ブルース・スプリングスティーン、ボストンの橋の開通式でパフォーマンス

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10月4日(金)、Bruce SpringsteenがボストンにあるLeonard P. Zakim Bunker Hill Bridgeの開通式で「Thunder Road」をプレイした。この橋の名はSpringsteenのファンで最終的に友人となった活動家にちなんで名付けられた。

ニュージャージー出身のSpringsteenは、ボストンの政治家や公職員らと共にセレモニーの最前列に座った。Zakimの3人の子供、JoshとDeena、Shariによって紹介されると、彼はスピーチを行ない、アコースティックギターとハーモニカで『Born To Run』('75年)収録の同曲を演奏。Springsteenは開通式に集まった数千人を前に「この橋は思ってたよりもデカい。こんなにデカいとは思ってなかったな。これだったらバンドの連中をみんな連れてくりゃよかったよ」とジョークを言い、歌い始めた。

Springsteenは5年間のガンとの闘病の末、'99年12月2日に46歳で亡くなったZakimのことに触れ、次のように話した。「彼には熱烈な、内に秘めた魂があって、誰もがそれを感じることができた……たとえ病気だったとしても」

ZakimはニューイングランドのAnti-Defamation League(名誉毀損に反対する連盟)の元重役で、人種/同性愛差別、宗教的偏見と闘う団体Team Harmonyを創設した人権活動家。

Springsteenは'99年8月26日のボストン公演で「The Promised Land」をZakimに捧げている。2人はショウが始まる前にお互いに紹介され、SpringsteenはZakimについて「あなたが歌ってることを前線で実践している人物だ」と紹介されたという。

Zakimの妻JoyceもまたSpringsteenと話し、感謝の意を表した。「Thunder Road」は3年前のZakimの葬儀のときにも演奏されている。1億ドルをかけて建設されたこのケーブル橋の開通式は午前中にSpringsteenが出席して開かれ、夕方にはBruce Springsteen & the E Street BandのコンサートがボストンのFleet Centerで行なわれた。

Darryl Morden, Los Angeles (C)LAUNCH.com
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