【インタビュー】成長・言葉・road𝓨への想い…xikers、日本活動本格化の今を語る

2026.03.20 16:00

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グローバルな人気を誇る8人組グループ・ATEEZを輩出したKQ ENTERTAINMENTから2023年にデビューしたxikers(サイカース)。2024年には待望の日本デビューも果たし、精力的に活動を続ける10人組ボーイズグループだ。

そんな彼らが、6TH MINI ALBUM『HOUSE OF TRICKY:WRECKING THE HOUSE』を携えて来日。今回のインタビューでは、韓国デビューからの3年間をじっくりと振り返り、その中で培われた成長や自信、ファンへの深い思いについて語ってもらった。

──韓国デビューから間もなく3年を迎えます。グループとして、また個人として、成長を感じている部分はどこでしょうか?

MINJAE:メンバー全員が「ステージで何を見せるか」「そのために何を準備すべきか」を深く考え、自分なりのルーティンを見つけられるようになりました。アーティストとしての振る舞いや心構えが確立されたことが、一番大きな成長だと感じています。

JUNMIN:以前はステージ後にフィードバックをいただいても、内容を消化しきれないことがあったんです。でも今は、指摘をしっかりと理解し、それを糧に成長できているという実感があります。

JINSIK:僕はメンタル面ですね。経験を重ねてスキルも上がったことで、最近は良い意味でリラックスして臨めるようになりました。

SEEUN:レッスンへの向き合い方も変わりました。各自が「今の自分に必要なもの」を考えながら動けるようになりました。ステージでも、「この瞬間を楽しもう」と思えるようになりました。

HYUNWOO:僕は去年の夏から、レッスンの音声を録音して聞き返し、その日の振り返りを「練習日誌」のようにまとめているんです。それによって自分の課題が明確になりました。

YECHAN:たくさん場数を踏んできたことで、柔軟にパフォーマンスができるようになりました。アドリブを加えることもあります。グループのチームワークも深まり、以前よりも大きなエネルギーを放出することができていると思います。

HUNTER:最初はサイン会でも恥ずかしくて、ファンの皆さんとどうコミュニケーションをとればいいか戸惑うこともありました(笑)。でも今は自然に会話を楽しめていますし、こういったインタビューでも肩の力を抜いて自分の言葉で伝えられるようになりました。僕はグループで唯一のタイ出身メンバーなのですが、韓国語も少しずつ上達していると感じます。

JUNMIN:僕たちの楽曲は英語の歌詞も多いんです。レコーディング前には、英語が上手なHUNTERさんに発音をチェックしてもらっています。グループにとって心強い存在です。

──3年間の活動の中で、ターニングポイントになったと思う楽曲を教えてください。

SUMIN:2025年10月にリリースした『HOUSE OF TRICKY:WRECKING THE HOUSE』のタイトル曲「SUPERPOWER (Peak)」です。どのアルバムも「もっと成長したい」という意志で取り組んでいますが、今回は特に僕たちのカラーが強く打ち出せたのかなと思います。それぞれの歌唱パートについても、どうしたらカッコよくなるか、試行錯誤を繰り返して作り上げました。

──「SUPERPOWER (Peak)」はミュージックビデオも非常に独創的でカッコよかったです。

全員:(日本語で)ありがとうございます!

YUJUN:今回のプロモーションでも、日本のroad𝓨(ファンの呼称)の皆さんが「『SUPERPOWER (Peak)』がすごくいい」「ダンスブレイクがカッコいい」と褒めてくださって、胸がいっぱいになりました。また次のアルバムも一生懸命準備できそうだと思いました。

JUNGHOON:「SUPERPOWER (Peak)」がこれほど多くの方に愛されているんだと感じることができました。本当に感謝しています。

──同じく、この3年間の中で忘れられないステージや景色はありますか?

JUNGHOON:特定の公演ではないのですが、一人ひとりの歓声が大きな塊のようになって響いてくる感覚が深く刻まれています。僕たちの一挙手一投足に反応してくださるあの大きな熱量は何度経験しても興奮します。

HUNTER:僕は初のソウル単独コンサートの準備期間が印象に残っています。当時は短い期間で振り付けを覚え、並行して音楽番組やサイン会のスケジュールもこなして……という生活でした。でも、メンバーと励まし合いながらコミュニケーションを密に取り、コンサートを成功させることができました。

──2024年に日本デビューを果たし、日本での活動も本格化しています。言葉の壁を含め、日本独自の活動で乗り越えてきたことはありますか?

