活動再開! …でもそんな気負いゼロのナイス楽曲が登場

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LAUNCH JAPAN: ホフディラン取材記事

ホフディラン活動再開!
レコード会社移籍第一弾!!
前作から1年半ぶりのリリース!!!

――そんな仰々しい活字で彼らの新曲を迎えようものなら、きっと肩透かしをくらうだろう。彼らは相変わらずの平常心とクールな佇まいでそこに立っている…。

そう、"いい曲を作って歌う"というミュージシャンとしてあまりにも当たり前の作業を、当たり前にこなす2人(
渡辺"ベイビー"慎小宮山"ユウヒ"雄飛)の姿勢は以前と何ら変わりはないのだ。

――ホフディランとしては久々のリリースなんですが、まずはその前に休みの間何をしていたのか、というところから聞きたいんですけど。

ユウヒ:
僕は旅行に行ってたんですよ。世界中、あっちこっち。一人旅…みたいな感じで。

――それは何か目的があったんですか?

ユウヒ:
いやなんか、前から行きたかったんですよ。自由な感覚というか、いわゆる仕事があってオフがあって…という感じじゃなく、いろんなことを含めて1コの生活…っていうのがいいんじゃないかなと。とりあえず空路だけ決めて、あとは何も決めずに行ったんで、どこに泊まるとか移動から何から全部自分でやって…。

――ライヴを観に行ったりとかは?

ユウヒ:
ライヴは大抵どこでも行ってましたね。ロンドンとかニューヨークとか、ライヴが行なわれるような街であればどこでも。BECKとか、もっと全然無名な地元のバンドみたいなのも観たし。でも何観ててもすごく楽しめたんですよね。やっぱ日本にいるとどうしても、ホフディランで、どこどこのレコード会社に所属してて…みたいな流れを感じるんだけど、そうじゃなくて"いろんな時が進んでるな"って。例えば今、テクノとかのイベントやってるヤツらがそういう感覚だと思うんです。システムとか全然関係なく、自分たちが一番気持ちいい流れですべてやってるという。それが一番だと思うんですよね。だから"何でも楽しければいいじゃん!"っていうのを一個人として学んだというか、"もっと自由でいいんだな"って感じましたね、すごく。

――3枚目のアルバムがズバリ『ホフディラン』というタイトルだったじゃないですか。そこで一区切りというか、今までの流れを崩したい…みたいな思いもあったのでは?

ユウヒ:
そういう気持ちはないですね。結構ねぇ、全部たまたま(笑)、なんですよ。

ベイビー:考えずにやってきたことが…(笑)。

ユウヒ:
そう。3作目がわりと重い感じになったのも、そのあと休みになったのも、偶然そういうのが重なっちゃっただけで(笑)。だから意図してここで一区切り、みたいなのはなかったですね。

――ベイビーさんはどうですか? 私はベイビーさんのソロ活動は、ちょっと意外でした。

ベイビー:
僕もやると思ってなかったんですけどね(笑)。そのユウヒの旅行が思いの外、長く行くってことが判明したんで…。

――ソロをやってみて良かったな、と思うことは?

ベイビー:
まぁ、一番プラスだったのはステージですね。いざとなったら任せられる相棒がいるっていう場所と、自分しかいないって場所はやっぱり違った。そのステージングにおいて、どう言葉で説明したらいいのか分かんないけど(笑)、特につかんだものっていうとステージですね。うん。…こんな言い方するとヘンですけど、ソロ・アルバム出したことよりも、あのツアーをやって良かったなって。

――そうしてお互いが得たものをぶつけたのが、今回のニュー・シングル「長い秘密」につながっている訳ですが、これは今までのホフらしさを失っていないというか、単純に「いい曲を作って出しました!」という感じがすごくして、とてもいい作品だなと思いました。


ユウヒ:
そう、まさにそうなんです! 旅行から帰ってきて3月ぐらいからずっと曲作ってたんですけど、久々だから…とかいうんじゃなくて、とりあえずいいものを出そうと。要はいい曲をどんどん作って、一番いいと思うものを選んだという感じで。

――そしてまたタイトルがいいじゃないですか。「長い秘密」…。すごく気になる言葉なんですが、どんな意味があるのですか?

ユウヒ:これは生まれてから今までの秘密とか、生まれた時から忘れてしまったこと…みたいな意味合いなんですよね。

――なるほど。それからかカップリングの「ドナー・ドリーマー」ではTOKYO No.1 SOUL SETの川辺ヒロシさんが共同プロデューサーとして参加されてますが、これは初の試みですよね?

ベイビー:そうですね。でも最初は「リズム・トラックを作ってくれないか」って軽い感じだったんですけど、曲をどう良くするかっていうプロセスの中でそうなったという。後で表記する時に気づいてみたら、川辺くんも共同プロデュースぐらいのことはやってたなぁと。……あのねぇ、川辺くんという人は、ホフディラン結成のきっかけを作った人なんで、すごく特別なんです。僕らがもう何も知らないような頃に出会った人だから、特に絶大なる信頼というか、やっぱ特別なんですよね。お父さん…のような存在(笑)。

――最後に、今後ホフディランとしてやっていきたいことをロンチ・ユーザーへひとつ!

ベイビー:
まぁ、ついルーティンな気持ちになっちゃうこともありがちなんですが、常に自由というかね、勝手にやって、人が見てて「こいつら、おもしろそうにやってるな」と見えるようじゃないといかんなと思うんで。だから常に自分を刺激するような努力をして、人からうらやましく見えるようにありたいと思いますね。

ユウヒ:
僕は基本的に、とにかく自由にいろんなことをやる…っていうのがいいと思うんで。やっぱミュージシャンがカッコ良くあるべきだと思うんですよ、いろんな意味合いとして…。海外とか行くと、アーティストっていうものがすごくカッコ良くて。そういうミュージシャンそのものがカッコ良く見える…ということすごくも大切だなと思うので、もっともっとカッコイイことをやっていきたいなと思います。音楽に限らずね!

取材・文●水越真弓


ホフディランからのメッセージ・ビデオが届いてます!
ホフディランのプロモーション・ビデオ「長い秘密」が観られます!


●2000年ホフディランのライヴ・スケジュール

【aloha festival 2000

11/10(金) 赤坂BLITZ 〔問〕SOGO 03-3405-9999

【A BATHING APE presents BAPE HEADS TOUR 2000】

11/01(水) ZEPP仙台 〔問〕GIP 022-222-9999
11/04(土) ZEPP大阪 〔問〕Greens 06-6882-1224
11/06(月) 名古屋クラブダイアモンドホール 〔問〕PARCO 052-264-8111
11/08(水) ZEPP東京 〔問〕ディスクガレージ 03-5436-9600

【学園祭】

10/21(土) 聖心女子大学 〔問〕聖心祭実行委員会室 03-3407-7930
10/29(日) 武蔵野女子大学 〔問〕摩耶祭実行委員会 0424-68-3108
11/03(金) 奈良大学 〔問〕青垣祭実行委員会 0742-48-8569
11/20(月) 早稲田大学(新宿LIQUID Room) 〔問〕早稲田大学UBC 090-9821-6254


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