【ライブレポート】東京メルヘン倶楽部、メジャーデビューミニアルバムを掲げたツアー完走「これからも自分たちらしく頑張っていくのでこれからもよろしくお願いします!」

2026.11.03 22:47

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闇堕ち系おゆうぎバンド・東京メルヘン倶楽部が、メジャーデビューミニアルバム『MAJOR』を引っ提げた<“MAJOR” TOUR 2026>のファイナル公演を、11月3日(火・祝)に大阪・TH-R HALLで開催した。

4月に行われたZepp DiverCity (TOKYO)公演で、キングレコードからのメジャーデビューを発表した東京メルヘン倶楽部。独自の世界観を貫きながら新たな一歩を踏み出し、今回のツアーではどのようなステージを届けたのか。アンコールを含む全21曲を披露した大阪ファイナル公演の模様をレポートする。
 
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メジャーデビューミニアルバム『MAJOR』を引っ提げたレコ発ツアー<“MAJOR” TOUR 2026>の最終公演が、大阪・TH-R HALLで開催された。開演を待つファンの期待が高まるなか、「TOKYO MAERCHEN OVERTURE2」とともにミラ・しずりん・どうぶつさん(ネコさん・プードルちゃん・ウサギさん)がステージに登場。

OYUUGI担当の力強い拳と歓声に迎えられ、「human & animals」からライブが幕を開けた。客席一体型で「RABBIT CAT POODLE HUMAN!」と振りを一緒に作って盛り上がる。「トライアングル」のイントロでは、しずりんが一度演奏を止め、「大阪の皆、声が足りないです。MAJORツアーファイナルですよ!そんな小さな声では、インディーズに戻ってしまいますよ!大阪って大きいって入ってるんだから、大きい声得意ですよね⁉ アベノハルカスより高く手を挙げて、通天閣より大きな声で叫んで、太陽の塔より立派な三角形を作りましょう!」とファン(=OYUUGI担当)を煽ると、序盤から会場のボルテージは最高潮に。

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「大阪ヘドバン得意だよね?」とミラが煽ると、ミラ作詞作曲の楽曲「辛味Holic」へ突入。重低音と共に、OYUUGI担当が激しいヘドバンとジャンプを見せる。続いて『MAJOR』収録曲を交えながら、「空想ビーチ」では道頓堀の環境問題を提起し、会場一体となりタオルを回す。楽曲終盤、通常バージョンでは各地のビーチ名・国名を連ねる部分では、しずりんの「道頓堀」のデスボイスと、ミラが掲げる段ボールテロップ「大阪」とで、ご当地オリジナルのアレンジを見せた。

ここで自己紹介MC。「道頓堀には片足を封印されても、なお両翼を天に捧げ、勝利の栄光を刻み続ける謎の男がいると聞いて、闇の契約を交わしにやってきた…漆黒の堕天使、ボーカルのミラだ」と自己紹介。しずりんが「道頓堀の某看板のことを厨二風に紹介してくれたんですね」と解説。そしてバンドメンバーのどうぶつさんは、大阪の某アミューズメントパークのキャラクターになぞらえて、コミカルに紹介した。

続いての楽曲「着ぐるみを脱がさないで」では、着ぐるみの頭を外すダンスを、お立ち台にあがって可愛く踊るしずりんをお手本に、OYUUGI担当も一緒に踊る。どのようなダンスかは、10月に公開されたばかりの撮りおろしミュージックビデオで是非チェックしてみてほしい。

「テーマパークで遊んだ後は、皆でうがいしようか!」のミラの導入とともに始まる「うがい☆パーリナイ」。ツアーファイナルだけあって、OYUUGI担当の掛け声も完璧だ。「途中からV系っぽくなるおべんとうばこのうた」では「にんじんいらない 高い肉食べたい」の段ボールテロップを挟みながら厨二アレンジで、分かり合えない“にんじん”との葛藤を歌い上げる。SNSで度々バズっている「幼稚園で無双するカエルのうた」ではステージがビビッドな緑の照明に染まり、カエルの断末魔にも思える、しずりんの激しいデスボイスが響き渡る。

ここでネコさんから「天王寺動物園の中にいる知り合いに会いに行く」とプードルちゃん、ウサギさんと連れ立って一次離席。(というのは建前で、どうぶつさんは毛皮の暑さにワンマンライブの尺に耐えられないので、休憩を取るのである──!)