SUMIN:やはり、もどかしさを感じるのはコミュニケーションの面です。自分の感情を伝えたいのに適切な日本語が出てこず、悔しい思いをしたこともありました。だからこそ、もっと努力してroad𝓨の皆さんに自分の言葉を届けたいというモチベーションに繋がっています。

YUJUN:僕も今回の来日に向けて日本語を猛勉強しました。その甲斐あって、前回のイベントよりも深い会話ができた手応えがあります。ファンの皆さんの喜ぶ顔が見られて本当にうれしかったです。

SEEUN:road𝓨の皆さんは韓国語が上手で、先日のイベントでも、日本の多様な文化話を韓国語でしてくださる方がいました。ファンの皆さんを通じて、日本の文化を学ぶ機会も増えました。

HYUNWOO:ただ、不思議なのが、僕たちが日本語で頑張って話すとファンの皆さんは韓国語で返してくれるんです(笑)。それにいつもビックリしています。

──お互いに相手の国の言葉で話そうとして、逆転現象が起きているんですね(笑)。

HYUNWOO:そうなんです。

MINJAE:一生懸命に韓国語で伝えようとしてくれる方もいて、その姿は本当にかわいらしくて愛おしいなと感じます。

──他にも、今回の日本活動で心に残っている交流はありますか?

SUMIN:僕と同じ2004年生まれのファンの方が、「2026年を迎えたけれど、これからも一緒に歳をとっていきましょう」と言ってくださったんです。それがうれしくて、印象的でした。

JUNMIN:今回の来日ではないのですが、以前、よくイベントに参加してくれているファンの方に「来てくださるのは大変じゃないですか?」と聞いたんです。そのとき、「あなたがいる場所ならどこへでも行きます」と言っていただいて。その一言が、もっと頑張ってカッコいい姿を見せたいという原動力になりました。

──これから初めてxikersに触れる方に、「名刺代わり」として聴いてほしい1曲を教えてください。

JINSIK:僕は、今回のミニアルバムから「ICONIC」をおすすめします。エネルギー全開の楽曲で、僕たちの強みである強烈なパフォーマンスも感じていただけると思います。

HYUNWOO:僕は最新曲の「SUPERPOWER (Peak)」です。今のxikersのカラーを象徴していますし、僕たちのこれからの可能性も感じてもらえる1曲だと思います。

──xikersの楽曲は、重厚なダンスチューンから爽快で瑞々しいナンバーまで、表現の幅がとても広いです。

YECHAN:僕たちはもともとパワフルな楽曲を得意としてきましたが、例えば「HOMEBOY」という曲では、爽やかで落ち着いた表現に挑戦しています。そのときは、この曲をどう表現すべきか……と、たくさん研究して練習を重ねました。これからも枠にとらわれず、多様なコンセプトを消化できるグループでありたいです。

──ボーイズグループ戦国時代とも言える今、「xikersは○○なグループです」と個性を定義するならどんな言葉を選びますか?

YUJUN:シンプルですが、僕たちはイケメンで、ステージが上手いグループです!

HYUNWOO:僕は「街灯」のようなチームだと伝えたいです。road𝓨というファンネームには「道」という意味が含まれているので、皆さんの歩む道を明るく照らし続けられる存在でありたいと思います。

SEEUN:10人という人数の多さを生かした、圧倒的なエネルギーとオーラです。まさに十人十色の個性が揃っていて、バックダンサーがいなくてもステージをしっかり準備できる。この「10人」という存在そのものが武器だと思います。

──大人数だからこそ、パフォーマンスで特に意識していることはありますか?

SEEUN:10人もいると、誰か一人がちょっとズレるだけで目立ってしまいます。だからこそ、指先の角度一つまで揃えるための努力は惜しみません。完璧な「カル群舞(※キレがあって揃っているダンス)」にはプライドを持っています。

──ここからは皆さんのパーソナルな魅力にも迫りたいと思います。この3年間で、良い意味で「化けた」と思うメンバーは誰ですか?

全員:……(真剣に考え込む)

SEEUN:僕はJUNGHOONです。以前はすごく物静かで内向的だったのですが、今は積極的にコミュニケーションを取るようになり、いろいろな人と親しく接しているんです。良い意味で「社会性が増したな」と感じています(笑)。

JUNGHOON:それはもう、road𝓨のおかげだと思っています。皆さんとたくさんコミュニケーションを取るうちに会話のスキルが磨かれ、性格も社交的に変わったのかもしれません。

SUMIN:ビジュアル面ではYUJUNですね。デビュー当時はまだあどけなさが残っていて、子供のように頬にお肉が付いていたんです。でも今は顎のラインもシャープになって、グッと大人っぽくなりました。今やxikersの「顔」と言えるほどです。(日本語で)イイよ!

SEEUN(セウン)、JUNGHOON(ジョンフン)、HYUNWOO(ヒョヌ)、YUJUN(ユジュン)

YUJUN:(照れながら下を向く)

(YUJIN以外のメンバーが次々に顔のラインをなぞるポーズをしながら)「今日ビジュイイじゃん♪」「めちゃくちゃイイじゃん♪」

全員:あはははは!

──皆さん、そのフレーズもしっかり使いこなしていますね(笑)。他に変化を感じる方は?

HYUNWOO:(日本語で)僕だと思います。日本の文化が大好きで、常に日本語を勉強しています。

YECHAN:10人の中でHYUNWOOお兄さんが一番日本語が得意です。

HYUNWOO:でも、まだまだ勉強中です(笑)。

──もしタイムマシーンでデビュー当時に戻れるとしたら、当時の自分にどんな言葉をかけたいですか?

