーンのHidalgoという2人の看板男を前に出した見事なアルバム『How Will The Wolf Survive?』(''84)は、さらに民族特有のスタイルと、一般庶民のテーマとをお祭り騒ぎに加えることで、このバンドの持つ音の要素を広げることになった。
全曲英語詞の『By The Light Of The Moon』(''87)は、より広い層のリスナーを開拓しようとしたが、これは失敗に終わった。皮肉なことに、彼らが、それまで待ち望んでいたラジオのオンエアを稼ぐことになったのは、メキシコのトラディショナルな曲“La Bamba”のカヴァーだったのである。
成功をものにしたLos Lobosは、全編アコースティック、全編スペイン語による『La Pistola Y El Corazon』(''88)を出して鳴りを潜め、その後、きわめて硬派な『Neighborhood』(''90)を発表。バンドはそこから自分たちの定義づけをさらに拡大してきた。
とはいえ、傑作『Kiko』(''92)やそれに類する『Colossal Head』(''96)に見られるような、まるっきり実験的なことをやっていようが、あるいは子供向けアルバム『Papa''s Dream』(''95)のように家族を祝福していようが、Los Lobosは、ロサンゼルスの街の文化的至宝であることはもちろん、無二のパワフルな音楽集団であり続けているのである。
東LAの友人達は、早くから、そういった偉大さを意識していた。バンド(David Hidalgo、Cesar Rosas、Louie Perez、Conrad R. Lozano、それにあとからSteve Berlinが加入)はハリウッドを目指して西へと進む以前、数年間にわたって近所で行なわれるパーティーで演奏してのだ。この時代は、今は入手不可能になっている''78年の彼らのインディーズ盤に記録されている。また、このレコードにより、新興のインディーズレーベルSlashは、バンドのハリウッドでの拠点となった。
賑やかな2カ国語によるEP『…And A Time To Dance(''83)』で、メンバーたちはほどなくして、同じレーベル所属のThe Blastersのメキシカンアメリカ版として知られるようになる。ブルースを炸裂させるRosasと、彼よりはあどけないトーンのHidalgoという2人の看板男を前に出した見事なアルバム『How Will The Wolf Survive?』(''84)は、さらに民族特有のスタイルと、一般庶民のテーマとをお祭り騒ぎに加えることで、このバンドの持つ音の要素を広げることになった。
全曲英語詞の『By The Light Of The Moon』(''87)は、より広い層のリスナーを開拓しようとしたが、これは失敗に終わった。皮肉なことに、彼らが、それまで待ち望んでいたラジオのオンエアを稼ぐことになったのは、メキシコのトラディショナルな曲“La Bamba”のカヴァーだったのである。
成功をものにしたLos Lobosは、全編アコースティック、全編スペイン語による『La Pistola Y El Corazon』(''88)を出して鳴りを潜め、その後、きわめて硬派な『Neighborhood』(''90)を発表。バンドはそこから自分たちの定義づけをさらに拡大してきた。
とはいえ、傑作『Kiko』(''92)やそれに類する『Colossal Head』(''96)に見られるような、まるっきり実験的なことをやっていようが、あるいは子供向けアルバム『Papa''s Dream』(''95)のように家族を祝福していようが、Los Lobosは、ロサンゼルスの街の文化的至宝であることはもちろん、無二のパワフルな音楽集団であり続けているのである。