シーナ&ロケッツ、デビュー25周年ライヴで「これからも突っ走る!」
鮎川誠(G)とシーナ(Vo)を中心に結成、1978年10月にデビューし、今年で25周年を迎えたのが、シーナ&ロケッツだ。今年、記念すべき2003年に『DREAM BOX』(2CD+1DVDの限定ボックス)と『THE GREATEST SHEENA & THE ROKKETS』のベスト盤をリリース、そして11/23に渋谷AXにて25周年記念ライヴを行なった。
まずはこの日、オープニング・アクトにDARK SIDE MIRRORSが登場。このバンドは鮎川誠とシーナ夫妻の娘2人(VoとDr)が所属し、パンキッシュなサウンドで華を添えて、シーナ&ロケッツのステージへとつなげた。
そして、19時ちょうど、鮎川誠を筆頭にロケッツのメンバー登場。鮎川は黒の革のトレンチ姿、黒の帽子、そしてトレードマークの黒のサングラスと満面の笑顔で現われると、彼がヴォーカルを取るナンバーで開始。「遠くからも近くからも来てくれてありがとう!」と感謝の言葉を投げ掛けた。数曲披露したあと、この日が誕生日というシーナが紹介され、満を持してステージに登場。鋲がいっぱい付いた黒革のライダースーツに、シルバーのミニスカートのワンピース姿、足元はピンヒール! キンクスやヴァン・ヘイレンで有名なカヴァー「You Really Got Me」を歌い、“戦争のない平和へ…!”とコメントした「Happy House」で会場を沸かし、シーナ&ロケッツのロック全開した。
中盤、“ダンディでファンキーでクールだけど、音楽はスカしている(笑)”と紹介された東京スカパラダイスオーケストラのホーン5人(NARGO、北原雅彦、冷牟田竜之、GAMO、谷中敦)が登場し、「Rought Neck Blues」「Boogie Baby」など4曲をセッション。
終盤は「ハートに火をつけて」「Pretty Little Boy」「Lemon Tea」などで会場に集まった1,500人を沸かし、アンコールには「You May Dream」に、ストーンズのカヴァー「(I Can't Get No) Satisfaction」を披露した。
ラストの「(I Can't Get No) Satisfaction」でつくづく思った。このバンドは、シーナと鮎川が1本のマイクを分け合って“Baby”の1ワードとそのシャウトだけで、己のロック魂を表現することができるのだと。それだけで充分すぎるほどロック。御託や理屈は要らない。彼らのスタイルは古い、と一蹴するのは簡単だろう。彼らが好んでカヴァーするストーンズも時代とともに変化している。けれど、シーナ&ロケッツは、相変わらず古い時代のストーンズのカヴァーをして、ここに居る。それが彼らのロックであり、スタイルであり、シーナ&ロケッツ、なのだ。もう理屈抜き。
「25年間突っ走ってこれたけれど、これからも突っ走るよ!」(鮎川)という言葉に対し、思わず「うんうん」と頷いてしまう、そんなライヴだった。
まずはこの日、オープニング・アクトにDARK SIDE MIRRORSが登場。このバンドは鮎川誠とシーナ夫妻の娘2人(VoとDr)が所属し、パンキッシュなサウンドで華を添えて、シーナ&ロケッツのステージへとつなげた。
そして、19時ちょうど、鮎川誠を筆頭にロケッツのメンバー登場。鮎川は黒の革のトレンチ姿、黒の帽子、そしてトレードマークの黒のサングラスと満面の笑顔で現われると、彼がヴォーカルを取るナンバーで開始。「遠くからも近くからも来てくれてありがとう!」と感謝の言葉を投げ掛けた。数曲披露したあと、この日が誕生日というシーナが紹介され、満を持してステージに登場。鋲がいっぱい付いた黒革のライダースーツに、シルバーのミニスカートのワンピース姿、足元はピンヒール! キンクスやヴァン・ヘイレンで有名なカヴァー「You Really Got Me」を歌い、“戦争のない平和へ…!”とコメントした「Happy House」で会場を沸かし、シーナ&ロケッツのロック全開した。
中盤、“ダンディでファンキーでクールだけど、音楽はスカしている(笑)”と紹介された東京スカパラダイスオーケストラのホーン5人(NARGO、北原雅彦、冷牟田竜之、GAMO、谷中敦)が登場し、「Rought Neck Blues」「Boogie Baby」など4曲をセッション。
終盤は「ハートに火をつけて」「Pretty Little Boy」「Lemon Tea」などで会場に集まった1,500人を沸かし、アンコールには「You May Dream」に、ストーンズのカヴァー「(I Can't Get No) Satisfaction」を披露した。
ラストの「(I Can't Get No) Satisfaction」でつくづく思った。このバンドは、シーナと鮎川が1本のマイクを分け合って“Baby”の1ワードとそのシャウトだけで、己のロック魂を表現することができるのだと。それだけで充分すぎるほどロック。御託や理屈は要らない。彼らのスタイルは古い、と一蹴するのは簡単だろう。彼らが好んでカヴァーするストーンズも時代とともに変化している。けれど、シーナ&ロケッツは、相変わらず古い時代のストーンズのカヴァーをして、ここに居る。それが彼らのロックであり、スタイルであり、シーナ&ロケッツ、なのだ。もう理屈抜き。
「25年間突っ走ってこれたけれど、これからも突っ走るよ!」(鮎川)という言葉に対し、思わず「うんうん」と頷いてしまう、そんなライヴだった。
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