【インタビュー】新浜レオン、木梨憲武プロデュース「全てあげよう」が物語る様々なフィールドから愛される理由「やっぱり、秀樹さん愛です」
■松本孝弘さんが「不安なところがない」と
■一発でOKをいただけて。最高の経験でした
──西城秀樹さんと言えば、B'zの松本孝弘さんのカバーアルバム『THE HIT PARADE II』に、西城秀樹さんの「傷だらけのローラ」の歌唱で参加されましたね。
新浜:まず、ゲストボーカリストとして、B'zの稲葉浩志さん、倉木麻衣さん、GLAYのTERUさん、LiSAさん、GRe4N BOYZさんなど、錚々たる顔ぶれの中に新浜レオンもいるという事実が信じられないほどで、光栄です。
──松本さんからオファーがあったということですが。
新浜:『THE HIT PARADE II』制作にあたって、松本さんセレクトで西城秀樹さんのカバーが選曲されたと。そのときに松本さんが、「秀樹さんの曲だったら、レオン君に声をかけよう」とおっしゃってくださったそうです。まず、松本さんが僕のことを知っててくださっただけでも感動で。
──レオンさんにとって「傷だらけのローラ」はどんな曲ですか?
新浜:僕はこれまで秀樹さんの曲をいろいろとカバーしてきましたが、実は「傷だらけのローラ」だけは避けてきたんです。というのも、“秀樹さんといえば「傷だらけのローラ」だよね”というイメージがあると思うんです。この曲のインパクトはあまりにも特別で。秀樹さんだからこそ作れる世界観であり、他の誰が歌っても、ものまねっぽくなってしまうんじゃないかと思ってたから。ただ、いつかカッコよく歌うことが1つの目標でもあったんですね。だから、松本さんからご指名をいただいて、その曲が「傷だらけのローラ」だとうかがったときには、鳥肌が立ちました。
──レコーディングはいかがでしたか?
新浜:レコーディングは昨年行いまして、あのイントロの印象的なギターを聴いたときからもう感動でした。松本さんのギターで僕が歌うなんて…これ以上ない形で「傷だらけのローラ」を歌わせていただけるわけで、とにかく魂を込めました。
──松本孝弘さんから、歌唱に関するアドバイスやリクエストはありましたか?
新浜:いや、それがなかったんです。任せていただいたというか。秀樹さんの映像は、もう観てないものがないっていうくらい観てきているんですね。「傷だらけのローラ」に関して言えば、リリース直後のエネルギッシュな秀樹さん、紅白出場時の華やかな秀樹さん、年齢を重ねて色気の深い秀樹さん…その時々で「傷だらけのローラ」の歌い方ってまったく違うんです。今の自分とその時々の秀樹さんを照らし合わせながら、秀樹さんへのリスペクトと感謝を込めつつ歌うことができたと思います。
──NHKの番組『SONGS』で松本さんと共演されたほか、ライブにもゲスト出演されました。
新浜:2024年5月に行われた松本さんのソロツアーのビルボードライブ東京公演に、サプライズゲストとして呼んでいただいたんです。もう頭の中が真っ白だったんですが、イントロを迎えたときに、“ちょっと待てよ。松本さんの隣で、しかも「傷だらけのローラ」を歌えるなんて、こんな最高な状況なんてないじゃん”と思ったら緊張も何もなくなり、ただただ幸せな気持ちで歌うことができましたね。実はリハーサル時、松本さんから「なにも不安なところがないよ」って一発でOKをいただくことができまして。逆にそれがプレッシャーになったりもしたんですが、最高の経験でした。松本さんのギターって、本当に歌ってるんです。弾いてるっていう感じを超越して、こんなギター聴いたことない!って思いました。
──そのときの映像が、初回特典で観ることができます。
新浜:これは皆さんにぜひ観ていただきたいですね。もうひとつエピソードがありまして、松本さんのビルボードライブ大阪公演にも行くことができたんですよ、ゲストではなく、本当に見学させていただけるということで。ところが、そのアンコールで松本さんが、「実は今日、新浜レオン君が会場にきてくれています」ってステージ上でおっしゃって。「せっかく来てくれたんだし、歌っちゃおうか」と呼ばれ(笑)。サプライズというかドッキリのような形だったんですけど、再びただただ幸せな気持ちで歌わせていただきました。
──松本さんといい、木梨さんといい、レオンさんの実力を高く評価したうえで可愛がっていることがわかりますね。皆さん、一度ではなく何度も一緒にやりたいと思ったということでしょうから。さて、9月21日に成田国際文化会館で<新浜レオンファーストコンサートツアー ~全てあげよう~>が開催されます。
新浜:昨年は渋谷公会堂で5周年記念コンサートを開催して、今年は地元・千葉県の成田でやりたいと。成田は僕にとっての原点でもあるんです。成田山新勝寺でデビューイベントを行ったり、プライベートでは生まれてからずっと成田山へ初詣に行っていたり、僕にとっては大切な地なんです。そういった意味でも、非常にありがたい1日になりそうですね。
──どんなコンサートにしたいと考えていますか?
