アリーナ級の会場を包み込んだ陰鬱な「ラスト・ワルツ」
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空から炎が降ってくることはなかった。東から星が現われることはなかった。Billy Corganが、すべてはひどいジョークだったと宣言することもなかった。実際のところSmashing Pumpkinsの最後から数えて2番目のコンサートは、ステージ上と観客の中の両方に多くのメランコリーと無限の悲しみを残して終わったが、そのために世界が大きく変化するということはなかった。United Centerという巨大な会場に世界中から集まったファンたちは、“オルタナティヴロック”の定義に一役買ったバンドの1つが、最後に何か奇跡的な偉業を成し遂げるのを期待していたようだ。しかし、演奏自体は満足できる出来だったものの、最後には観客はむしろ陰鬱な「ラスト・ワルツ」を聴き終えた気分だったろう。 12月2日(土)に行なわれた、「“本当に”最後のショウ」のレヴューはこちら |
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