パフ・ダディ、陪審員の判断により無罪

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3月16日(金)、銃不法所持と贈収賄をはじめとする5つの訴因で訴えられていたSean "Puffy" Combsは、ニューヨークの裁判所の陪審員によって3日間審議された後、無罪となった。Combsのボディーガードで同じ告発を受けていたAnthony "Wolf" Jonesも無罪となった。

Combsの弟分、Jamaal "Shyne" Barrowは第1級暴行罪と無謀危険行為で有罪となったが、殺人未遂罪には問われなかった。

ことの発端は'99年12月27日、CombsがMatthew "Scar" Allenを突き倒した事件から始まり、それが口論となり、銃の発砲へとエスカレートした。発砲後に、Combsとその仲間は現場からリムジンで逃走。その中には、Combsの当時のガールフレンドで女優/シンガーのJennifer Lopez、ボディーガードのAnthony "Wolf" Jones、運転手のWardel Fendersonが含まれていた。すぐに警察が彼らを停止し、車の中から9ミリ口径銃を発見、Combs、Lopez、Jones、Fendersonを銃器不法所持と盗品所持の罪で逮捕した。Lopezに対する起訴は後に取り下げられている。

被害者は全員、Combsに対して訴訟を起こし、頭部に7発の銃弾の破片を受けたNatania Reubensは、その訴訟で1億5000万ドルを要求、共に右肩を撃たれたJulius JonesとRobert G.A. Thompsonはそれぞれ1億ドルと5000万ドルの訴訟を起こした。

Fendersonは300万ドルで、Combsに9ミリ口径銃の所有者となるよう買収されたと主張。

Club New Yorkのオーナー、Michael Bergosは店内の破損に対してCombsに180万ドルを要求している。

Combsの弁護団は一貫して、Combsは被害者のスケープゴートとして利用されたと主張、Combsの知名度を悪用しようとした彼らを非難している。

Jason Gelman、Dave Gorab、ニューヨーク
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