新浜:従来の演歌・歌謡曲とは異なるステージ作りをテーマにしています。僕はデビュー前から思っていたことがありまして。“演歌・歌謡曲は古い”という若い世代が抱くイメージを覆したいんです。それを体現できるコンサートにしたいですね。
──演歌・歌謡曲というと、大ベテランのミュージシャンでバックを固めるイメージですが。
新浜:それが今回は、僕の所属レコード会社B ZONEらしく、ローサウンドがしっかり聴こえるロックバンド的な音に仕上がっていますし、バンドメンバーは全員僕より年下です。そして、ダンサーは同世代の男性のみで構成。これも演歌・歌謡曲のコンサートではまずないと思うんです。今年、ブルーノ・マーズさんのライブを観に行ったんですが、楽器隊にも振り付けがあって一緒に踊ってたり、そういうエンターテイメントなライブに刺激を受けたんですね。アッパーな曲ではみんな立ち上がって、お子さんも大人も楽しめるコンサートにしたいと考えています。
──今後の目標はやはり紅白でしょうか。
新浜:やっぱり、そこですね。木梨さんに恩返しをしたい。それに紅白は僕にとっての甲子園なんです。高校野球では甲子園に行けなかったので、歌手では実現させて、皆さんと一緒に紅白の景色を見たいなと思っています。
取材・文◎牧野りえ
■6thシングル「全てあげよう」追撃盤
※全5種共通:1,350円(税込)
▼封入特典
「全てあげよう」メロ譜封入
※初回生産封入特典:新浜レオントレーディングカード1枚ランダム封入(全10種)
【盛り上がレオン盤】JBCK-6008
1. 全てあげよう
2. 全てあげよう with 木梨憲武
作詞作曲:所ジョージ
3. 全てあげよう (オリジナルカラオケ)
4. 全てあげよう with 木梨憲武 (オリジナルカラオケ)
【あなたの色に染まレオン盤】JBCK-6009
1. 全てあげよう
2. くちづけ
作詞作曲:所ジョージ 編曲:沼井雅之
3. 全てあげよう (オリジナルカラオケ)
4. くちづけ (オリジナルカラオケ)
【恋焦がレオン盤】JBCK-6010
1. 全てあげよう
2. 恋にゆれて
作詞作曲:所ジョージ 編曲:LEON 97-BAND
3. 全てあげよう (オリジナルカラオケ)
4. 恋にゆれて (オリジナルカラオケ)
【虫刺さレオン盤】JBCK-6011
1. 全てあげよう
2. 夏の香り
作詞作曲:所ジョージ 編曲:沼井雅之
3. 全てあげよう (オリジナルカラオケ)
4. 夏の香り (オリジナルカラオケ)
【れおすけ盤】JBCK-6012
1. 全てあげよう
2. 奇跡を信じよう
作詞作曲:矢吹俊郎 編曲:矢吹俊郎&中村修司
3. 全てあげよう (オリジナルカラオケ)
4. 奇跡を信じよう (オリジナルカラオケ)
■<新浜レオンファーストコンサートツアー 〜全てあげよう〜>
open14:00 / start15:00
▼チケット
全席指定7,000円(税込)
※3歳以上チケット必要。2歳以下入場不可
(問)ハンズオン info@handson.gr.jp
関連リンク
◆新浜レオン オフィシャルTwitter
◆新浜レオン オフィシャルInstagram
◆新浜レオン オフィシャルTikTok
◆新浜レオン オフィシャルYouTubeチャンネル
◆インタビュー【2】へ戻る
◆インタビュー【1】へ戻る
この記事の関連情報
『第75回NHK紅白歌合戦』、初出場10組のコメント到着
『第75回NHK紅白歌合戦』出場者発表
木梨憲武、「No Limit feat. AK-69」MV公開+リリイベ<ヤーマン会>開催も
【ライブレポート】新浜レオン、地元・千葉で開幕した全国ツアー初日に木梨憲武がゲスト出演「ここからが勝負です!」
【レポート】新浜レオン、公開リハーサルで「9人といえば野球のスタメンの数」
木梨憲武、3rdアルバム『木梨ソウル』に松本孝弘、AK-69、AI、松下洸平など豪華ゲスト陣
木梨憲武、2年4ヵ月ぶりアルバム『木梨ソウル』を10月リリース
木梨憲武、所ジョージ作詞作曲による1年9ヶ月ぶり新曲「きみのたこ焼き」を配信開始
新浜レオン、木梨憲武プロデュースにして所ジョージ作詞作曲による新曲「全てあげよう」MVの見どころは“膝スラ”