マライア・キャリーの弁護士がVirginによる契約解除を説明

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今週発表されたMariah CareyのVirginの突然の契約解除について、Careyの弁護士は、彼女が合計4900万ドルを受け取ったことをLAUNCH.comに明かした。この金額は、Virginの親会社であるEMIの発表と異なっている。同社のコメントでは合意金額は2800万ドルとしか述べられていなかった。Careyが契約期間中にリリースしたのはアルバム『Glitter』1枚のみ。

Careyの弁護士、Marshall B. GrossmanはLAUNCH.comにこう語っている。
「EMIとVirginはMariahの今後一切の義務を免除し、さらに彼女への手当てとして、すでに支払済みであった2100万ドルに加え、2800万ドルを支払うという条件でCareyと合意に至りました。合計4900万ドルです」

GrossmanによればEMIは、Careyの知らないうちに、その承諾を得ないまま、合意金額を2800万ドルとして発表したのだとし、これは事前の合意条件に反しているという。
「こうした合意契約では通例ですが、英国および米国での公式発表は、共同声明のかたちで行なうと両者間で合意しました。また、両者共に“どちらからも追加発表を行なわない”ことにも合意していました。残念なことに、EMIは自分たちで追加コメントを発表することにしてしまいました。その行為はまさに両者間の合意条件に違反しています」

1月23日(水)の午後、Careyの広報担当であるCindi BergerとGrossmanは、独自の記者発表を行なうことで反撃に出た。
「EMIの発表は一方的に出されたものであり、両者間の合意条件にあからさまに違反しています。また、内容も誤ったものです」

GrossmanはさらにEMI側の解釈の仕方を問題視し、こう語っている。
「EMIの発表では、“VirginがMariah Careyとの契約を打ち切った”とされていますが、それは単純に真実ではありません」

また、EMIに対する法的処置を考慮しているのかとの問にはこう答えた。
「今現在は、我々としては単純に今日起こったことに対処しようとしているだけです。ですが、あらゆる可能性について調査していくつもりです」

EMIの発表で、疑問とされているのは次の一文である。
「本日、Mariah CareyとEMIのVirgin Recordsは、両者間の複数枚のアルバム契約の友好的な終了を発表します」

GrossmanはLAUNCH.comに対し、CareyはVirginでたった1枚しかアルバムを出していないが、4900万ドルに十分値すると断言する。
「彼女の実績や経歴、社会的地位を考えてみてください。1億5000万枚以上のアルバムを売り上げているんです。彼女のファンのほとんどが、この全額をキッチリ貰って当然だと言うでしょう」
「今回のEMIの行動を考えると、多くのファンが今やもっと貰うべきだと言うのではないかと思います。もし、大衆が何かに怒るとすれば、彼女のようなアメリカのヒロインに対するEMIの扱いに対して怒るべきでしょう」

Jason Gelman, New York LAUNCH.com
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