【俺の楽器・私の愛機】1709「生音がでかい」

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【Gibson SG Special Ferrari Red (1997)】(愛知県 千種ナオ 三十路)


432ではご紹介いただきましてありがとうございました(名義を変えましたが)。

基本的にあまりセットネックは好きではないのですが、SGだけはどうしても気になっていてたまたまいい個体があったので購入。普通のチェリー系と違いFerrari Redなる1997年ごろの限定カラーらしいです。FenderでもTorino Redとぼかしてるのにそれでいいのか、という感じはありますが…

PUはおそらく490R/Tの組み合わせ。

結論としてはタイトルの通り本当に生音がでかいです。前回紹介頂いたSVと比べると3倍くらい大きいです。
ギターの鳴りというのはこういうことか、と教えてくれた一品です。

2ハム仕様が中々潰しが効くなと感じます。クリーンからローゲインドライブまでファットな音がするあたりは「ミドルしか出ない」と言われるSGとはいえその本領を発揮するところでしょうか。

ゲインを上げすぎると流石にファットすぎるなという感じですが、それでもハイゲインにも対応してくれるところはハムバッカーの矜持でしょうか。

1997年製ですがクラックやウェザーチェックが相当な風格を感じさせるもので、やはりこういうのは弾き込まれたラッカー塗装だからこそ成しうるのだなあと当たり前のことを感じます。(5枚制限なので他の写真まで送れないですが各所、いかにも育っていますという感じがします)





   ◆   ◆   ◆

たしかにこのカラーはレアですね。フェラーリレッドなんてみーんな口にしているイメージカラーだから見逃しているのかな。「ロッソ・コルサ」って言ったらあかんと思うけど。印刷業界で言えばM100Y100という金赤にシアンを20%くらい足した色ですね。そもそもSGって、なぜウォルナットとかチェリーレッドとか渋い色だったんでしょう。マホにシースルーレッドを吹いたらああなっちゃったってノリかな。こういう若々しいカラーリングが最初からラインナップされていれば、もっとファン層が拡大していたかもしれないのにとも思いました。それにしても激鳴りは羨ましい。生音のデカさって未だ謎です。作りや素材に共通項があるわけでもないし、SGのようなソリッドでも生音がバカでか個体ってありますもんね。何より弾いていて気持ちいいってのが最高でしょ。(BARKS 烏丸哲也)

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