AC/DC、ザ・クラッシュ、コステロ、ザ・ポリス、ライチャス・ブラザーズらがロックの殿堂入り

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AC/DCThe ClashThe PoliceElvis Costello & The Attractions、The Righteous Brothersらが3月10日(月)、ロックの殿堂入りを果たした。ほかにもレコード・エクゼクティヴのMo Ostin、サイドマンのBenny Benjamin、Floyd Cramer、Steve Douglasらが殿堂入り。式典はNYのウォルドーフ・アストリアホテルで開かれ、この模様は編集された後、3月16日にVH1で放送される予定。

殿堂が各アーティストに与えた解説は次の通り:

AC/DC――オーストラリア出身の人気ハードロック・バンド。ブルージーなギターと切り裂くようなヴォーカルが特徴。少なくとも3世代にわたって熱狂的なヘヴィメタル・ファンに影響を与えている。

The Clash――ブリティッシュ・パンクの黎明期に頭角を現す。政治色の強い彼らは反戦、人種差別、行き詰まりの経済、そして本当のロマンスにまでその主張が及び、“本当に価値のある唯一のバンド、最大で最後のブリティッシュ・ロック・バンド”の名を得た……Clashはパンクに政治・社会的主張を持ち込み、ロックの商業化が押し寄せたMTV全盛時代の初期にも自分たちの路線を崩さなかった。

Elvis Costello & the Attractions――パンクロックの生々しいエネルギーを持った次世代シンガー・ソングライターのニューウェイヴとして登場。新しい音楽の象徴的リーダーとして彼らの与えた影響は、記憶に残る数々のツアーに特筆される。

The Police――'70年代末にブレイクした3人組。彼らの音楽はパンクの出現以来、最も大きな影響を力を持つ……バンドは時折、演技の分野にも身を寄せたが、控えめながら研ぎ澄まされた妙技を持続し、レゲエのグルーヴと複雑なアレンジの中でその才能を発揮した。'77年から'83年にかけてリリースした5枚のアルバムすべてが絶賛され、解散までに無数のトップ10ヒットを生みだしている。

The Righteous Brothers――その音楽を“青い目のソウル”という言葉で形容されるデュオ。2人によるヒット曲の歴史はPhil Spectorがプロデュースした「You've Lost That Lovin' Feelin'」で始まった。この曲はポピュラー音楽のクラシック作品の中で最も息の長い1曲となっている。

ロックの殿堂のエグゼクティヴ・ディレクター、Suzan Evansは次のように話している。「今回殿堂入りしたアーティストは、'60年代のソウル、ヘヴィメタル、'70年代のブリティッシュ・パンクに至るまで、ロックにおける多くのジャンルに影響を与えている。彼らの素質は歴史的なパフォーマンスによってはっきりと証明されている」

入殿にあたっては、最初のレコード・リリースから25年を経たアーティストに資格が与えられ、ロックの発展と永続性への貢献におけるアーティストの影響と重要性が考慮される。この25年の規定を含む同様の基準は、ノンパフォーマンス部門とサイドマン部門にも適用されている。

Bruce Simon, NY (C)LAUNCH.com
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