沢田太陽アメリカ・ライヴツアー体験記 Vol.01
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沢田太陽アメリカ・ライヴツアー体験記 Vol.01 去る5月19日から27日にかけて、僕はアメリカ西海岸へ飛んだ。 ここ最近、デスチャ(註:デスティニーズ・チャイルド)やエミネムなど、欧米と日本との温度差を如実に感じさせるアーティストがやけに目につく。最近はようやくフォローされつつあるが、まだまだいまひとつ伝わっていない音楽シーンでの事実はないのだろうか。それをアメリカで実際にライヴを観て確かめてみたかったのである。 この8日間で計5本のライヴを僕は体験したが、いずれも本国との評価と日本での評価の差が著しいものばかり。 今回はその中から3本をピックアップして、今本場アメリカで本当に熱い音楽とその実情についてお届けしたいと思う。 ■Vol.01 取材・文●沢田太陽(音楽ジャーナリスト) |
| Vol.01 ネリー・ファータド&デヴィッド・グレイ(5/20 ラス・ヴェガス ハードロック・ホテル) |
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まず最初に登場はネリー・ファータド。スレンダーなボディに端正な顔だちのかなりの美人シンガーである彼女だが、彼女の人気を支えているのはここアメリカでは圧倒的に女性の方。彼女が登場するなり会場は女性の声援に包まれた。
この“新時代の歌姫”の宴が終わった後、次いで会場を覆ったのは「ウオーッ!」という太い男性客の歓声だった。






