第31回アメリカン・ミュージック・アワード結果発表(1/2)
11月16日(日)、第31回アメリカン・ミュージック・アワード(AMA)が開催された。オープニングではパープルのコルセットにブラックのホットパンツ、ロングブーツを身につけたブリトニー・スピアーズが、新曲「Me Against the Music」をパフォーマンス。授賞式の幕が切って落とされた。続いてポップ/ロック部門の最優秀男性パフォーマンス賞を受賞したキッド・ロックが、バッド・カンパニーの名曲「Feel Like Makin' Love」('75年)を熱唱。
だが、こうした華麗な幕開けに加え、テレビを観ていた人々の目には、ルーサー・ヴァンドロスが勝利者として映ったかもしれない。脳卒中で倒れて以来、入院中の彼だが、53歳になった今もなおセンチメンタルな魅力を維持。4月に倒れる寸前に完成したアルバム『Dance with My Father』が、最優秀男性R&Bアーティストと最優秀R&Bアルバムを獲得した。入院中の彼に代わって賞を受け取った母親のメリーは「ルーサーが出席できなくてたいへん残念です。この賞は私から本人に渡します。応援してくれた皆さんに感謝しています」と涙ながらに語った。
授賞式の模様はLAのシュライン・オーディトリアムからABC-TVで生放送された。当日の司会進行役を務めたのは深夜のトーク番組でお馴染みのジミー・キメル。昨年は、オズボーン夫妻がホストを担当したが、放送禁止用語を連発した会話が頻繁に登場し、テレビ局側が検閲に苦労したようだ。今年はエクゼクティヴ・プロデューサーのディック・クラークがキメルをホスト役に推薦。即興を重視した自由なやり取りを求めたが、「いくつかの事項について注意を促した」という。
3時間に渡って放送された今回の授賞式では、第23回に賞を獲得したアラバマが、最優秀カントリー・グループに輝いた。現在、さよならコンサート・ツアー中のアラバマは、AMAの歴史の中で、最も受賞回数の多いアーティストとなった。これに続くのはマイケル・ジャクソンの21回とケニー・ロジャースの19回となっている。メンバーのランディ・オーウェン(Vo)は「長年グループを支え、勇気づけて応援してくれたファンに感謝したい」と語った。カントリー部門ではまた、フェイス・ヒルがマルティナ・マックブライドとシャナイア・トゥエインを破って、最優秀女性カントリーアーティストを獲得。これまでに4つのAMAを手にしている彼女は、観衆に向かって「私が望んでいたのは、このステージに立って歌うこと。再びそれを叶えてくれたファンの皆さんに感謝したい」と述べた。彼女の夫であるティム・マッグロウは、最優秀カントリー男性パフォーマンスを受賞した。
また、セリーヌ・ディオンが最優秀アダルトコンテンポラリー・アーティストを、50セントがストリート生活を描いたタフなアルバム『Get Rich or Die Tryin'』で最優秀ラップ/ヒップホップ・アルバムと最優秀男性ラップ/ヒップホップ・アーティストをそれぞれ獲得している。
他にはリッキー・マーティンが最優秀ラテンスターに、ソウルのベテラン、アイズレー・ブラザーズが最優秀R&Bグループに輝いた。また、最優秀ラップ/ヒップホップ・グループがリル・ジョン&ジ・イースト・サイド・ボーイズに贈られている。
インターネット投票では、音楽オーディション番組『アメリカン・アイドル』の準優勝者、クレイ・エイケンがファン賞を受賞。彼は「こんな賞をもらえるなんて思わなかった。2番手に慣れちゃってるから」と聴衆に語った。
ミッシー・エリオットは最優秀女性ラップ/ヒップホップ・アーティストを受賞したが、ステージに姿を見せなかった。しかし、コマーシャルを挟んでしばらくすると彼女が到着。ジミー・キメルが彼女をステージに上げた際、エリオットは「リムジンが盗まれて、今、着いたところ」と説明した。
受賞式のステージでは、ピンクが「Trouble」を披露し、続いてロッド・スチュワートがロジャーズ&ハートのスタンダード「My Heart Stood Still」をカヴァーしたりと、休み無くパフォーマンスが続けられた。アラン・ジャクソンの「Remember When」に続いて、アシャンティが「Rain on Me」を歌うと、彼女が立つステージに雨が降り注いだ。『アメリカン・アイドル』出身のクレイ・エイケンは「Invisible」を熱唱。そのすぐ後に、今度は優勝者のルーベン・スチュダードが、ルーサー・ヴァンドロスの定番ともなっているカーペンターズの「Superstar」をカヴァー。音楽オーディション番組出身の2人は最後にゴスペルソングの「Jesus is Love」をデュエットした。
