【インタビュー】<LuckyFes'24>出演・7ORDER、新体制で夏フェス初出演「炎天下にも負けないライブモードの7ORDERを観ていただけたら」

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◼︎今後の7ORDERは世の中との“接地面”を増やしていきたくて

──皆さん流のフェスを楽しむ極意とは?

真田:服装はポイントですよね。フェスに慣れている方々は、おしゃれかつ暑さ対策もばっちりという最適解を叩き出しているので、フェスに慣れていない方々はそういう人たちのファッションチェックをするのもおすすめです。

諸星:あと夏フェスは女の子が可愛く見えますよね!(笑)

安井:それはスキー場のゲレンデマジックじゃん(笑)。

諸星:楽しんでる姿は魅力的ってこと!(笑)。お昼にはしゃぎすぎて夕方眠くなって、目が覚めたときにライブをしている人たちのステージを観て気持ちよくまどろんで、夜復活するのも楽しいよね。

真田:アーティストのグッズを持ってる人も多いから「あの人あのアーティストが好きなんだ!」みたいにちょっと声かけてみたり。フェスの開放的なムードだと、気軽に知らない人と話せたりもしますよね。

安井:そうやって楽しむためには、さなぴーが言っていた通り服装が大事! 特に靴! たくさん歩くから足に合った靴にしないと疲れちゃうし、ヒールだとケガしちゃうかも。

真田:ケガで思い出したけど、みんなで行ったフェスはモッシュがOKだったんです。それで何もわからないやっさんが、モッシュに飲まれちゃってボロボロになって……。

諸星:モッシュが引いたときに、膝を擦りむいた安井が倒れてました(笑)。

安井:あのときの俺は完全に『ドラゴンボール』の“サイバイマンにやられたヤムチャ”だった(苦笑)。夏フェスだから普段着ないノースリーブとか着ちゃお!みたいになるのもいいけど、TPOに合った服装がいいですね。

──いろんな楽しみ方ができるのもフェスの良さですが、そういうなかでパフォーマンスをするのはどうですか?

安井:まだまだそんなに野外フェスの経験がないんですけど、前にサッカースタジアムで開催されたフェスに出たときに、後ろのほうでごはんを食べながら観てくれている人の姿が見えたんですよね。だから「奥のほうの人~!」みたいに声掛けた気がする。

諸星:結構後ろのほうのお客さんにちゃちゃ入れたね(笑)。

安井:僕もお客さんでフェスに行ったとき「後ろのほうにいる人、ちょっと聴いてって!」みたいに声を掛けてもらったことがあって、そのときにうれしかったんです。だからお客さんをいじりたくなっちゃう(笑)。フェスだと7ORDERの後に出るアーティストさんを待っているお客さんが7ORDERを観ていることもあると思うんですけど、そういう人たちの思い出にも残るライブはしたいですね。

諸星:全体的に「多分こいつらなんかいいやつらっぽいな」みたいなイメージではいきたいよね(笑)。

安井:わかる(笑)。でもギャップは見せたいよね? 数十分のステージでも「山椒は小粒でもぴりりと辛い」みたいな感じで、1曲はエッジの効いたものを入れられると、自分たちのスタンスやカラーが伝わりやすい気がするんです。

──阿部顕嵐さんが俳優活動に専念するということで7ORDERは5人体制でのステージを開始しましたが、そちらの調子はいかがですか?

安井:僕らはメンバーそれぞれ担う場所が違うし、それぞれの個性を尊重して歌割りやステージングを組んできていたので、5人はやっぱり正直寂しいです。「Get Gold」の顕嵐のラップの部分も、顕嵐にラップをしてもらうために作ったパートだから他のメンバーが歌うは違うよねという話でまとまったので、モロのサックスソロにしています。全部を5人で再構成するのではなく、そういう選択をするのが7ORDERらしいなと思っています。メンバーのチーム力を感じました。

