リンプ・ビズキットのフェスティヴァル事故で、心臓発作を起こした被害者が死亡

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1月26日(金)にオーストラリアのシドニーで行なわれた“Big Day Out”フェスティヴァルで、Limp Bizkitのライヴ中にファンが押し寄せ、18歳の少女が心臓発作を起こすという事故が起こったが、1月31日(水)、この少女が死亡した。

フェスティヴァル主催者は、“Big Day Out”の公式ウェブサイトにコメントを発表した。
「Big Day Outは、1月26日金曜日のシドニーでのショウで事故に遭い、悲劇的な死を迎えることになったJessicaさんに対し、謹んでお悔やみ申し上げたいと思います。また、遺族や友人の方々に哀悼の意を表します。」
「Big Day Outは、若さと音楽の喜びを称えてきました。今回、少女と彼女の友人にとって本来は楽しいお祭りであるべき場で、彼女が命を落とす結果となったことに、関係者一同、大きな衝撃を受けています」
「マスコミの方々には、突然のJessicaの死に直面しなければならない遺族の思いを察し、そっと静かに見守ってあげてくれるよう、強くお願いします。Big Day Outでは、Jessicaの死の要因となった詳しい状況が明確になるまでは、これ以上のコメントは控えさせていただきます」

少女の死は、Limp Bizkitとフェスティヴァル主催者の間での論争をより大きなものにしていくだろう。Limp Bizkitは事故後、主催者の観客の安全に対する無神経な態度について触れ、その後のメルボルン(1月28日)、アデレード(2月2日)、パース(2月5日)での出演をキャンセルしていた(1月30日付ニュース参照)。

少女が死亡する前に、バンドは次のようなコメントを出していた。
「“Big Day Out”コンサートでケガをされた方々には大変申し訳なく思います。心臓発作を起こされた方が無事回復されることを祈っております」

また以前、“Big Day Out”のウェブサイトに掲載されていた主催者のコメントでは、Limp Bizkitが「ステージ前で前例のない暴力的な観客の行動」を煽ったとしていた。

Craig Rosen、ロサンゼルス
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