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だが、こうした華麗な幕開けに加え、テレビを観ていた人々の目には、ルーサー・ヴァンドロスが勝利者として映ったかもしれない。脳卒中で倒れて以来、入院中の彼だが、53歳になった今もなおセンチメンタルな魅力を維持。4月に倒れる寸前に完成したアルバム『Dance with My Father』が、最優秀男性R&Bアーティストと最優秀R&Bアルバムを獲得した。入院中の彼に代わって賞を受け取った母親のメリーは「ルーサーが出席できなくてたいへん残念です。この賞は私から本人に渡します。応援してくれた皆さんに感謝しています」と涙ながらに語った。
授賞式の模様はLAのシュライン・オーディトリアムからABC-TVで生放送された。当日の司会進行役を務めたのは深夜のトーク番組でお馴染みのジミー・キメル。昨年は、オズボーン夫妻がホストを担当したが、放送禁止用語を連発した会話が頻繁に登場し、テレビ局側が検閲に苦労したようだ。今年はエクゼクティヴ・プロデューサーのディック・クラークがキメルをホスト役に推薦。即興を重視した自由なやり取りを求めたが、「いくつかの事項について注意を促した」という。
3時間に渡って放送された今回の授賞式では、第23回に賞を獲得したアラバマが、最優秀カントリー・グループに輝いた。現在、さよならコンサート・ツアー中のアラバマは、AMAの歴史の中で、最も受賞回数の多いアーティストとなった。これに続くのはマイケル・ジャクソンの21回とケニー・ロジャースの19回となっている。メンバーのランディ・オーウェン(Vo)は「長年グループを支え、勇気づけて応援してくれたファンに感謝したい」と語った。カントリー部門ではまた、フェイス・ヒルがマルティナ・マックブライドとシャナイア・トゥエインを破って、最優秀女性カントリーアーティストを獲得。これまでに4つのAMAを手にしている彼女は、観衆に向かって「私が望んでいたのは、このステージに立って歌うこと。再びそれを叶えてくれたファンの皆さんに感謝したい」と述べた。彼女の夫であるティム・マッグロウは、最優秀カントリー男性パフォーマンスを受賞した。
また、セリーヌ・ディオンが最優秀アダルトコンテンポラリー・アーティストを、50セントがストリート生活を描いたタフなアルバム『Get Rich or Die Tryin'』で最優秀ラップ/ヒップホップ・アルバムと最優秀男性ラップ/ヒップホップ・アーティストをそれぞれ獲得している。
他にはリッキー・マーティンが最優秀ラテンスターに、ソウルのベテラン、アイズレー・ブラザーズが最優秀R&Bグループに輝いた。また、最優秀ラップ/ヒップホップ・グループがリル・ジョン&ジ・イースト・サイド・ボーイズに贈られている。
インターネット投票では、音楽オーディション番組『アメリカン・アイドル』の準優勝者、クレイ・エイケンがファン賞を受賞。彼は「こんな賞をもらえるなんて思わなかった。2番手に慣れちゃってるから」と聴衆に語った。
ミッシー・エリオットは最優秀女性ラップ/ヒップホップ・アーティストを受賞したが、ステージに姿を見せなかった。しかし、コマーシャルを挟んでしばらくすると彼女が到着。ジミー・キメルが彼女をステージに上げた際、エリオットは「リムジンが盗まれて、今、着いたところ」と説明した。
受賞式のステージでは、ピンクが「Trouble」を披露し、続いてロッド・スチュワートがロジャーズ&ハートのスタンダード「My Heart Stood Still」をカヴァーしたりと、休み無くパフォーマンスが続けられた。アラン・ジャクソンの「Remember When」に続いて、アシャンティが「Rain on Me」を歌うと、彼女が立つステージに雨が降り注いだ。『アメリカン・アイドル』出身のクレイ・エイケンは「Invisible」を熱唱。そのすぐ後に、今度は優勝者のルーベン・スチュダードが、ルーサー・ヴァンドロスの定番ともなっているカーペンターズの「Superstar」をカヴァー。音楽オーディション番組出身の2人は最後にゴスペルソングの「Jesus is Love」をデュエットした。
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