【俺の楽器・私の愛機】1990「どう見ても1959な1960」

【Gibson Custom Shop Japan Limited Run 1960 Les Paul Standard Reissue Murphy Lab Ultra Light Aged Faded Cherry Ice Tea】(東京都 Neo 35歳)

初めて投稿させていただきます。Neo と申します。
皆さんのギター機材を見るのが好きで、こちらのシリーズを発見した時は第1回から遡って拝見し、最新の1957回まで楽しく眺めさせていただいてきました。
で、ふと「1957回」という数字を見て、「次は1958……その次は1959……これってもう『バーストレスポールト』だろ!」と無意味な連想ゲームを繰り広げ、私が所有しているバーストレスポールのリイシューを紹介させていただこうと思い至りました。
製品名は「Gibson Custom Shop Japan Limited Run 1960 Les Paul Standard Reissue Murphy Lab Ultra Light Aged Faded Cherry Ice Tea」。長ったらしい名称ですが、ギブソン・カスタムショップ製のレスポール・スタンダードでございます。「Japan Limited Run」とあるとおり、日本ディーラーからのオーダーに基づいて2024年に限定生産されたもののようです。
私がギターを始めたのは2006年・高校入学のタイミングで、父が持っていた Burny RLC-45 というレスポール・カスタムタイプを借りてギターを弾き始めました。そのためレスポールシェイプには思い入れがあり、2011年にはレギュラーラインの「Gibson Les Paul Standard 50’s」(2004年製) を中古13万円で購入したこともありました (当時大学生にとっては高い買い物でした)。
以降、数万円~10万円程度の様々な中古ギターを50本ほど買って遊んできましたが、2025年に入って再びレスポール熱が再燃。杢目の綺麗な、程良く赤味が褪色したカラーのレスポールがどうしても欲しくなりました。ヤフオク、メルカリからデジマートまで、「Gibson Les Paul」と書かれた商品は文字どおり「全て」見尽くしました。そうして探している中で、ルックスに一目惚れして試奏もせずにネットで即ポチしたのが、今回ご紹介するレスポールでした。
1コブのクルーソンペグ、トップハットノブなど、一見すると「1959バースト」のリイシューに見えます。しかしヘッド裏のシリアルを見ると、1960年生産品を模した「0」始まり。それでいてネックシェイプはいわゆる「V2」という、1959年モデルと比べて薄いネックシェイプとなっています (私の SNS や個人サイトにも写真を掲載しているので、シリアルナンバーは見ていただいて大丈夫です)。
通常の1960年モデルで1959ルックの製品は「V1」ネックシェイプといって、要するに1959年モデルと同じ太さのネックシェイプしかないそうです。より薄い「V2」「V3」ネックシェイプとなるとダブルラインのクルーソンペグ、メタルプレート付きのノブというルックスになるそうですが、本機は日本ディーラーのコダワリでオーダーされたのか、「1959ルックなのに V2 ネックシェイプ」というところが特徴になっています。……まぁ、個人的には様々なタイプのギターを弾いてきたこともあり、ネックの太さに拘りはないのですが、素直な59リイシューじゃないところが、なんかレア感高くて良いですよね?笑
マーフィ・ラボによるウルトラ・ライト・エイジド加工が施され、ボディ全体にうっすらとしたウェザーチェックが入っています。幅広なトラ杢に拘って選んだこともあり、見る角度によって杢目がギラギラと動いてくれます。このギターの前で首を揺らして眺めているだけで5時間はイケます。
ピックアップはカスタムショップ製品でおなじみの「Custombucker」が搭載されています。一発鳴らしてみたサウンドが衝撃で、その瞬間に全てのギターが過去のものとなりました。
今まで所有してきたレスポールタイプを始めとするハムバッカー搭載ギターの経験から、「ハムバッカーというのは、シングルコイルと比べると和音が濁っていて、フロントポジションはモコモコする、こういうモノなんだ」と思っていた固定観念がすっかり吹き飛びました。ブライトでスピード感があり、和音の分離感が抜群なのです。こんなに使いやすくちょうど良いフロントポジションのハムバッカーサウンドは初めてでしたし、カラッとして抜けの良いリアポジションの音も衝撃でした。ミックスポジションを優しく弾けば、シングルコイルを鳴らしているみたいに透き通るようなクリーントーンも鳴らせて、コレが本来のレスポールだったのか……と感動しました。
「いや、でもコレはまだいうてもリイシュー品、もしかしてオリジナルのバーストはもっと良い音がするのでは……!?」と、金銭的に余裕さえあればヴィンテージも追い求めたくなりそうなくらい、視野が広がったギターでした。
現状このレスポールの他に、ストラト、テレキャス、24フレット、7弦、フロイドローズ、サスティナー搭載機など、特徴の違うギターを10数本所有してはいますが、「万が一の時はこのレスポールだけ持っていればいいや」と思うくらいには、個人的にベストな1本に君臨しています。




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ファイナルアンサーなレスポール、うらやま。ギラッギラな杢に目がヤられた。58の極太ネックを思うと、一般的にはこのあたりの握り心地のほうが現実路線ですよね。普通の人からみるとどうでもいいというか違いすらわからない詳細な要素にこだわる様子は、重篤なご病気の印。レスポールって、乾いた高域とともに全帯域が開かれる速い音と、圧のある塊のようにガツンとパンチのある音と、大きく2タイプありますよね。きっと前者のタイプなのかなと思いました。蛇足ですけど、テレにもそういう傾向があって、元来のレスポールとテレキャスって何もかも違うのに、お互いに代用が効くところがあるのもそういうところ。ジミー・ページなんかその典型よね。最近のトム・マーフィもTMウェザーチェックあるの?(BARKS 烏丸哲也)
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(例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
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(例)トラヴィス・ビーン TB-1000
(例)自作タンバリン 手作り3号
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(例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
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