神はサイコロを振らない、自身初のBillboard Live公演で全曲フルアレンジ披露

神はサイコロを振らない初のBillboard公演＜神はサイコロを振らないBillboard Live2024＞が、11月26日にBillboard Live大阪公演にて終幕した。同公演第二部のオフィシャルレポートをお届けしたい。

◆神はサイコロを振らない 画像 / 動画

11月16日の東京公演、11月26日の大阪公演と2ヵ所を巡った本公演。サポートキーボーディストにDevin Kinoshitaを迎えて、全曲フルアレンジのスペシャルなライブを披露した。

会場に集ったファンは、この日のために用意された吉田喜一(G)考案の神サイ楽曲「スピリタス・レイク」をもじったオリジナルカクテル「サトウキビタス・レイク」や食事を味わいながら、ライブハウスとはまた違った柔らかい音楽に耳を傾けていた。


黒を基調としたシックな衣装に身を包んだメンバーが現れると温かい拍手に包まれ、キーボードの弾き語りからスタートした「スピリタス・レイク」。続いて2024年3月から行われた28都市を巡るライブハウスツアーで完成した楽曲「Baby Baby」を披露し、柳田周作(Vo)は「Billboard用にアレンジされた楽曲たちを楽しんでいってください」と語った。

ファンから人気の高いしっとりとしたバラード楽曲「胡蝶蘭」「REM」を披露し、ライヴハウスツアーやフェスでも披露し続けた2024年10月リリース楽曲「シルバーソルト」を演奏した。音源とはまた違った切なさ溢れるアレンジに拍手もはばかられる音の余韻が響き渡った。


MCでは柳田から「こっからファンキーな曲もやっていくので、サポートキーボードディストDevinさんのエレキピアノもカッコいいので、注目してください」と話し、他メンバーの楽器についても、アコースティックベース、ガットギター、ライブセットではないドラムのタム等も紹介しここだけのスペシャル編成であることを伝えた。

続いて、「音源とはまた違うよりファンキーな神サイをお届けできればと思います」と、『連続ドラマW ゴールデンカムイ 6話』のエンディングテーマを務める新曲「火花」を披露。印象的なギターフレーズにカラフルに彩られたライトアップの「愛のけだもの」に続き、「Popcorn 'n' Magic!」ではファン全員が立ち上がり、クラップで会場全体が盛り上がる中、東京公演から引き続きスペシャルゲストとしてasmi(あすみ)が登場し会場を盛り上げた。


「東京公演が終わって時間もないなか、もう1曲コラボをしてもらえるということで、2曲のスペシャルエディションをお届けします」と、コラボレーション曲「朝露に溶ける」を披露。続けて大阪公演のみのパフォーマンスとなる「May」にもコーラス参加。「「朝靄に溶ける」がユニゾンなので「May」ではハーモニーの美しさを感じてもらえたら」と柳田が伝えた。会場の空気も2曲でより温かいものとなった。

「普通に生きることは思っている以上に難しいけど、すごい眠れる枕みたいな存在になれたらいいなと思って書きました」と「目蓋」を披露し、ラストにはメンバー全員のコーラスで会場を感動に包んだ。


本編ラストとなる「告白」の前には、柳田が涙ながらにファンへの感謝と今後の決意を語り、2025年の結成10周年＆デビュー5周年のダブルアニバーサリーイヤーを引っ提げて2025年2月11日に行われる日本武道館公演への熱い想いも語られ、客席から温かな拍手と歓声が送られた。ギターの弾き語りから歌い始め止まりながらも最後までファンへの愛を音楽で伝え続けた。

鳴りやまない拍手に再登場したメンバーは、「夜間飛行」 「LOVE」の2曲を披露。「夜間飛行」では柳田が客席を周り、ファンとのハイタッチをおこなった。「LOVE」の最後にはスペシャルゲストとして登場したasmiも登場し、全14曲を披露し初のBillboard Live大阪公演の幕を下ろした。


ライブ終わりの22時には、今回の大阪公演のセットリストプレイリストと、今回のライブでも披露した「シルバーソルト」のリリックビデオが公開された。ライブ終わりにも神サイの楽曲を余韻とともに楽しむことができる。