フェイス・ヒル、『Cry』は“干草の山から針を見つける”ような作業だった

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Faith HillのチャートNo.1アルバム『Cry』は、制作の開始から終了まで1年を要した。Hillは子育てとレコーディングの2つに集中しなければならなかったが、彼女は娘のGracie、Maggie、Audreyを世話する合間をぬって申し分のない14曲を集め、新作を完成させた。

Hillは今回のアルバムで最高のものを作るべく、ソングライター全員を招いて彼女の元へ送られてきたあらゆる曲を何時間もかけて聴いたとLAUNCHに話してくれた。「そう、プロデューサーたちと一緒に長い時間をかけて何万曲も聴いたの。決して手を抜かなかったし、ある特定の分野にもこだわらなかった。かつて一緒に仕事をしてうまくいったり、知り合いで前にアルバムを作ったことがあるソングライターたちと連絡をとったわ。とにかくみんなとコンタクトをとったから、どんな曲が来るかはあまり気にしなかったのよ」

Hillは、『Cry』に収録する最初の1曲を見つけるのがたいへんだったが、その後の作業はずっと簡単になったと話す。「曲を聴くプロセスは退屈で、気が遠くなる作業よ。でも、興味を持った曲には何かがあるはずなの。歌詞の内容が良くて、戻ってもう一度聴き直したり、メロディが心から離れなかったり。それって、何かエモーショナルなものをそこに感じているはずなのよ。最初の1曲にたどり着いたときは本当にエキサイトしたけど、アルバム作りではそこがいちばん難しい部分だった。だって“ああ! いつになったらプロジェクトを進められるような曲にたどり着けるの?”って感じだったから。干し草の山から針をみつけるようなたいへんな作業だったわ、ほんと」

Hillのアルバムに収録された最初の“針”は「If This Is The End」だった。

『Cry』からのニューシングルは「When The Lights Go Down」で、すでにチャートを上昇中。この曲はまた、彼女の感謝祭のTV特番『Faith Hill: When The Lights Go Down』のタイトルにもなっている。番組にはCarlos Santanaがスペシャルゲストとして出演し、Hillの歌う「Breathe」にギターで参加する。同番組は11月28日午後9時(米東部標準時)からNBCで放送予定。

Margy Holland, Nashville (C)LAUNCH.com
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