真田:ライブで5人編成にするにあたって音源を何度も聴いて練習するんですけど、注意深く聴くから「あいつこんなふうに歌ってたんだ」「ここすごくうまいな」と知るんですよね。それを踏まえたうえでどうするかを考えるので、物語がつながっている感覚があって。「今まで過ごしてきた時間があってこそ今という時間は存在するし、前に進んでいくんだな。全部が人生だな」と心から思うんですよね。だから今はがむしゃらながらに1歩ずつ前に進んでいる感覚があるし、そういう姿で誰かを勇気づけられたらいいなという気持ちはあります。そういう思いのもと、新曲の「But(裏)」と「But(表)」は、7月のワンマンツアー<7ORDER NEW SINGLE RELEASE TOUR 2024>に向けて練習しているところですね。

──7月1日リリースのシングル「But」に収録される「But(裏)」と「But(表)」は“バージョン違い以上 別曲未満”な関係性だと思います。どのような着想から制作をスタートさせましたか?

安井:1曲の中でダンスとバンドを両方見せる曲はこれまでもあったけれど、同じメロディの曲を片方はバンドバージョン、もう片方はダンスバージョンにすることが初めての挑戦で。どうなるのか読めないまま、手探りで走り始めたんです。それで作詞に参加してくださったボイストレーナーのChicaさんや、作曲をしてくださったFzさんとたくさん話して、だんだん曲の性格が見えてきて。レコーディングとMV撮影をするなかでだんだん輪郭が見えてきたんです。

諸星:その結果、ミニマルなビートの「But(裏)」は第1章と第2章の狭間にいた頃の自分たちの感覚や感情をそのまま真空パックできた曲になったと思います。そのぶん歌うたびにメンタルが削られるんですけど、あのときの気持ちをちゃんと曲として残せたことは7ORDERにとってのちのち財産になると思うんです。逆にポップパンク調の「But(表)」はライヴをやりながらどんどん育っていく曲だと思っていて。どんどん解釈も変わってくるし、サウンドも変わっていく気がするんです。





──「But(表)」はバンドサウンドという生ものだからこそ、その時その時の7ORDERの心情や感覚、思考が音に反映されるかもしれないですね。

諸星:多分この先7ORDERはどんどん変わっていくと思うんです。僕たちも日に日に年齢を重ねていって、ビジュアルのイメージも変わって、自分たちの体感も変わってくる気がしていて。1年後、2年後と「But(表)」がどういう曲になるのかがすごく楽しみだなと、ツアーのリハーサルをしながら考えていました。

安井:「But(表)」は音の力もあって希望を感じられる曲になっているし、今後もどんどん誰かのための歌に変わっていくポテンシャルもあるけど、きっと「But(裏)」はずっと歌い続けても、歌うたびにあのときの気持ちに戻る気がする。誰かに届けるためではない、ほんと超自分たちのための歌なんです。

真田:今までの7ORDERは、ここまで自分たちの心情や心の内をがっつり書いたことがなかったんですよね。

安井:さなぴーは昔から「7ORDERにはあんまりネガティヴなことを言わせたくない」って言ってたもんね。でも第2章として動き出すためにも、自分たちを客観視せず、正直に「俺らっていまどんなことを思ってんるんだっけ」「何が嫌なんだっけと」「何が引っかかるんだっけ」「でもどうしたいんだっけ」と主観的な目線を大事にする必要があったんです。

──でも驚きも違和感もありませんでした。それはこれまでも7ORDERの表現の端々から、そういう繊細さを持った人たちだということが我々リスナー側にも伝わっていたからだと思います。

諸星:これまでは正直な感情を表現することへの恐怖があったんですよね。でもChicaさんの力も借りながら今回みんなでそういう歌詞を書いてみて、1歩先に進めたかもしれない、一皮むけられたかな?と感じています。次は早く楽しい曲をお届けしたいね!

安井:そうだね。「But」を経て次はどんな曲を届けられるのかがすごく楽しみです。

──7ORDERはどんどん前例のない道を突き進んでいきますね。

諸星:そういう道を歩むぞ!と思ったことはないんですけどね……見えない力によってそっちに背中を押され続けている気がします(笑)。

安井:ほんとだね(笑)。

諸星:「逆境だね」と言われることも多いし、真剣に悩んだり苦しむこともあるけれど、基本はケラケラしてるし。

真田:そうだね。笑ってるときのほうが多い。

諸星:「やべえ!」って言いながら笑ってるよね(笑)。

安井:『ONE PIECE』の“麦わらの一味”もそうじゃん?(笑)。いろいろあるけれど、楽しくやらさせてもらっています。それもひとえに、本当にいろんな方々のご縁があるおかげですね。