どうぶつさんを見送ったところで、しずりんが「ツアーファイナルということで今日はMAJORのジャケット写真の衣装を着ています」と、ミラ・しずりん揃ってお立ち台に乗って衣装を改めて披露。ミラが「紅に染まりし十字架と、漆黒の翼を宿した紋章が気に入っている。この紋章は神に抗い血に染まり、天を目指したものだけに授けられる特別な証だ」とイチオシポイントを紹介。しずりんが「MAJOR頑張っていこうという強い意志だね」と解説を挟む。

しずりんの衣装は「ジャンボタニシのタマゴ」をイメージした赤色の衣装。ジャンボタニシの卵は毒を持っていて、年間3000個の卵を産む。毒を持って、数で制せるジャンボタニシのような強いバンドになりたいという決意表明を込めているのだそう。

後半戦は「猫犬兎」「猫犬兎2」からスタート。EDM調の楽曲に合わせてお客さんも手を上げながらライブを楽しむ様子が印象に残る。「引き算を頑張るぞ!」の導入で披露されたのは「逆アンガーマネジメント」。そしてTikTokで話題となっている「連絡返して」。前半からの盛り上がりを絶やさず、会場は更に一体感に包まれる。

ここでミラが「MAJORツアー、有難いことに全会場SOLD OUT!本当にありがとうございます!」と客席に感謝を述べる。しずりんが「このTH-R HALLはライブ活動初期からお世話になっていて。コロナ禍で活動を始めて、活動初期のライブへの申し込み数も覚えている。当時来てくれたOYUUGIの顔も覚えている。今こうやってライブを完売させられて、成長を実感できるのが嬉しい。東京メルヘン俱楽部は、皆が広めてくれたバンドで、おかげさまでメジャーデビューもすることができました。私たちが返せるのは、音楽を使った素敵な体験だと思っていて……皆さんは死にかけの虫のマネをしたことはありますか?」と、「G」に続く。死にかけの虫のマネをするOYUUGIで埋め尽くされた、SOLD OUTの大阪TH-R HALLの景色は圧巻だった。

「マザー・服」「畳」では激しいヘドバンを煽り、会場の一体感はさらに高まっていく。「マリトッツォ」「なかゆびっ☆」では皆でハンドサインを掲げて一体となり盛り上がった。

ミラが「東京メルヘン俱楽部は、厨二病の変なボーカルと、デスボイスの変なキーボードと、バンドメンバーは変などうぶつたちで……誰が見ても、変なバンドです。でも好きな事をやり続けて、今年メジャーデビューしました。誰かに否定されたとしても、自分の好きを貫いて、自分の感性を大切にして。東京メルヘン俱楽部はこれからも、自分たちらしく頑張っていくので、これからもよろしくお願いします!最後の曲です、聴いてください」と、本編ラストはメジャーデビュー曲「えんぴつ!!!!!」で締めくくる。全てを出しつくすような力強い「鉛筆!鉛でも筆でもない」の客席一体型のコール&レスポンス。ツアーファイナルに相応しい圧巻のパフォーマンスを届け、大きな拍手に包まれながらライブ本編を終えた。

OYUUGI担当のアンコールの声「再降臨!」に応え、メンバーが再びステージに登場。「脈アリ♡spirits!」を披露すると、しずりんが「ファイナル、とても楽しかったです。ツアー全部の会場がSOLD OUTするのは初めてで、どの会場もめちゃくちゃ盛り上がったので、ファイナルがしーんと感じちゃうんじゃないかってくらい、盛り上がったんですけど……大阪は大きいって入っているだけあって一番盛り上がりました!ありがとうございました!」と歓喜。そして「東京メルヘン俱楽部はもっと皆と一緒に大きくなって、一緒に夢をいっぱいいっぱい見ていきたいと思います!着いてきてください!大阪だけにビッグになりまーす!」と可愛らしくも力強く宣言した。

ミラは「メジャーデビューしての初めてのツアー、有難いことに全公演SOLD OUTになったのは、皆さんが東京メルヘン倶楽部を広めるお手伝いをしてくださったからです。本当にありがとうございました!東京メルヘン倶楽部はこれからも自分たちらしく頑張っていくので、よろしくお願いします!」としみじみと感謝を伝えた。そして「最終日なのでお願いがあります。俺たちと一緒に思いっきりブチあがって、後悔のないように遊び尽くしてくれますか?」という煽りと共に「ありがとう10000のフォロワー」を披露。

最後は東京メルヘン倶楽部の名刺代わりの楽曲と言っても過言ではない「メルヘン」を披露。曲中「俺たちが東京メルヘン倶楽部だー!」とミラが咆え、東京メルヘン倶楽部という存在を見せつけるかのような決意と、しずりんの「ビッグになりまーす!」というハングリー精神に満ち溢れた、魂のパフォーマンスを見せた。鳴りやまない拍手のなか、メンバーは感謝を伝えてステージを後にし、アンコールを含む全21曲で<“MAJOR” TOUR 2026>を締めくくった。

セットリスト
M0.TOKYO MAERCHEN OVERTURE 2
M1.トライアングル
M2.辛味Holic
M3.ドライアイ
M4.空想ビーチ
M5.着ぐるみを脱がさないで
M6.うがい☆パーリナイ
M7.V系っぽいおべんとう箱のうた
M8.幼稚園で無双するカエルのうた
M9.猫犬兎
M10.猫犬兎2
M11.逆アンガーマネジメント
M12.連絡返して
M13.G
M14.マザー・服
M15.畳
M16.マリトッツォ
M17.なかゆびっ☆
M18.えんぴつ!!!!!
【アンコール】
EN1.脈アリ♡spirits!
EN2.ありがとう10000のフォロワー
EN3.メルヘン