【レポート】[Alexandros]、<VIP PARTY ’25>に歴代ドラマーが集結「これから新たな15年を刻んでいきます!」

2025.12.16 12:05

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[Alexandros]が12月13日および14日、東京・TOYOTA ARENA TOKYOにて<[Alexandros] 15th Anniversary VIP PARTY ’25>を開催した。両日各8,000人、2日間計16,000人を動員した同2DAYS公演より2日目12月14日のオフィシャルレポートをお届けしたい。

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[Alexandros]のファン感謝祭的なライブ<VIP PARTY>。これまで日本武道館やZOZOマリンスタジアムなどさまざまな場所で開催されてきたが、<[Alexandros] 15th Anniversary VIP PARTY ’25>のべニューはTOYOTA ARENA TOKYOだ。

カウントダウンが始まり、映像も音も照明もこだわり尽くした[Alexandros]ならではのスタイリッシュなオープニングを経て、キラーチューン「Kick&Spin」からスタート。その後、お馴染みのSE「Burger Queen」が流れ、生演奏による「Burger Queen」にバトンタッチされるという、再びライブがスタートしたかのようなニクい演出だ。

「クソッタレな貴様らへ」、「She’s Very」、「Dear Enemies」と意外なセトリを展開。オーディエンスの想いを言い当てるかのように、川上洋平(Vo/G)が「今日めちゃくちゃレアな曲満載です!」と宣言。「最近うちらのこと知った人すいません! 置いて気ぼりになるかもしれません(笑)。でも楽しませます!」と続け、場内を沸かせた。宣言通り、なかなかライブで演奏されない「My Blueberry Morning」でアンサンブルの妙を見せつけ、「Kiss The Damage」の哀愁と切なさでオーディエンスをぐっと掴み、「FISH TACOS PARTY」ではオーディエンスがジャンプ。レア曲とはいえ、[Alexandros]の楽曲がしっかり愛されていることを証明してみせた。

川上が「レアな曲の中でも、どの曲が人気があるか、Xでエゴサしたんですが、その中でも数が少なかった曲を連発してもいいでしょうか?」と言った後、「多分どうせやらないと思われてるんだと思う」とフォローし、磯部寛之(B)と白井眞輝(G)の曲が書いた曲を演奏すると明かした。磯部が作曲に携わった低音の効いたグルーヴィーな「Dance With the Alien」と、白井が作曲に携わったフレッシュでバウンシーな「Adam’s Apple Pie」を披露し、大いに盛り上がる。

川上がリアド偉武(Dr)に向かって「リアドの曲はまだないよね?」と確認した後「じゃあ前のドラムの曲やっていいですか?」と言って、前ドラム・庄村聡泰作曲のやんちゃなロックンロールチューン「Onion Killing Party」を演奏すると、上裸に毛皮という、ならではのファッションに身を包んだ庄村が走って登場。シグネチャーである黄色のドラムセットが現れ、毛皮を脱いで座り、あの華麗なドラムスティック回しを披露し、大喝采を浴びる。庄村が「まだまだ全然足らんよな!」と叫び、「Onion Killing Party」をパフォーム。勇退ライブとなった<[Alexandros] 10th ANNIVERSARY LIVE “Where’s My Yoyogi?”>以来、約4年半ぶりに庄村が[Alexandros]に帰ってきた。さらに、庄村が加入して初めてのオリジナル曲「city」を披露するという熱い展開。

サプライズはこれだけでは終わらない。川上が「実はサトヤスの前にもうひとりドラマーがいたんです」と言って、1stアルバム『Where’s My Potato?』を制作した後、バンドを離れた初代ドラマー・石川博基を呼び込んだ。石川が[Alexandros]でドラムを叩くのはタワーレコード渋谷店の地下でのライブ以来、約15年ぶり。楽曲は路上ライブ時代によくやっていた「温度差」だ。庄村と石川とリアドというトリプルドラム編成で「Adventure」を披露するというさらなる驚きもあった。“Hello Hello Hello”のシンガロングの中、川上は“以前どこかで ドラムを叩いてましたか?”と歌詞を変えて歌った。

磯部が「[Alexandros]はあまり周年を謳わないけど、せっかくの15周年だから何かおもしろいことをやりたいと思ってサトヤスとイッシーに連絡したら二人共快諾してくれた」と経緯を明かし、「ベースを弾いてて一つのライブで三人のドラマーとやるのがすごい楽しい。(結成から)25年経ちますが、彼らと一緒に俺も変化してきたんだなと感じます。今日出てくれた二人にもう一度大きな拍手を」と言った。川上も石川と庄村に感謝とリスペクトの言葉を贈った後、リアドの血の滲む努力を湛え、「胸を張って言います。うちらのドラマーはリアドです。三人目のドラマーじゃなくて、最後のドラマーです」と言い切ると、大きな拍手がしばらく続き、リアドの表情が和らいだ。

約25年の歴史に不可欠な二人のドラマーとの久々の演奏を経て、川上が「これからが本番です! これから一緒に歴史を作っていきたいと思います!」とシャウトしてからの後半戦。リアドのパワフルなドラムから始まる「金字塔」から始めたのは、ここから新たな金字塔を打ち立てようという意志の表れだろう。“はるか未来未来の奥の方まで続いていく 我々の歴史はいつもそう 夢で出来ていく”と歌う川上の声は伸びやかだった。

「Starrrrrrr」、「風になって」で特大のシンガロングが巻き起こり、川上は「最高のファンを持ちました。ファンっていうのが変な気がします。友達以上の存在。これから新たな15年を刻んでいきます! おじいちゃんになってもヤングでいきましょう!」と言って、「This is Teenage」で永遠の航海を歌った。

