【年始特集】2024年を席巻するのは? アニバーサリーアーティスト特集

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アーティストにとって節目となる周年は、本人たち、そしてファンのどちらにとっても特別な意味合いを持つ。

2024年は十干では甲、十二支では辰にあたるため、甲辰(読み:きのえたつ)の年となるそうだ。新しいことを始めて成功する、今まで準備してきたことが形になるといった、縁起の良い年になると考えられているこの1年を席巻するアーティストは誰なのか。

ここでは、結成35周年イヤーに過去最大規模の全国ツアーを予定しているLUNA SEAや、デビュー30周年を迎えバンド史上初となる夏フェス出演を掲げるGLAYなど、BARKS読者からの注目度も高いアーティストをピックアップし紹介する。

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■LUNA SEA

2024年、結成35周年イヤーを迎えるLUNA SEAは、先ごろ開催されたカウントダウンライヴ<UN ENDING STYLE -COUNTDOWN SPECIAL->で過去最大規模となる全国ツアーの開催を発表した。その詳細は後日明かされる予定だ。


2023年11月にセルフカバー『MOTHER』『STYLE』を二作同時リリースし、オリジナル盤発売当時のツアーを再構築した画期的な<DUAL ARENA TOUR 2023>を開催。そのファイナルとなったカウントダウンライヴのステージ上では「最強のバンドが、さらに絆を最高にしたツアーになった」(INORAN)とバンドの状態の良さと充実感が語られた。そして結成35周年に開催される過去最大規模の全国ツアーは、LUNA SEAの未来をますます輝かせるものになるはずだ。

■GLAY

5月25日にデビュー30周年を迎えるGLAYの周年テーマは「GLAY EXPO(GLAY博覧会)」。5月に30周年記念ニューシングルリリース、6月8日・9日には約5年ぶりとなるベルーナドーム(西武ドーム)で<GLAY 30th Anniversary GLAY EXPO 2024-2025>を開催するほか、バンド史上初となる夏フェス出演を掲げるなど「今のGLAY」を知る機会が盛り沢山で、まさに周年そのものが「GLAY EXPO」になりそうだ。

(c)尾田栄一郎

また周年を象徴するロゴ・キービジュアルは、『ONE PIECE』原作者の尾田栄一郎が手掛けた。ほかにも、2024年に放送されることが決定したアニメ『グレンダイザーU』のオープニングテーマを担当することも決定している。

■THE YELLOW MONKEY

結成35周年イヤーの2024年元旦に新曲「ホテルニュートリノ」をリリースしたTHE YELLOW MONKEY。4月27日には、バンドにとって約3年半ぶりのライブとなる東京ドーム公演を行う。同公演の直前にファンミーティングを全国のZeppで開催することも発表された。

2023年、吉井和哉が十分な歌唱の準備を整えることができないと判断し、12月28日の日本武道館ライブは中止に。しかし、同日武道館で無観客生配信イベントを行い、アコースティックver.で2曲をサプライズ披露。順調に調整が進んでいることを示した。一夜限りの東京ドーム公演、そして今後のTHE YELLOW MONKEYの展開に注目だ。

■Ken Yokoyama

シングルシリーズ三部作リリースや、日比谷野外大音楽堂とLINE CUBE SHIBUYAといった席有りワンマン開催など、2023年の展開はKen Yokoyamaにとって冒険であり、挑戦の連続だった。そしてそれらはアルバムへの布石でもあることも語られていた。

Ken Yokoyama名義での活動20周年となる2024年、1月31日には8thフルアルバム『Indian Burn』をリリース。2月からは全15都市を廻るレコ発ツアー<Indian Burn Tour>を開催することが決定している。

■東京スカパラダイスオーケストラ

デビュー35周年イヤーの幕が開けた1月1日に、最新アーティスト写真を公開した東京スカパラダイスオーケストラ。船の帆の前で白のスーツを身に纏ったスカパラメンバーが35周年の先の未来へ向けてここからもう一度大海原に出航していく──という決意に満ちた最新アーティスト写真に表されている通り、2024年も新曲やニューアルバムをリリースしていく予定だという。

中でも注目のライブは、11月16日にスカパラ史上最大の作戦ともいえる阪神甲子園球場でのライブ。これはスカパラにとって初めてのスタジアムライブだ。これ以外にも、数多くのライブを繰り広げていくとのことなので楽しみにしたい。

■DIR EN GREY

DIR EN GREYは1月17日に、デビュー25周年を記念したニューシングル「19990120」をリリースする。これはX JAPANのYOSHIKIプロデュースで1999年1月20日に同時発売された、3枚のメジャーデビューシングル「アクロの丘」「残-ZAN-」「ゆらめき」より3曲を再構築した作品だ。

