デビッド・リー・ロス、武勇伝ではないと不審者撃退の真相を語る

ポスト
4月26日(土)、David Lee Rothがカリフォルニア州パサディナにある自宅で侵入者を取り押さえたという報道について、彼はこの武勇伝を否定した。

Rothは午前3時頃、敷地内の物音で目が覚めた。そこにいたのは近所に住むCharles Cooleyという男で、10フィートの壁をよじ登ってRothの寝室の窓へ向かってきた。そこでRothは大声を出して、男に要求を聞いたという。

RothはCooleyがひどく興奮していたため、身の安全を確保しなければならないと感じたと話している。
「彼は金切り声で叫び、ひとりでわめきながら右側の擁壁へ向かって走り出した。そして、小道の近くで向きを変えて、行き止まりに突進した。すると、こっちを向いたから、俺はできるだけ大きくショットガンを扱う音をたて……完全な命令口調でこう言った。“伏せろ! 黙れ! 手に持ってる物を捨てろ! 足を組め!”」

Cooleyが芝生へ伏せると、Rothは部屋へ戻って警察を呼んだ。その後、警察が到着し、アンフェタミンの不法所持でCooleyを逮捕した。彼が所有していたのは非常に強力な作用のある刺激性アンフェタミンだった。

警察の報道にRothがショットガンを持っていたという事実がないことについて、RothはCooleyが地面に伏せたので、必要ないと思い片づけたと話している。

Rothによれば、彼の自宅近隣はここ数年、数多くの侵入事件に見舞われているという。中にはファンが会いに来たケースや、強盗未遂も何件かあった。Rothの住む地域では近年、強盗被害が多発しているため、彼はこれらの事件を深刻に捉えている。

「パサディナでは、家宅侵入が大きな問題となっている。アジア系ギャングがたくさんいるんだ。彼らは警察に通報されないように、一家を縛り上げて全員の顔写真を撮っておくんだ」

Rothは事件についてジョーク混じりに話しているが、ショットガンを使わなければならないような状況には二度と遭いたくないという。
「絶対に誰も傷つけたくないんだ。俺はYul Brynnerみたいになりたかった……どうすればなれるかも分かってるし(笑)。銃の講習を受けたよ……やり方は分かってるんだ。奴らの前に立ちはだかって、こう言うんだ。“手を挙げて出てこい!”(笑)。レッスン・ツー。“いいか、この場所は包囲されている!”って、そんな感じかな」

武勇伝についてRothは「大きな音を立てて、こいつ(ショットガン)を2回ほど鳴らしただけ。そうすりゃ、誰も侵入して来ないだろう」と言い、「ヒーローってのは、作られるんじゃないんだ……追いつめられたときにそうなるんだよ」と微笑んだ。

Rothのニューアルバム『Diamond Dave』は7月8日に発売予定。アルバムには彼のオリジナル新曲のほか、BeatlesDoorsJimi HendrixSteve Miller、Savoy Brown、以前に在籍していたVan Halenといったアーティストのカヴァーも収録されている。

Rothは現在、5月24日にノースカロライナ州シャルロットからスタートする長期ツアーに向けて準備中。

(C)LAUNCH.com
この記事をポスト

この記事の関連情報