全英アルバム・チャート、エミネムが新作で11作目の1位獲得
今週のUKアルバム・チャートは、エミネムの最新作、通算12枚目のスタジオ・アルバム『The Death of Slim Shady (Coup de Grâce)』が初登場で1位に輝いた。スタジオ・アルバムではサード『The Marshall Mathers LP』(2000年)から連続10作目、ベスト盤『Curtain Call – The Hits』(2005年)を含めると11作目の全英NO.1アルバムとなった。
11作はUKチャート史上5番目に最多で、デヴィッド・ボウイ、U2、ロッド・スチュワートと並ぶ。
2位は先週と変わらず、テイラー・スウィフトの『The Tortured Poets Department』がキープ。3位に、英国人のシンガー・ソングライター、Griffのファースト・アルバム『Vertigo』が初登場した。
今週はこのほか、UK のロック・バンド、トラヴィスの10枚目のスタジオ・アルバム『L.A. Times』が4位、ロンドン出身のシンガー・ソングライター、キャット・バーンズのデビュー・アルバム『Early Twenties』が7位にチャート・インしている。
シングル・チャートの1~2位は先週と変わらず、サブリナ・カーペンターの「Espresso」が1位、「Please Please Please」が2位をキープし、サブリナは5週連続でトップ2を独占した。5週間はエド・シーランと並び、歴代最長となる。
3位も先週同様、Shaboozeyの「A Bar Song (Tipsy)」がキープ。今週新たにトップ10入りしたニュー・シングルはなかったが、サッカー英国代表の応援歌、コメディアンのDavid BaddielとFrank Skinner、ロック・バンド、ライトニング・シーズによる「Three Lions」が<UEFA EURO 2024>の開催により先週の20位から8位に大きく再浮上し、1996年にリリースされてから通算16週目となるトップ10入りを果たした。
Ako Suzuki
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