【俺の楽器・私の愛機】1696「共に暮らして半世紀」

【グレコ　SG600】（京都市　ヒカルん　古希）


友人が1972年に購入したものを、ギブソンのSGを買ったため定価の半額で譲り受けました。

友人がピックアップのカバーを外してしまってたので、フロントの音量が少なく、また音もシングルの、しかもリアピックのような硬い音になっていたので、ほとんどリアピックアップしか使ってませんでした。

このギターでライブハウスやあちこちの学園祭、レンタカーを借りて前橋市まだ遠征もしました。

バンドを解散して時間があったので、自分がデザインした絵を友人にプラカラーで描いてもらいました。

その後、ギブソンのレスポール、フライングＶ、フェンダーのストラト等を購入して、出番は無くなってきましたが、近所に工房を構えていたビルダーさんに内部の配線、ネックの反り、フレットのすり合わせ等のフルメンテナンスをしてもらい、ピックアップもディマジオのスーパーディストーションに変更、見事に生き返りました。

ただ、友人（故人）の描いた絵は劣化して剥がれ出しているので、おとなしい演奏の時に使ってます。


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凄いペイントじゃないですか。これは急いでラッカーか何かでコーティングしないと。絵心とスキルを持った友人の魂がこもっている気がします。ギターはいわゆるグネコ・ロゴ時代。すでに50年以上の年月経過だなんて日本のエレキギターの歴史もずいぶん深くなったことを痛感しました。コピーの再現度は今ひとつだとは思いますが、グレコで青春を燃やしそのままプロへと羽ばたいたギタリストがどれだけいた事かを考えると、日本の音楽シーンを底支えしてきた影の功労者でもありますよね。そしてヒカルんさんの伴侶でもあった。十分にいたわりつつも、いつまでも現役としてガンガン鳴らしてください。（BARKS 烏丸哲也）


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