YECHAN:「気持ちの準備をしっかりしておけ」と伝えたいです。

HUNTER:「健康に気をつけて、自分の考えを大事にしろ」ですね。

YUJUN:「世界を広く見て、自分を信じて頑張れ」。

SEEUN:「小さなことに一喜一憂せず、今を楽しく生きろ」と言いたいです。

JUNGHOON:「最善を尽くして頑張れ」。

HYUNWOO:「心配しなくていい。元気に活動して!」

JINSIK:「歌の練習を頑張れ」と言いたいです(笑)。

SUMIN:「準備を怠るな」。

JUNMIN:「体調が悪くなったりしてroad𝓨の皆さんを悲しませないように、健康管理を徹底しろ」。

MINJAE:「メンバーと仲良く過ごせ」。

一同:(笑)。

HYUNWOO:(日本語で)いい言葉です!

MINJAE(ミンジェ)、SUMIN(スミン)、YECHAN(イェチャン)

──今後、xikersとして達成したい夢を教えてください。

SEEUN:大ヒットしたいです。

HUNTER:音楽番組で1位を獲得して、いつか東京ドームでコンサートをしたいです。

YECHAN:オリコン、ビルボードなどの各チャートで1位を独占したいです。

YUJUN:メンバー全員が健康で、それぞれが個人の魅力も磨き続けられるグループになりたいです。

──グループのビジョンについて、メンバー間で話し合う機会は多いのですか?

SEEUN:はい。ミーティングはしょっちゅうしています。

JUNMIN:最近は、「2025年は多くの授賞式に参加できたので2026年も授賞式を総なめする勢いで頑張ろう」と結束を固めました。

──日本での当面の目標はいかがでしょうか?

全員:コンサート!

JINSIK:そしてカムバックです。

HUNTER:そこはメンバー全員、共通していると思います。

SEEUN:個人的なことで恐縮なのですが、僕は大好物の油そばのアンバサダーになりたいです。そういうものがあるのかすらも分からないですが(笑)、CMキャラクターとか、いいですよね。

JUNMIN:xikersは油そば好きが多くて。僕もSEEUNにすすめられて、今回の来日中も4日のうち2回食べに行きました(笑)。あと僕はポケモンが好きなので、メンバーみんなでポケモンのテーマパークに行って親睦を深めたいです。

──東京・よみうりランド内にもうすぐ「ポケパーク カントー」ができますね(取材は1月中旬)。

JUNMIN:2月オープンですよね。チェック済みです!

JUNMIN(ジュンミン)、JINSIK(ジンシク)、HUNTER(ハンター)

──さすがです(笑)。2026年のプライベートの目標もお一人ずつ教えてください。

MINJAE:僕はお仕事優先なので、満足できるステージを一つでも多く残したいです。

JUNMIN:世界中のあるあらゆる資格に興味があるのですが、まずはスキューバダイビングの資格を取りたいです

SUMIN:札幌に行きたいです。雪が高く積もっているところにダイブしたいです(笑)。

JINSIK:イベントでファンの方が見せてくれた「たまごっちパラダイス」というおもちゃがかわいくて。今年中に手に入れたいです。

HYUNWOO:(日本語で)エレキギターを購入して、大好きなMrs. GREEN APPLEさんの曲を練習したいです。いつかミセスさんとコラボするのが大きな夢です。

JUNGHOON:世界一周したいです。今年中は無理でも、長い目標としていつか叶えたいです。

SEEUN:大好きな韓国のプロ野球チーム「サムスン・ライオンズ」の始球式に登板したいです。野球はあまり上手くないのですが……(日本語で)めっちゃ好きです!

YUJUN:運動や楽器などのジャンルで、何か趣味を作りたいです。楽器ならギターかベースに興味があります。

HUNTER:幅広いダンスのジャンルを習いたいです。あとは、作曲にハマっているので満足できる曲を作ってみたいです。

YECHAN:ドーパミンが溢れ出すような、刺激的なことを20個見つけたいです(笑)。

YECHAN以外:(驚いて)おー!!

YECHAN:ドーパミンが湧く瞬間が好きなので、とにかく湧いてほしいと思っています。

──では最後に、読者の皆さんへメッセージをお願いします。

JUNMIN:(日本語で)ずっと前から恋していました。……これは、road𝓨の皆さんへの僕の真っすぐな気持ちです。

SEEUN:2026年もたくさん輝いて、xikersの一年になればいいなと思っています。たくさんの愛と応援をよろしくお願いします!

撮影◎野村雄治
取材・文◎川倉由起子

JAPAN 2ND SINGLE「Up All Night」

2025年7月16日発売

6TH MINI ALBUM『HOUSE OF TRICKY:WRECKING THE HOUSE』

2025年10⽉31⽇ (⾦) 発売

◆xikersオフィシャルサイト