──<7ORDER NEW SINGLE RELEASE TOUR 2024>でも<LuckyFes'24>でも、一皮むけた7ORDERが観られそうですね。

安井:今ツアーリハで「But」に反映させたメンタリティをフィジカルなところに落とし込んでいるところなんです。そこで見えてきたこともいろいろあって、それをリリースツアーでもお見せしたいと思っているんですよね。だから<LuckyFes'24>の頃にはライブ仕様の身体になってるんじゃないかな。炎天下にも負けないくらい調子がいいと思うので、ライブモードの7ORDERを観ていただけたらなと思います。

──この暑い夏を超えたら、また新しい7ORDERが生まれてくるのだろうなと。

安井:お客さんの前でパフォーマンスするからこそ浮かび上がってくる課題って、やっぱり毎回あるんですよね。そういう意味でも今後の7ORDERは世の中との“接地面”を増やしていきたくて。自分たちの世界やマップを広げていく活動をしていきたいと思っています。萩ちゃん(萩谷慧悟)もいま初めてのミュージカルをやっていて、ここでまだ新しい接地面が生まれたなと思っていて。どんどん皆さんにお見せする機会を作って、どんどんブラッシュアップしていきたいですね。

取材・文◎沖さやこ

<LuckyFes'24>出演アーティスト

DAY1:7月13日
AMEFURASSHI with RAM RIDER/ALI/石井竜也 with 杏里/ウルフルズ/大塚 愛/加藤ミリヤ/氣志團/クラウド・ルー(盧廣仲)/THE PRIMALS/The Wasabies/J-JUN/私立恵比寿中学/水曜日のカンパネラ/SUPER★DRAGON/SCANDAL/すりぃ/7ORDER/Chillies special guest MORISAKI WIN/デラックス×デラックス/冨岡愛/Night Tempo with FANCYLABO/ばってん少女隊/ハルカミライ/一青窈/FLOW/森高千里/yama/燐舞曲 /(O.A)Ashley/(O.A)SHOWROOM<New> 等

DAY2:7月14日
相川七瀬/Aile The Shota/打首獄門同好会/Xdinary Heroes/XY/岡崎体育/KREVA/ケプラ/ゴールデンボンバー/SILENT SIREN/THE BACK HORN/The BONEZ/JY(KARA)/Jams Collection/SKRYU/竹原ピストル/超ときめき(ハート)宣伝部/t-Ace/西川貴教/Novelbright/ハラミちゃん/FUNKY MONKEY BΛBY'S/藤巻亮太/HEY-SMITH/MAN WITH A MISSION/MUCC/Mega Shinnosuke/Roselia/(O.A)ちたへんりー 等

DAY3:7月15日
新しい学校のリーダーズ/石崎ひゅーい/Ink Waruntorn/edhiii boi/n.SSign/KISS OF LIFE/CANDY TUNE/KOTORI/Conton Candy/Chevon/シャイトープ/Juice=Juice/四星球/杉山清貴&オメガトライブ/Da-iCE/高嶺のなでしこ/高橋優/TETORA/Def Tech/トンボコープ/NEWS/Novel Core/FRUITS ZIPPER/bokula./ヤングスキニー/RAISE A SUILEN/ROTTENGRAFFTY/(O.A)IVVY/(O.A)ジョナゴールド 等

[ドコモCSpresents Lucky Space]
DAY1:7月13日
Groove Nomad Orchestra/佐咲紗花/The Wasabies/DJみそしるとMCごはん/根本凪/ひとりスキップカウズ(イマヤス)/マシコタツロウ special guest 加藤里保菜/REBOUND/ROCKETMAN/(O.A)おとじゃくし 等
DAY2:7月14日
磯山純/イバラッパー a.k.a イバラキング/京太朗と晴彦/つじりお/DJ SEIRA/DJ YU-KI 等
DAY3:7月15日
Idol to LuckyFes(Palette Parade・さよならステイチューン・アイオケ・メイビーME)/安達勇人/宇宙まお/クリトリック・リス/KEN EBISAWA/DJデッカチャン/HIKKA 等

