【俺の楽器・私の愛機】1758「眠っていた同級生」

【Greco SE-Series】（茨城県　グレ子　45歳）


かねてから自分と同い年のギターが欲しく、どうせなら今まで所有した事がなかったSTタイプ、それもラージヘッドのレフティが良いなと探し続けて数年、オークションにて見つけました。

1979年2月産まれの私に対し、このギターは1978年11月産まれ。3ヶ月年上ですが、同級生ならまぁ良いかと納得してます。当時のストラップ、シールド、そしてGrecoのタグまで付いた、ほぼほぼ新同品。長らく眠っていた様ですが、ピッキングスクラッチの跡がついたピックもあり(現在行方不明で写真なし)、前オーナーの趣向が見えた気がします。

型番は付いてないですが、ペグがクルーソンコピーなので、SE-800辺りか、若しくはレフトオーバーのパーツで適当に組まれた個体でしょうか。

右用として使う為、ナット、ストラップピン等は交換しましたが、他はストックのまま。スイッチは5WAYに交換したかったですが、現行のスイッチだとネジ位置が合わず、ピックガードごと交換するのも…という事でそのままにしています。5WAYが当たり前になる以前、3WAYでハーフトーンのポジションを維持する大変さを追体験しています。

リペアして頂いたお店の方曰く「3トーンサンバーストの黄色の色味など、当時のSTのコピーとしては再現度が高い」との事。STはそんなに詳しくないのですが、物としてはそんなに悪くない様です。これから大事に弾きこんでやりたいと思います。



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これまたレアな逸品。同い年のギターが欲しいというのはよくある話で、もしかしたら誰もが思い至る感覚かなとも思うんですけど、だからといってラージヘッドのレフティSTが欲しいだなんて、こじらせすぎ。そんな都合のいいギターがあるわけないやん…と思いきや、こうやって出会うんだから、人生は摩訶不思議。ジミヘン・フリークなのかなと思ったけど、ストラトは持っていなかったってことは違うのか。それにしても天然のクローゼットクラシック状態のピッカピカSEが世に現存していたんですね。すごい。45年もの年月のほとんどを爆睡していたのでしょうけど、カビもなければサビはおろかくすみもない。管理の良さも奇跡的です。（BARKS 烏丸哲也）


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