さらに、4月より全国14都市でホールツアー<TOUR24 PSYCHONNECT>を開催することも発表されている。ツアータイトルの“PSYCHONNECT”は1999年に開催されたツアーと同タイトルとなっており、期待が高まる。

■ROTTENGRAFFTY

2023年12月に自身主催の冬フェス<響都超特急2023〜KYOTO ULTRA EXPRESS〜>を成功させたROTTENGRAFFTYは、2024年1月5日から25周年の幕開けとなる<ROTTENGRAFFTY 25th Anniversary "Blown in the Reborn Tour">をスタートさせた。MASAHIKO (G)の正式加入後、初となる同ツアーは9月26日の盛岡club CHANGE WAVEまで、全42公演のロングスケールで実施されるものとなる。

なお、ROTTENGRAFFTYは10月6日の“逆ロットンの日”に<響都超特急>開催地の京都パルスプラザにてワンマン<ROTTENGRAFFTY 25th Anniversary 響都グラフティー>を開催することも決定している。

■UNISON SQUARE GARDEN

7月24日にバンド結成20周年を迎えるUNISON SQUARE GARDENは、1年間を20th Anniversary project“20年目のプロローグ”とし、様々な企画を展開していく予定だ。2024年7月24日、25日、26日には、9年ぶりの日本武道館ライブを開催する。

20周年イヤーの最初を飾るライブツアーは2月から開催されるFC会員限定ツアー<UNICITY Vol.2>だ。4月には2014年にリリースした『Catcher In The Spy』を引っさげたライブを再現するリバイバルツアー第3弾<Revival Tour “Catcher In The Spy”>を開催。7月には20周年を記念した SPECIAL BOXのリリースも決定している。

■9mm Parabellum Bullet

9mm Parabellum Bulletは、結成20周年イヤーを迎えるにあたり、1月1日に新アー写を公開した。20周年の特設サイトも同日オープンし、今後続々と20周年特別企画が発表される予定だ。

2023年9月には9年ぶりとなる日本武道館公演を行った。記念すべき20周年となる結成日の3月17日には、東京・Billboard Live TOKYOにて、自主企画イベント20回目となる<カオスの百年 vol.20>を開催する。二部公演で、昼の部は男性限定公演、夜の部は女性限定公演となる。

■フジファブリック

デビュー20周年のフジファブリックは、1月にニューアルバムをリリースする。そして2つのアニバーサリーライブを開催することが発表されている。節目にリリースされるアルバムは、約2年10ヶ月ぶり12枚目のアルバムで、“20年の活動の集大成として強い想いを込めた作品”とのことだ。

アニバーサリーライブの1つ目は、毎年恒例となっている、バンドのデビュー日の4月14日に行われる。2つ目のライブは8月4日、フジファブリックにとっては初となる東京ガーデンシアター公演となる。

■ファンキー加藤

ソロデビュー10周年イヤーに突入したファンキー加藤は、2月14日に4年ぶりの新曲を配信リリースする。2021年に再始動したFUNKY MONKEY BΛBY’Sでの経験も反映されている新曲の詳細は後日発表される。

ソロでの活動にて、これまでアルバム4枚、シングル9枚をリリースしてきたファンキー加藤。4月28日には、東京・日比谷野外大音楽堂にて3年ぶりのソロワンマンライブ<ファンキー加藤ソロデビュー10周年記念ライブ「I LIVE YOU 2024 in 日比谷野外音楽堂」>を開催する。

■MADKID

結成10周年を迎えたMADKID。アニメ『佐々木とピーちゃん』オープニングテーマ「FLY」を1月5日にリリースした。1月17日には<OTOKOMAE フェス>に出演。このほか、ライブやイベントの開催が続々と発表されている。

2023年には2度目の<アニメロサマーライブ>に出演を果たし、女性ファンだけでなく男性ファンも増加中のMADKID。YOU-TAは10周年のテーマを「挑戦」と語っており、歩みを止めない強い決意を示している。

■植田真梨恵

メジャーデビュー10周年を迎える植田真梨恵は、2024年1月21日の福岡大名ライブハウス 秘密より12ヵ月連続ワンマン<2024 Ueda Marie Major debut, 10 YEAR kinen Live きらめきとためいき>を開催する。

<2024 Ueda Marie Major debut, 10 YEAR kinen Live きらめきとためいき>は、retro BackPage、音楽喫茶ヲルガン座、高田世界館など独特な会場の雰囲気を活かした弾き語りや、ライブハウスでのフルバンドなど、会場ごとの楽しみ方を満たしたステージになるとのことだ。

文◎東 純史(BARKS)

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