<LuckyFes'24>チケット詳細

LuckyFesのチケットは、LuckyFMチケット販売システム「いばチケ」・ローソンチケット・チケットぴあ・イープラス・楽天チケットにて一般販売中
◇チケット種別
(1日券) 大人:12,800円、中高生6,400円
(2日通し券) 大人:24,000円、中高生12,000円
(3日通し券) 大人:35,000円、中高生17,500円
*すべて税込価格
* 小学生以下は入場無料(チケット保有の保護者1名につき2名まで)。高校生以下の方は未成年者であることから保護者扱いからは除外とさせていただきます。

◇一般販売
プレイガイド:LuckyFMチケット販売システム「いばチケ」/ローソンチケット/チケットぴあ/イープラス/楽天チケット
LuckyFesチケットページ: https://luckyfes.com/ticket/
LuckyFMチケット販売システム「いばチケ」: https://www.funity.jp/tickets/ibatk/showlist

ローソンチケットLuckyFes特設ページ: https://l-tike.com/concert/luckyfes/
チケットぴあ: https://t.pia.jp/
※検索窓から「LuckyFes」と検索してください
イープラスLuckyFes特設ページ: https://eplus.jp/sf/detail/3629810001?P6=001&P1=0402&P59=1
楽天チケットLuckyFes特設ページ: https://ticket.rakuten.co.jp/music/fes/RT1D002/

■海外在住者向け(抽選)※国際クレジットカード対応
ローソンチケット: https://l-tike.com/st1/wis1tmxfy3r9e8d91y7d/Tt/Ttg010agreement/index
イープラス: https://ib.eplus.jp/luckyfes2024
KKday: https://www.kkday.com/ja/product/181506

◇LuckyFes’24 前方エリア優先入場券のご案内
申込期間:2024年6月22日(土)10:00~6月26日23:59
確定連絡:2024年6月29日(土)10:00
料金:500円( 発券手数料・先行予約手数料・消費税含む )
対象アーティスト:RAINBOW STAGE・WING STAGE出演の全アーティスト(オープニングアクトは除く)
お申込みページ: https://www.funity.jp/tickets/ibatk/showlist

◆ふるさと納税 LuckyFes'24チケット
茨城県ひたちなか市のふるさと納税のお礼の品として、LuckyFes'24のチケットの提供をしております。ひたちなか市のふるさと納税を活用することにより、ひたちなか市の財源を増やし、フレンズの経済的負担を軽減させて、LuckyFesのフレンズを増やすことができる三位一体のメリットを享受することができます。ぜひご利用ください。
※ふるさと納税の受付は6月22日(土)までとなります。
【7/13 1日券・1枚】LuckyFes’24 チケット
https://www.satofull.jp/products/detail.php?product_id=1487313
【7/14 1日券・1枚】LuckyFes’24 チケット
https://www.satofull.jp/products/detail.php?product_id=1487319
【7/15 1日券・1枚】LuckyFes’24 チケット
https://www.satofull.jp/products/detail.php?product_id=1487328
【7/13‐15 3日通し券・1枚】LuckyFes’24 チケット
https://www.satofull.jp/products/detail.php?product_id=1487333

リリース情報

「But (表)」
2024年5月24日(金)配信
https://linkco.re/xy7hZ1tV

「But (裏)」
2024年5月22日(水)配信
https://linkco.re/1A4bBNqh

CD「But」

2024年7月1日発売

■収録内容(通常盤、Lucky's club数量限定盤ともに同じ内容になります)
1. But (裏)
2. But (表)
3. gakuya

■発売形態
【通常盤・CD】
品番:SORC-1005
価格:¥1,320 (税込)
レーベル:7ORDER RECORDS

【Lucky's club数量限定盤・CD】
品番:SORZ-1006
価格:¥2,200 (税込)
レーベル:7ORDER RECORDS
仕様・封入物
・三方背BOX
・メンバー別絵柄アザージャケット(6種セット)
・オリジナルB4サイズポスター

【販売場所・日時】
■7ORDER OFFICIAL STORE
2024年7月1日(月)12:00〜 販売開始
・通常盤
https://7order.official-ec.store/products/sorc-1005
・Lucky's club数量限定盤
https://7order.official-ec.store/products/sorz-1006

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