アンコールは、新たな壁を歓迎するという、多くの困難を乗り越えてきた不屈の[Alexandros]ならではのメッセージを宿した「NEW WALL」からスタート。再び庄村と石川を呼び込み、トリプルドラム編成で「ワタリドリ」を演奏。オーディエンスを歓喜させ、川上が「一緒に超えていこうぜ! もっともっとでっかいところに行こうぜ!」と言って、「超える」へ。この15年間のライブ映像がビジョンに映り、[Alexandros]のさらなるスケールアップを予感させた。

急遽のダブルアンコール曲は“世界は僕のもの” “最後まで戦い続ける”という闘志を乗せた「Famous Day」。川上の「愛してるぜ東京‼」というシャウトの余韻が残る中、2026年は4月から7年ぶりのファンクラブ会員限定ライブツアー<ACCESS ALL AREA>、6月からライブハウスツアー<YOU ARE WELCOME TOUR>、10月31日と11月1日に主催フェス<[Alexandros] presents THIS FES ’26 in Sagamihara>を行うことがビジョンに映し出された。

なお、<[Alexandros] 15th Anniversary VIP PARTY ’25>の1日目と2日目のセットリストは半数近くが別の曲となった。両日とも“Streaming+”にて12月15日18時から12月21日までアーカイブ配信されている。

取材・文◎小松香里
撮影◎河本悠貴

 

■<[Alexandros] 15th Anniversary VIP PARTY ‘25>12月14日(日)@TOYOTA ARENA TOKYO セットリスト
01 Kick&Spin
SE Burger Queen ~ 生Burger Queen
02 クソッタレな貴様らへ
03 She’s Very
04 Dear Enemies
05 ?
06 My Blueberry Morning
07 Kiss The Damage
08 FISH TACOS PARTY
09 waterdrop
10 Dance With the Alien
  Adam’s Apple Pie
  Onion Killing Party
11 city
12 温度差
13 Adventure
14 金字塔
15 Starrrrrrr
16 風になって
17 This Is Teenage
18 閃光
19 PARTY IS OVER
20 Girl A
encore
en1 NEW WALL
en2 ワタリドリ
en3 超える
en4 Famous Day

 

■<[Alexandros] 15th Anniversary VIP PARTY ’25>Streaming+配信
アーカイブ配信:12月15日(月)18:00〜12月21日(日)23:59 ※両日共通
配信メディア:イープラス“Streaming+”
https://eplus.jp/streamingplus-userguide/
▼チケット
・通し券:¥8,000
・単日券(13日):¥4,500
・単日券(14日):¥4,500
販売期間:12月5日(金)18:00〜12月21日(日)21:00
※ご利用には「e+(イープラス)」への会員登録が必要となります(入会金・年会費は必要ありません)
販売URL:https://eplus.jp/alexandros-st/

 

■<FC TOUR “ACCESS ALL AREA”>
▼2026年
4月10日(金) 神奈川・横浜ベイホール
open18:00 / start19:00
4月23日(木) 大阪・GORILLA HALL OSAKA
open18:00 / start19:00
4月30日(木) 愛知・名古屋ダイアモンドホール
open18:00 / start19:00
5月08日(金) 香川・高松festhalle
open18:00 / start19:00
5月09日(土) 広島・BLUE LIVE HIROSHIMA
open17:00 / start18:00
5月21日(木) 群馬・高崎スタジオシアター
open18:00 / start19:00
5月24日(日) 東京・Zepp Shinjuku(TOKYO)
open17:00 / start18:00
5月28日(木) 新潟・新潟LOTS
open18:00 / start19:00
6月05日(金) 京都・KBSホール
open18:00 / start19:00
▼チケット
スタンディング 8,800円 (D代別・税込)
*高崎公演のみ 1Fスタンディング 8,800円 (税込)、2F指定 11,000円(税込)
※未就学児童のご入場はできません/小学生以上はチケットが必要になります
【[Alexandros]CREW会員先行】
受付期間:12月15日(月)18:00~12月21日(日)23:59
※同行者もCREW会員であることが必要

 

■<YOU ARE WELCOME TOUR>
▼2026年
6月14日(日) 愛知・COMTEC PORT BASE
open17:00 / start18:00
6月22日(月) 東京・Zepp DiverCity(TOKYO)
open18:00 / start19:00
6月28日(日) 宮城・SENDAI GIGS
open17:00 / start18:00
7月03日(金) 北海道・Zepp Sapporo
open18:00 / start19:00
7月09日(木) 神奈川・KT Zepp Yokohama
open18:00 / start19:00
7月22日(水) 大阪・Zepp Osaka Bayside
open18:00 / start19:00
7月30日(木) 愛知・Zepp Nagoya
open18:00 / start19:00
8月06日(木) 大阪・なんばHatch
open18:00 / start19:00
8月20日(木) 福岡・Zepp Fukuoka
open18:00 / start19:00
8月26日(水) 東京・Zepp Haneda(TOKYO)
open18:00 / start19:00
▼チケット
スタンディング 8,800円(税込 / 別途ドリンク代必要)
2F指定 11,000円(税込 / 別途ドリンク代必要)
※未就学児童のご入場はできません/小学生以上はチケットが必要になります
【[Alexandros]CREW会員先行】
受付期間:2026年1月19日(月)~1月26日(日)23:59
※同行者もCREW会員であることが必要

 

■<[Alexandros] presents THIS FES ’26 in Sagamihara>
日時:2026年10月31日(土)、11月1日(日)
会場:相模原ギオンフィールド、及びその周辺

 

関連リンク
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