【俺の楽器・私の愛機】1991「ノースカロライナからお迎えしました」

2026.04.01 10:31

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【Pisgah Rambler Dobson 11】(京都市 no8xf 54歳)

バンジョーを弾いてみようと思い立ち、とってもお手頃価格の入門者用バンジョーを購入したのが今から10年前でした。

最初は弾き方がまったく分からず、動画やサイトを検索してクロウハンマー奏法にたどり着きました。仕事の合間に練習して3年後にようやくBum-dittyを覚え、ダブルサム、ドロップサム、ASPO、ダブルCチューニング、sawmillチューニングなどを順番に学び、そのうち、それまで別に興味がなかったアパラチアのオールドタイム楽曲も大好きになりました。

20世紀初頭から、アメリカ北東部の峻険な山岳地帯で受け継がれてきた、どこか懐かしいような素朴な楽曲、自分もその伝統の一部に連なるという満足感・・・・(私ごときが大げさですけど)

とにかくこれは一生モノの趣味になると思い、どおぉぉしても現地産の本格的なバンジョーが欲しくなり、3年前、ついにノースカロライナ州Pisgah社製のオープンバックバンジョーを購入しました。

はるばる京都の自宅に届いた楽器を取り出してチューニング、最初に弾いてみたときの感動は忘れられません。これってHilarie Burhansさん(よく動画をお手本にさせていただいている講師さん)のと同じ音やん!これが本物の音!と一人盛り上がりました。

今から思えば新しいバンジョーに舞い上がっただけの盛大な錯覚ですけど。その後も合間合間に練習を続けて、今ではオールドタイムの大体の曲は弾ける・・・ことは全くありませんが、少なくともどうやって弾いてるのかは聞けば分かる、ゆっくりなら自分も弾ける、というレベルになりました。

オープンDにチューニングすることが増えて、悩んだ挙句、アメリカからレイルロードスパイクを取り寄せ、冷や汗かきながら指板にドリルで穴を開けてスパイクを打ち込んだのも思い出のひとつです。見果てぬ夢みたいなもんですけど、いつかこのバンジョーを携えてアメリカに渡り、アパラチアでオールドタイムのフェスティバルに参加してみたい。

日本まで来てくれたバンジョーを生まれた森に里帰りさせてあげるなんて最高ですやん。

   ◆   ◆   ◆

「ノースカロライナからお迎えしました」という、まるで恋愛ラブコメ漫画のようなタイトルに反して、その内容はガチでコアでゴリゴリでございました。私、バンジョーのことは門外漢で何のことだかさっぱりですが、熱量高きストーリーとそこへの情熱はしかと伝わった。スパイクというのも初耳でしたが、簡易カポみたいなものなんですね。凄い。このアイディアってギターにも使えないのかな。バンジョーを持っていた知人に対し、「俺だって3フィンガーできるわ」とトンチンカンな対抗心を燃やした思い出がふわっと浮かび上がりました。音楽のパワーって凄い。楽器の魅力って魔法よね。(BARKS 烏丸哲也)

★皆さんの楽器を紹介させてください

「俺の楽器・私の愛機」コーナーでは、皆さんご自慢の楽器を募集しています。BARKS楽器人編集部までガンガンお寄せください。編集部のコメントとともにご紹介させていただきますので、以下の要素をお待ちしております。
(1)投稿タイトル
 (例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
 (例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
 (例)トラヴィス・ビーン TB-1000
 (例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
 (例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
 (例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
 ※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
 ※最大5枚まで
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