ビートルズ、'76年のセッションテープがネットオークションに

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ビートルズの'76年のスタジオセッションを収録したテープと楽曲リストが、インターネット・オークションに出品されている。12月16日付の『Irish Examiner』によると、レコード収集家でオークション・サイト「モーメンツ・イン・タイム」の管理人、ゲイリー・ジメットが、'76年11月2日に長年のプロデューサー、ジョージ・マーティンのもとにジョン・レノンとポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターがロサンゼルスで集結したと述べているという。ジメットは、その歳グループは5曲をレコーディングしたが、仲間割れで終わったため、レコーディング物はリリースされなかったと話している。

ジメットによると、テープ自体は「消去」されたが、ラベルが残っており、「Happy Feeling」「Back Home」「Rockin' Once Again」「People Of The Third World」「Little Girl」といった曲がリストされているという。彼はまた、完全な形のテープがロンドンのアビーロード・スタジオの倉庫に眠っているとも述べている。さらに、ダヴレン・スタジオの元オーナー、レン・コヴナーが、実際にセッションが行われたことを“きちんと確認”している。

このテープの所有者、キース・クリムゾンは、Apple Recordsに勤務していた人物から約6週間前にこのテープを購入したとContactmusic.comに語った。彼がテープのことを知っていたのは、レコード会社の少数の人間と親密だったからという。また「ポール・マッカートニーがあらゆる手段を使ってテープを葬り去ろうとした。ビートルズが再結成して失敗したというのを知られるのが怖かったからだ」と話している。これに対しポール・マッカートニーの広報担当は「再結成って?」と訝しげだ。

(C)LAUNCH.com
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