小野リサがジョビン作品集をリリース

アントニオ・カルロス・ジョビン。
たとえボサノヴァのことを知らない人でも、芳しいエスプレッソの香りが似合いそうな彼の名前くらいは聞いたことがあるだろう。
アントニオ・カルロス・ジョビン生誕80周年の今年。日本を代表するボサノヴァ歌手・小野リサが、トリビュート・ライヴのDVDに続き、スタジオ・レコーディングによるジョビン作品集を11月21日にリリースする。
このアルバムには、ジョビン・ファミリー=息子のパウロ・ジョビン、孫のダニエル・ジョビン、盟友ミウシャとともに、DVD未収録の3曲を含む珠玉の名曲15曲を収録。
ここ数年、さまざまな音楽ジャンルにトライするという“音楽の旅”を続けてきた小野リサにとって、ボサノヴァ・スタンダードに真正面から取り組んだアルバムは、約10年ぶりのこと。そして意外なことに、これだけの有名曲がそろっていながら、過去に小野リサがスタジオ・レコーディングしたことがある曲は「イパネマの娘」だけで、15曲中14曲が本邦初公開となっている。
そしてジャケットは、ジョビン&リサの貴重な2ショット写真を採用。94年、ジョビンが亡くなった年に、リオ・イパネマにあるジョビンの自宅で、ピアノを前にした2人をスタッフが撮影したプライベート・フォトが使用されている。
まさに“ベスト・オブ・ボサノヴァ”ともいえる作品集。ボサノヴァ・ファンは一度手にとってみてほしい。







