ナイン・インチ・ネイルズのメンバーのケガとTrentの不調によりコンサート中止

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 5月10日(水曜日)の夜ニューヨークのロングアイランドにあるNassau Coliseumで行われる予定だったNine Inch Nailsのコンサートが中止になった。
 Nothing Recordsの発表によるとTrentの声帯が腫れているのが原因とのことだ。LAUNCHとのインタヴューでナイン・インチ・ネイルズのドラマーJerome Dillonは今回の公演中止にはそれ以外に深い事情が隠されているともらした。
 で、それはいったい何?
「ま、いくつかあるんだけど、そうだな」彼は言う。
「大きなものとしては急患がでたということなんだ。でも、今の時点ではあまり詳しくは言えない。俺たちのコンサートステージの性質からいって、ああいうものなので、バンドのメンバーはツアー中ずっと危険と隣り合わせだというのを感じながら、あえて過激なプレーをしている。この前のMadison Square [Garden] でもケガをした。たいしたものじゃなかったけど、一応、ステージを中断して、ホテルへ戻った。みんなちょっと心配そうだった」とのことだ。
「それで、さらにTrentはその前の晩のMadison Square Gardenで、喉を痛めて声が出なくなったというどうしょうもない事実がある。そういうことが重なって、Nassauでは満足する公演ができないだろうということになった」

 もし全てが回復して状況が整ったらコンサートをするかと尋ねると、Dillonはまだ何か隠している様子で「万事うまくいったら、続けるつもりだ。続行する糸口を常に見つけているから」と答えた。所属レーベルの代表にケガの具体的な状況について問い合わせてみたが、まだ回答は得られていない。
 DillonはJohn Watersの新作映画『Cecil B. Demented』用に書かれた曲“Chow”の制作のためスタジオ入りしていた。曲は今年の夏に発売され、映画はMelanie GriffithとStephen Dorffが出演する。

記:Darren Davis、ニューヨークより
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