【俺の楽器・私の愛機】1757「令和6年の出会い、「金」色の冒涜的ストラト」

【Squier Paranormal Custom Nashville Stratocaster】（東京都八王子市　LyucaKusoNingen　29歳）


はじめまして、リュカ（LyucaKusoNingen）と申します。このシリーズを毎回楽しく拝見しております。

今回自慢したいギターは、今年（2024年）の夏に購入した、「Squier Paranormal Custom Nashville Stratocaster」です。

スクワイヤーのパラノーマルシリーズという、ヴィンテージライクなアセンブリを魔改造みたいに装備したシリーズ…本家フェンダーでのパラレルユニバースシリーズに近いポジションのシリーズのギターです。

「Custom Nashville Stratocaster」の名が示す通り、こちらのギターは「カスタム・テレキャスター」のバインディング板っきれボディと、「ナッシュビル・テレキャスター」のピックアップ構成を搭載した…「ストラト」です。

そう、ストラトキャスターなんです！ストラトのボディをカスタムテレキャスターのバインディング板っきれボディにアレンジ、ナッシュビルの名の通りテレキャスターのPUとストラトのミドルポジションPUを搭載している…なんて冒涜的なのでしょう！

色も素晴らしいです。ピッカピカで見事な「金」色。そういえば、2024年の「今年の漢字」は「金」でしたよね…ここにも運命的な何かを感じます。バインディングも相まって相当な高級感が出ており、なんだか「発展しすぎて天罰が下って滅ぼされる古代ローマの大都市」のような雰囲気が出ております。

ちなみにトーンノブを引っ張ると、ブレードスイッチ5番がリア＋フロント、4番がリア＋ミドル＋フロント、になります。テレキャスター特有のおいしいサウンドも逃しません。

ボディ背面を見ると、「ストラトシェイプなのにテレキャスみたいな裏通しの穴だけ」「ストラトシェイプなのにウエストコンターカットがない」という貴重な姿も見ることができます。

元々使用していたテレキャスターが逝去したため泣く泣く購入した本機ですが、今では、万能無敵の幅広いサウンドと、見た目のインパクトにすっかり虜になりました！

とことん冒涜的仕様のこの「ストラト」、末永く大事にしようと思います！




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でたー。こんなんあったらいいんちゃう？的な現世とは違う世界線のギターを、フェンダーは「ここだけの特別ですよ」とParallel Universeシリーズでリリースしていましたが、スクワイヤーでは普通にラインナップしちゃうというヤンチャっぷり。どう考えたって「テレキャスですけどシェイプだけストラト風味にしました」というギターなんだから、「Custom Nashville Telecaster feat. Strato」が正しき命名だと思うんですけど、これをストラトと言い切っちゃうから、話がややこしくなる。「これはストラトキャスターである」と本家が言うのであれば、「Stratocaster Respect to Custom Nashville Tele」が素直な表現よね。そもそもギターに興味のない人には意味不明な戯言ですが…。でも結果、魅力ほとばしるギターの誕生であることに間違いなし。背徳感を背負いながら、ドヤ顔で弾き倒すのが正解です。（BARKS 烏丸哲也）


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