ブルース・スプリングスティーン、セットのオープニングを変更して反戦を訴える

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Bruce Springsteenは今年のツアーでオープニングの選曲を少し変えているようだ。昨年のライヴでは1回を除いてすべてが「The Rising」で始まっていたが、2月28日(金)のジョージア州ダルースの公演は「No Surrender」でスタートした。続く3月2日(日)、テキサス州オースティンのオープニングはEdwin Starr「War」のカヴァーだった。この選曲には注目すべき別の理由があり、テキサスの州都でGeorge Bush大統領がかつて住んでいたオースティンで取り上げた「War」は、「What is it good for? / Absolutely nothing!(何の得があるんだ?/まったく何もない!)」と訴える反戦ソングだ。

28日のショウではこの曲の後に「Born In The U.S.A.」のイントロが流れ、Springsteenは次のように語った。「イラクに関しては平和的な解決を望んでいる……軍隊を無事に帰還させてほしい……。この曲は'83年にベトナム戦争について書いた曲だ。もう2度と書きたくないんだ」

Springsteenはまた『The Rising』の「Empty Sky」をプレイした後に「平和への祈りとしてこの曲を捧げたい」とも語っている。Springsteen & The E Street Bandは3月4日、フロリダ州ジャクソンヴィルでコンサートを行なう。

Bruce Simon, NY (C)LAUNCH.com
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