安室奈美恵、ベストシングルをフィーチャーしたライヴ・レポ

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2003年12月に最新アルバム『STYLE』をリリースしたばかりの安室奈美恵が2004年1月15・16日、東京国際フォーラム ホールAで<namie amuro SO CRAZY featuring BEST singles tour 2003-2004>の東京・追加公演を行なった。このツアーは2003年11月から2004年3月まで続く大規模なもので、全国で12万人を動員する。発売直後にほぼ全公演がソールド・アウトし、急遽追加公演が組まれたがその追加も完売する人気ぶり。

そんな中で行なわれたこの公演は、開演前からファンの熱気もすさまじく、1F前方から2Fの後方までびっしり満員の観客は、安室奈美恵がステージに登場すると悲鳴に近い歓声を上げた。ライヴは最新アルバム『STYLE』からの「Put’Em Up」でオープニングを飾ると、今井了介、VERBAL、ZEEBRAらとコラボしたSUITE CHICの楽曲「Uh Uh,,,,,,」などを交えつつ、キュートなミニスカでステージを展開。SUITE CHIC/STYLEで見せたヒップホップ、R&B路線を見事に自分のものにしている印象を受けた。とくにこれらの曲ではPVを彷彿とさせるようなキビキビとした動きで、ダンサーたちと息の合ったダンスを見せてくれた。また、“featuring BEST singles tour”とツアー名にあるとおり、セットリストには過去のヒットシングルがフィーチャーされていた。「CAN YOU CELEBRATE?」「SWEET 19 BLUES」などではイントロで大歓声、曲が始まれば会場中が水を打ったように聴き入るなど、文字どおりステージと観客が一体になったパフォーマンスを披露。新旧交え計21曲を繰り広げた。MCでは「『STYLE』の曲でのツアーもしたい」と明かした安室。そちらのツアーへの期待も膨らむ大満足のライヴだった。
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